美容エディターをはじめとする「美容のプロ」たちが、「本気でエイジングに挑んでいるコスメ」であると認めた2品を厳選。「なぜいいのか」そして「どんな効果があるのか」を、手放せない愛用名品、2017年後半に登場した新名品のふたつのコスメそれぞれに関して熱く語っていただきました。今回は、美容エディターの入江信子さんが選んだ、クリームと美容液のふたつの名品をご紹介します。

美容エディターの入江信子さんが選んだ名品クリーム&美容液

上から/クラランス ダブルセーラム EX 30ml ¥11,000、資生堂インターナショナル クレ・ド・ポー ボーテ ラ・クレーム n 30g ¥60,000(ともに税抜)
上から/クラランス ダブルセーラム EX 30ml ¥11,000、資生堂インターナショナル クレ・ド・ポー ボーテ ラ・クレーム n 30g ¥60,000(ともに税抜)

たるみ、シワ、くすみ……とエイジングトラブルが多すぎて、どこから手をつけていいのか悩ましい我が肌。こうした悩み全般を解消してくれてきた名品といえば、クレ・ド・ポー ボーテの「ラ・クレーム n」です。何しろ表皮、真皮、脂肪の3つの幹細胞や線維芽細胞のほか、たるみの原因となる脂肪細胞までも視野に入れ、あの手この手で肌を奥底から下支え。だからこそ翌朝すぐ肌がふっくらパンとして、続けるほどに厚みを持って、シワもなめらかになってくる、この問答無用の手応えに惚れ抜いているのです。

一方、2017年発売のケアで推したいのが、クラランスの「ダブル セーラム EX」。水性成分と油性成分を黄金比で配合した美容液は、肌の細胞間コミュニケーションに着目した技術がポイント。やはり内側から肌をふかっと立ち上げるのですが、と同時に、オイルの力で表面の艶やなめらかさ、バリア構築による潤い感がダイレクトに現れるのがいい。

年齢を重ねると、真皮に加え、表面のケアも大切であると実感。そうした気持ちにピタリと寄り添う名品コスメなのです。

■1:クレ・ド・ポー ボーテのクリーム「ラ・クレーム n」

美肌研究の英知を結集し、高機能クリームのブームを牽引してきたロングセラー。肌表面に艶を出すだけの小手先ではなく、真皮レベルからハリと輝きを生み出す最新テクノロジーを搭載。艶とハリが倍増し、肌年齢を巻き戻すような手応えあり。こっくりとした感触なのにスルッと溶け込む、乳化技術もさすが。

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■2:クラランスの美容液「ダブル セーラム EX」

油溶性と水溶性のふたつのセラムを、塗布する直前に混ぜ合わせるという、ダブル構造のボトルのパイオニア。昨年パワーアップしたこちらは、細胞間コミュニケーションを活性化し、肌の力を高める植物成分入り。みずみずしいハリ肌に変わる。

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年齢を重ねた肌には、真皮だけではなく表皮のケアも大切。入江さんが選んだクリームと美容液は、アンチエイジングに欠かせない、内と外の両面へのケアを同時にかなえてくれるのです。

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この記事の執筆者
TEXT :
入江信子さん ビューティエディター
BY :
『Precious2月号』小学館、2018年
メーカー、出版社勤務後、1997年フリーに。美容誌、女性誌を中心に、広告などでも活動中。守備範囲はスキンケア、メイクを中心とする美容全般。自身の経験を基にした、わかりやすく、大人の女性の身になった記事を心がけている。 好きなもの:プリントの服、料理すること(特にグラタンをこよなく愛する“グラタニスト”)と食べること、旅(主に香港とフランスの田舎)、スポーツ観戦(ふだんはサッカー。ワールドカップやオリンピックの時期は寝不足でフラフラに)、深夜のひとり家呑み、海外ミステリー小説、グレージュのネイル、“メゾン フランシス クルジャン”のフレグランス、麻のベッドリネン、白い器、トニー・レオン、『ダウントン・アビー』 
PHOTO :
戸田嘉昭・宗髙聡子(パイルドライバー)
EDIT&WRITING :
長田和歌子、荒川千佳子、佐藤友貴絵・五十嵐享子(Precious)
RECONSTRUCT :
難波寛彦