気分が高まる「カラフル」コーディネートですが、幼く見えるのでは? 派手にならない? という懸念点も。大人ならではの着こなしが成功する秘訣を、セレブやインフルエンサーの私服からチェック。

■1:アマンダ・ホールデンは…慣れ親しんだデニムパンツ合わせならトゥーマッチにならない

オレンジのフレッシュさが高まる、すっきり額を見せたヘアアレンジも好バランスです。
オレンジのフレッシュさが高まる、すっきり額を見せたヘアアレンジも好バランスです。

司会を務めるラジオ番組『ハート・ブレックファースト』の収録を終えた、俳優、歌手のアマンダ・ホールデン。日頃からさまざまなカラーコーディネートを披露している彼女はこの日、オレンジとブルーのフレッシュな装いでした。ニットプルオーバー、コート、ハンドバッグをすべてブライトオレンジで統一し、ぬくもりと多福感を演出。チェスターコートやレザーバッグというきれいめアイテムを取り入れているので、きちんと感も両立できます。そこに合わせたブルーパンツは、デニム素材ならではの親しみやすさとヘルシーさが加わって、カラー×カラーでもくどくなりません。きれいめムードをキープしてくれるポインテッドトゥパンプスは、ほかのカラーの邪魔をしないヌーディカラーをセレクトし、抜け感を宿しました。

■2:エミリー・ブラントは…くすみトーンの着こなしに小さく鮮やかカラーを効かせる

アースカラーを基調としているからこそ、差し色の赤がよく映えています。
アースカラーを基調としているからこそ、差し色の赤がよく映えています。

NYの街中でキャッチされた、俳優のエミリー・ブラント。主張が強くなりがちなカラー×カラーコーディネートは、くすみトーンを基調とすることでシックなムードを確保。こっくりと深みのあるグリーンで統一したトップスとパンツは、リブトップスを選ぶことで間延びを回避しています。さらに鮮烈な赤のショルダーバッグをクラッチバッグ風に携え、メリハリを高めながら小粋さをアピール。グリーンと赤の繋ぎ役として、コートはニュートラルなベージュをセレクトし、まろやかに。きれいめながらも、袖の大胆なスリットが抜け感を醸していて好バランスです。

■3:ソニア・ライソンは…クリーンなブルーを基調として調和を取って

アイシーなブルーなら華美になりすぎず、ちょうどいいバランスに。
アイシーなブルーなら華美になりすぎず、ちょうどいいバランスに。

カラフルな着こなしに定評があるインフルエンサーのソニア・ライソンを、ベルリンでスナップ。彩り豊かなコーディネートのベースとなるのは、ブルーで繋いだアイテムたち。爽快感のある鮮やかブルーのボアコート、淡いブルーのデニムパンツを合わせ、素材と色味でメリハリを演出すると単調になりません。そこにマルチカラーのストールをさらっと投入し、華やかさを底上げ。チェック柄の中にブルーが入っているので、調和が生まれて絵になります。バッグは深みのあるミッドナイトブルーをセレクトし、さらなる奥行きをプラス。さらに上下にバランスよく黒を効かせたことで、大人らしくまとまりました。


寒さをポジティブに乗り切る「カラフル」コーディネートを3選お届けしました。生き生きとした鮮度のある着こなしで、改めてファッションが授けてくれる高揚感を味わってみてはいかがでしょうか。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香