2022年 Precious 10月号の「好きなコーディネート」1位～10位を発表します
ラグジュアリーファッション誌『Precious（プレシャス）』10月号をお読みいただいた方へのアンケート調査（ネットアンケート＆郵便はがき）にて、「好きなコーディネート」に選ばれた着こなしを、その理由とスタイリングのコツを交え、ランキング形式でご紹介します。
今回10位～1位に選ばれたコーディネートは、ビジネススタイルの鮮度をアップするジャケットとボリューム・スカートを使ったスタイリングが圧倒的多数を占める結果に！ 信頼感を醸し出す上質で洗練されたベーシックを基軸としながらも、華やかさを加えることで今年らしい着こなしに仕上がっている点が支持されたようです。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか？
【10位】白のボウタイブラウス×カシミアウールの黒スカート
ミリタリー風のテープのあしらいがモダンに映えるカシミアウールのボリューム・スカートは、ほんのり辛口なムードが漂う一着。シルクのボウタイブラウスと合わせれば、自分らしさを貫くタフさと周囲を和ませる優美さを兼ね備えた装いに。
オフィスで浮かない上品シックな佇まいであると共に、おしゃれをして出かけたい場にもマッチするエレガントな存在感が、「オン・オフ問わない着こなし」として評価されました。
【9位】黒のツイードジャケット×スリーブレスニット×プリーツスカート
「異素材ミックスが効果的に映えるオールブラック」「上品なだけでなく洒落感も演出できる」と、黒のワントーンを表情豊かに仕上げたコーディネートがランクイン。
主役となっているのは、ゴールドボタンが華やかなアクセントを添えているツイードのショートジャケット。柔らかな質感によってカーディガン感覚で着用でき、秋と冬をつなぐブリッジアイテムとしても活躍してくれます。
カシミアファーのスリーブレスニットと軽やかに揺れるプリーツスカート、艶のあるバッグ、ビジューをあしらったシューズ…と、少しずつ異なる素材感を重ねることが、脱・無難な黒への近道に！
【8位】黒のシャツカラージャケット×ペンシルスカート
キャリアを意識した読者から「凛としたシックで秋らしい装い」と支持されたのは、弁護士を想定してスタイリングされた着こなし。その存在感を決定づけているのは、袖を通した瞬間に気持ちが引き締まるようなシャツカラージャケットです。ウエストをシェイプしたコンパクトなシルエットとペンシルスカートがあいまって、すっと背筋が伸びたような佇まいを導きます。
また、襟元に艶やかなボウタイをひと巻きして、バランスアップさせているのもポイント。「首元のスカーフが上品なアクセントになっている」と着目した方が多くいらっしゃいました。
【7位】グレーのパンツスーツ×赤のローファー
この秋のトレンドカラー「赤」を取り入れて、ビジネスシーンの着こなしをフレッシュにアップデートさせたコーディネートを鈴木保奈美さんが披露。なかでも「きりっと有能そうな雰囲気が目を引く」「靴を差し色にしているのがおしゃれ！」と注目されたのは、メンズライクなパンツスーツに赤ローファーで外しを加えた装いでした。
シックなグレートーンのなかの赤は、クラシカルな美しさをたたえ、洗練度が大。スクエアトウやコバの張ったソール、チャンキーヒールなどが今らしさを主張します。
【6位】グレーのジャケット×スカート
仕事の場にふさわしい知的さとエレガンスを備えたグレーのワントーンコーデは、デザイン性の高いスカートで一気にスタイリッシュなムードが倍増！ メンズライクなファブリックで上下を揃えることでノーブルな迫力が生まれ、ボディラインの曲線を強調するジャケットが優美な気品を醸し出します。
「プリーツをアシメトリーに配したスカートが印象的」「秋らしい生地感がいい」「かわいさとエレガントさのバランスが絶妙」など、さまざまな声が寄せられました。
【5位】ミックスツイードのジャケット×黒ニット×ラベンダー色のパンツ
多忙なキャリア女性にとって理想の装いは、自分を鼓舞する洒落感とハードスケジュールをこなせる着心地のよさを兼ね備えていること。ソフトな質感のツイードジャケットが強い味方となってくれます。
ふくらみのあるブラックの糸に、ゴールドやラベンダーを織り交ぜたツイードは会食シーンまで活躍。襟から裾にかけてグログランリボンで施されたラインがすっきりと見せる後押しになるなど、華やぎと機能美を両立する素材とシルエットが秀逸です。
さらに多くの読者の関心を集めた決め手は、ツイードに用いられた色とリンクさせたラベンダー色のパンツとの組み合わせ。「カジュアルさを加えたツイードジャケットの着こなしが参考になる」「季節的に爽やかな色合いのパンツが新鮮」など反響を呼びました。
