2022年に発表された新作時計のなかから、時計を愛する賢者5人が選び抜いた確かな価値のある一本を、カテゴリーごとに選出する「MEN'S Precious ウォッチアワード 2022」。第5回を迎えた今回も、ラグジュアリーな時を刻む名作時計が一堂に集結!2022年で最も輝きを放った8部門の時計を発表します。
そのなかから今回は、「MEN’S Precious サステイナブルウォッチ賞」に輝いた、パネライの『サブマーシブル クアランタ クアトロ eスティール』をご紹介します。
「MEN'S Precious ウォッチアワード 2022」審査員
各界のプロフェッショナルがそれぞれの審美眼で厳正に審査!
【MEN’S Precious サステイナブルウォッチ賞】待望となる44mmの再生素材ケースをまとったダイバーズウォッチ|パネライ『サブマーシブル クアランタ クアトロ eスティール』
昨年登場した「eスティール(TM)」を採用したダイバーズウォッチは、時計総重量の52%がリサイクル素材で構成。艶やかなセラミックスベゼルや美しいグラデーション文字盤など、洗練されたディテールが光る。
「再生素材使用というクリーンな看板に頼らない、ディテールのつくり込みもさすが」関口 優
社会全体が向かうべきSDG’sの実現に向けて、当然のことながら、時計界もまた足並みを揃えていく必要がある点に異論はないだろう。
「格好いいと感じた時計が、よりよい社会を維持するためにつくられたという背景を知れば、いっそう好きになる」と、Daisuke氏が現代のユーザーの感覚を代弁する。
そんななか「パネライ」が現在取り組んでいる再生素材「eスティール」に高評価が集中したのも頷ける。
「コンセプトが素敵。そして競合他社に独自に開発した素材の情報を無償公開して広めていこうという姿勢は、社会全体で問題意識を共有するうえでも本当に大切だと感じました」という守屋のコメントは、他の審査員たちの見解とほぼ一致した。
「ラグジュアリーな腕時計というアイテムで、こうした世界観を表現するには、ディテールの詰めが大事」とした関口氏が、“パネライ”のキラーサイズとされる44mmケースをまとったサブマーシブルという点も評価。「人気のダイバーズを魅力的に仕上げており、このモデルへ寄せるブランドの期待値が伝わってきます」
大方の予想のとおり、人気を博すことは間違いなさそうだ。
ケース素材のeスティールは、ヴァージンスティールと同様の金属特性をもち、過酷な環境にも耐えられる品質テストもクリア。
搭載する自動巻きキャリバーP.900は、3日間のパワーリザーブがもち味。300m防水で実用性も高い。
※掲載した商品は、税込価格です。
問い合わせ先
- PHOTO :
- 池田 敦(CASK)
- STYLIST :
- 関口真実
- COOPERATION :
- BACKGROUNDS FACTORY
- WRITING :
- 髙村将司
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、安村 徹(Precious)