2022年に発表された新作時計のなかから、時計を愛する賢者5人が選び抜いた確かな価値のある一本を、カテゴリーごとに選出する「MEN'S Precious ウォッチアワード 2022」。第5回を迎えた今回も、ラグジュアリーな時を刻む名作時計が一堂に集結!2022年で最も輝きを放った8部門の時計を発表します。
そのなかから今回は、「MEN’S Precious 名品ウォッチ賞」に輝いた、A.ランゲ&ゾーネの『ツァイトヴェルク』をご紹介します。2022年「マン・オブ・ザ・タイム」を受賞された俳優・伊原剛志さんがまとう姿も必見です!
「MEN'S Precious ウォッチアワード 2022」審査員
各界のプロフェッショナルがそれぞれの審美眼で厳正に審査!
【MEN’S Precious 名品ウォッチ賞】人知れず研ぎ澄まされた、唯一無二のデジタル表示時計|A.ランゲ&ゾーネ『ツァイトヴェルク』
旧東ドイツはドレスデン歌劇場の5分時計を現代に蘇らせるべくして、ブランドが血道を上げるデジタル表示。9時位置には時表示、3時位置では、2枚のディスクが2桁の分表示を担う。
「自分たちのブランドが時計として何を表現すべきか、それを知り尽くしている」関口 優
「名品の条件があるとするならば、この時計のような唯一無二の個性は必須じゃないかと思う」と平山氏が核心を突くのは、まさにほかにないデジタル式時刻表示の最新モデルについて。「破天荒なことを平気な顔でやりこなしてしまうすごみがあります」とその感動を表現した。
この点では女性の立場から、守屋も同様の意見を有する。
「“メカ好き男子”には、たまらないんでしょうね。というのも、とてつもない技術を用いているのに見た目はいたってミニマルで、さりげないのに実はすごいのですから」
実際、このたびのモデルチェンジでは、パワーリザーブが72時間と従来の2倍ほど延びたのだ。そもそも、時刻表示を回転させるためには、強いトルクが必要なのだから、その技術力は推して知るべし。それほどの進化を遂げているのにビジュアルはそのまま。無闇にアピールしない奥ゆかしさは、ドイツブランドらしい。
「自分たちが何を大事にしているかを、孤高の方法で表現し続けている。誰もやらないことを不言実行する格好よさがこのブランドにはあります」と関口氏が締めくくった。
時表示を切り替えるのが、4時位置に配置されたプッシャーだ。巧みなクラッチシステムを用いて無理なくこれを実現している。
このマスターピースの第2世代を担うキャリバーL043.6を搭載。裏蓋より拝めるのもうれしい。ツインバレルに加えて、特許を取得したシステムの採用で高い出力を実現した。
「マン・オブ・ザ・タイム」を受賞した俳優の伊原剛志さんが着用!
2009年の誕生以来、独創的な時刻表示で人気を博し続ける名作が13年ぶりにモデルチェンジを果たす。駆動時間を延長して、高貴な輝きを放つプラチナケースをまとった。パワーリザーブとスモールセコンドを対象軸としたシンメトリーデザインが個性的。
※掲載した商品は、すべて税込価格です。
※文中の表記は、PT=プラチナを表します。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 川田有二(人物)、池田 敦(CASK/静物)
- STYLIST :
- 柴﨑 篤(GORI International Inc./人物)、関口真実(静物)
- HAIR MAKE :
- 山岸直樹(Rouxda')
- COOPERATION :
- BACKGROUNDS FACTORY
- WRITING :
- 高村将司
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)