今回ご紹介する3人は、グレーを使ってそれぞれ異なるテイストの着こなしを楽しんでいました。単調にならないモードなワンカラースタイル、白合わせの上品スタイル、暖色合わせのリラックススタイル… 振り幅が広いのも、無彩色のグレーだからこそ! さっそくチェックしていきましょう。
■1:ヘイリー・ビーバーは…色味の違うグレーを重ねて奥行きあるワンカラーコーデを作る
2022年12月5日、NYにて夫のジャスティン・ビーバーと出かけているところをキャッチされた、モデルのヘイリー・ビーバー。冬コーディネートの主役となるコートは、グレー、ビッグカラー、パワーショルダーというディテールがモードな一枚をセレクト。メランジ素材があたたかみを添え、親近感もクリアすることに成功しています。コートのインには淡いグレーのニットプルオーバー、チャコールグレーのデニムパンツを合わせ、素材と色味でメリハリを演出すれば単調になりません。さらに編み込みハンドルバッグでもグレーをリピートし、調和を意識。ダークカラーの着こなしが重く見えないよう、ヘアはタイトにまとめすっきり額を出しながら、ゴールドのイヤリングをあしらい華やかに味付けしました。
■2:ヴィクトリア・バーバラは…ノーブルなグレーに真っ白アイテムを合わせぱっと明るく華やかに
パリ ファッションウィーク開催中のストリートでキャッチされた、モデル、ブロガーのヴィクトリア・バーバラ。クールな印象のグレーコートも、ステンカラーやボリュームスリーブ、そして共布ベルト付きを選べばフェミニンで優雅なムードを両立できます。そこに歩くたびにドラマチックに揺れるフリンジスカートとシャープなポインテッドトゥパンプスを掛け合わせ、レディを上乗せ。キレの良い真っ白なら、グレーの透明感が引き立ってぱっと明るく華やかに整います。仕上げにベージュのスカーフとブラウンレザーバッグの暖色小物を合わせ、色の抑揚をつけるとリズミカル。
■3:アマリー・ガスマンは…無彩色のグレーに暖色をかけ合わせぬくもりを灯して
モデルのアマリー・ガスマンをパリ ファッションウィーク中にスナップ。グレーで繋いだトップスとパンツは、ニットとストライプ柄を選び、それぞれの存在感を際立てることで間延びを回避。そんなグレーにかけ合わせたのは、無機質な色とは対極にあるあたたかみのある暖色アイテムたち。マスタードイエローのロングコートに、ブラウンのチェック柄ストール、ムートンブーツを組み合わせ都会派リラックスコーディネートを作りました。真逆なイメージのカラーをかけ合わせることで、それぞれの持ち味を引き立てることに成功しています。
冬に取り入れたい「グレー」を使ったコーディネートをご紹介しました。定番カラーですが、色合わせやアイテム選びで新鮮さを宿すことができます。ご紹介した3人の着こなしをぜひ参考にしてみてください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香