2022年11月にシアターコクーン芸術監督・松尾スズキさんの2年ぶりの新作舞台『ツダマンの世界』が上演されました。出演は阿部サダヲさん、間宮祥太朗さん、吉田羊さんなど。昭和初期から戦後の昭和時代を舞台に濃密な愛憎劇を繰り広げる作品です。 Precious.jpでは、この話題作に出演した間宮祥太朗さんにインタビュー。2022年10月にお届けした、全3回のオリジナルインタビューをまとめて振り返ってみましょう!


錚々たる共演者の皆さん。予想を超えたものが出てくると思います

俳優の間宮祥太朗さん
「久しぶりの舞台が松尾さんの新作であることは純粋にうれしい」間宮祥太朗さん
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「お話をいただいた当初は、『ツダマンの世界』というタイトルだけだったので、どんな話になるか全く想像がつきません。やがて「昭和の文豪の話です」という情報が入ってきて、どのように話が展開し、錚々たる共演者の皆さまがどのように動き、仕掛けていくのか、予想もつきませんが、おそらく、全てを超えたさまざまなものが出てくると思います。」

【俳優・間宮祥太朗さんインタビューVol.1】「久しぶりの舞台、おそらく予想を超えたものが出来上がると思います」

作品が「戻ってきて、再び始まる」。どうなるか分からないのが舞台の魅力

俳優の間宮祥太朗さん
「その日ごとに研究をしていき、それがどうなるかわからないということが、舞台の魅力です」間宮祥太朗さん

ドラマや映画などの映像作品だと、その日演じてしまえば、撮影したシーンはもう2度と手元に戻ってきません。撮影した映像は後に編集され、作品として公開されたとき以外に、演者は見るすべがないのです。だから作品が「過ぎていく」という感覚があるのです。

ただ、舞台はそれとは異なり、頭から最後まで、全てのシーンを毎日行う。作品が「戻ってきて、再び始まる」のです。もちろん、初日の時点で完成しているのですが、演じるたびに変わる要素が多々ある。その日ごとに研究をしていき、それがどうなるかわからないということが、舞台の魅力です。

【俳優・間宮祥太朗さんインタビューVol.2】作品が「戻ってきて、再び始まる」――どうなるか分からないのが舞台の魅力

僕自身が何をどうするかではなく、いただいた役に対して、どう取り組むかが大切

俳優の間宮祥太朗さん
「普通に日常生活を送っているだけでは、触れる機会がないものの中に、これだけ面白いものがあるという感覚を得た」間宮祥太朗さん

僕自身が何をどうするかではなく、いただいた役に対して、どう取り組むかが大切です。

役者として仕事を深めるためにやっていることは特になく、いつも自然体で取り組んでいます。現場ごとに、台本、演出、出演者は異なり、その場の空気感やスタッフが作る雰囲気、呼吸も異なりますので、そこに委ねている部分は大きいです。

【俳優・間宮祥太朗さんインタビューVol.3】年上の女性の魅力は「花や草の名前がさらりと出てくるところ」です


俳優の間宮祥太朗さん
ジャケット¥253,000・シャツ¥174,900・パンツ¥97,900・シューズ¥124,300・ポケットチーフ¥23,100・ベルト/参考商品(エトロ〈エトロジャパン〉)
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間宮祥太朗さん
俳優
(まみや・しょうたろう)1993年、神奈川県生まれ。2008年のドラマ『スクラップ・ティーチャー~教師再生~』で俳優デビュー。17年『全員死刑』で映画初主演。18年NHK連続テレビ小説『半分、青い。』に出演し、全国的な人気を博す。22年は主演映画『破戒』が公開され、ドラマ『ファイトソング』『ナンバMG5』『魔法のリノベ』にも出演。

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※この記事は10月8日〜10月22日の記事を再掲載したものです。

 

この記事の執筆者
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PHOTO :
トヨダリョウ
STYLIST :
津野真吾(impiger) 
HAIR MAKE :
三宅 茜 
WRITING :
前川亜紀