【4位】白のブルゾン×クルーネックニット×タックスカート
周囲まで明るく照らす白のワントーンでしなやかなリーダー像を目指した装いには、「女性らしい優しさときちんと感が両立している」「ビジネススタイルにボリューム・スカートを取り入れるお手本コーデ」などのコメントが。
タックのデザインが躍動的なシルエットをつくり出すスカートは、凹凸のある綾目が特徴のウールカルゼ素材で仕立てることで程よいボリューム感が生まれて。あえてかっちりとしたジャケットではなくブルゾンを選ぶのも、自由で柔軟な発想力が求められる今の時代にフィットした着こなしです。
【3位】黒のニット×ビビッドピンクのスカート
春夏で急上昇した鮮やか色のスカート人気は、秋冬も継続の模様。「コントラストがはっきりしていて惹きつけられる」という回答があったように、スカート以外はすべて黒で引き締めてモダンなテイストに仕上げるのが成功の鍵です。
また、上半身はコンパクトにまとめてスタイルアップさせるのもポイント。「色使いは華やかだけどデザイン自体はシンプルなので真似できそう」という方も多くいらっしゃいました。
【2位】チェック柄のジャケット×黒のニット×ベージュのイージーパンツ
辛口なスタイルに仕上がるボクシー型のジャケットを主役とした、ハンサムな仕事服の提案が2位にランクイン！ ボリューム感のあるシルエットに加えて、クラシカルなチェック柄やモードなボタン装飾のタイプなど、知性のなかにチャーミングな表情が浮かぶデザインを選ぶのがポイントです。
「ベーシックカラーをバランスよく組み合わせている」「定番のジャケットスタイルのようでいてちゃんと新しさがある」と好評だった理由は、程よい艶感のあるベルベット素材のイージーパンツを合わせて、こなれ感を演出している点も大きいようです。
【1位】グレージュのニット×パンツ×カシミアシルクのストール
『Precious』10月号の好きなコーディネート1位に輝いたのは、これまでランクインしてきたビジネススタイルではなく、スタイリスト・高橋リタさんが提案する休日「ドライビング・カジュアル」の着こなしでした。自粛ムードが一息ついて、遠出をしたい気分が高まっていることがうかがえます。
足を優しく包み込む山羊革素材のモカシンは、長時間の運転に最適。ベージュ系の洋服になじむニュアンスグレーを選択すれば、足元まで繊細な美意識が香る、大人の女性らしい品格カジュアルの完成です。さらに、アウター代わりのカシミアシルクストールで目線を上に誘えば、フラット靴でもスタイルアップ！
「上品なグレージュカラーの重ね方とスカーフ使いが素敵！」「洗練された統一感がありながらしっかりと目を引く」のほか、このストール使いがお気に入りの理由として多数あがりました。
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以上、ファッション誌『Precious（プレシャス）』10月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか？
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現在発売中の『Precious』11月号の＜ファッション大特集＞は、【この冬こそ、運命の「贅沢コート」に出合う】と題して、大西真理子さん、押田比呂美さん、高橋リタさん、三好 彩さんの人気スタイリスト4人が、Precious読者世代にふさわしい贅沢なコートをそれぞれの視点で厳選してご紹介しています。また、女優の宮沢りえさんが『Precious』に登場！ 新デザイナーを迎えた「ボッテガ・ヴェネタ」のコレクションをモード感たっぷりに着こなします。そのほか「淡色ダウンアウター」で楽しむ“ラグジュアリー・カジュアル”、頬に自信を取り戻す！ヘア＆メイクアップアーティスト黒田啓蔵さんの速攻“上げ”美容術、美肌自慢の美容賢者8人がリコメンド！大人が今季買うべき「ベストコスメ」、本当に美味しい「ごはん」が食べたい！、＜別冊付録＞“ロロ・ピアーナ”『コクーン』 極上のやさしさに包まれてなど、充実のラインナップです。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。
お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』11月号を是非、お買い求めください。
- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- BY ：
- 『Precious10月号』小学館、2022年
