コロナ禍の影響で、長い間、さまざまなシーンでマスクの着用が義務化、または推奨されていましたね。しかし、厚生労働省から『令和5年3月13日以降のマスク着用の考え方について』の見解が発表され、明日・3月13日以降は、国はマスクの着用について「個人の判断にゆだねる」という指針を表明しています。あなたは明日からのマスク着用、どうなさいますか?ということで本日は「着用」の「用」、「判断」の「判」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「路用」って何?
「路用(ろよう)」という日本語の同義語を、以下の選択肢の中から選んでください。
1:乗り物
2:旅費
3:用途
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 2:旅費 です。
「路用(ろよう)」の類義語に「足代」「車代」「路銀(ろぎん)」などがございます。この時期、卒業旅行を企画中の学生に、さりげなくお小遣いをあげたい、というシーンもありそうですね。この「路用(ろよう)」という言葉を使ってもスマートだと思います。
さて、2問目は「判」という字の入ったクイズです。
【問題2】「強談判」ってなんと読む?
「強談判」という日本語の正しい読み仮名をお答えください。
ヒント:「主張を通そうと強い態度でかけあうこと。強硬な談判」という意味の言葉です。
<使用例>
「彼女はなかなかの論客だから、強談判もお手の物じゃない?」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 強談判(こわだんぱん) です。
「手強い(てごわい)」の「強(こわ)」ですね。「強飯(こわめし)」「強面(こわもて)」などと同じく、「強談判」は「強」を「こわ」と読む慣例で、「強談判(こわだんぱん)」です。音だけ聞いても、談判の様子が激しくて「怖い(こわい)」…というイメージも生まれそうですね。
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本日は、3月13日、マスク着用について、国の方針が変更になる日にちなんで、「用」「判」という字の入った日本語から、
・路用(ろよう)=旅費
という言葉の意味と、
・強談判(こわだんぱん)
の読み方をなどをおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/厚生労働省ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