「ダブルのスーツも、英国的なディテールが盛り込まれ、ラペルのデザインに特徴が表れています。幅の広い大きめのラペルで、ラウンドした形が新しい要素になっています。ディテールはシングルスーツと同じ傾向で、フラップをデザインしたサイドポケットやチェンジポケット付きが、さらに英国的な雰囲気を演出します。なお、ダブルスーツは、着丈の長さに注意が必要です。一般的に胸板が薄めの日本人は、ジャケットの前身が下がりやすいため、後ろ身との着丈のバランスを合わせてください」

チェック柄の生地を多用した、ダブルスーツのバリエーションが増えている。ダンディなダブルスーツのスタイルにも、英国調が欠かせないのである。

ダンディなブラウンスーツで、モダンな英国スタイルを!

スーツ¥140,000(トゥモローランド〈カルーゾ〉) シャツ¥20,000(ビームスF 新宿〈ギ ローバー〉) タイ¥16,600(シップス 銀座店〈ニッキー〉) チーフ¥6,000(アイネックス〈アイネックス〉) ベルト¥17,000(ストラスブルゴ〈アラルディ1930〉) 靴¥146,000(エドワード グリーン銀座店)

ラウンドしたワイドラペルが象徴的な、ウインドーペーン柄のブラウンスーツ。エンジ色のストライプシャツとドットタイで、狭いVゾーンに洒落たトラッドを盛り込む。ブラウンの靴で、正統的かつ色気のあるスタイルが完成する。

伝統の仕立てを軽快に表すダブルスーツ!

スーツ¥345,000・シャツ¥38,000・タイ¥26,000(イザイア ナポリ 東京ミッドタウン) チーフ¥8,000(ストラスブルゴ〈アリアンナ〉) 時計¥3,790,000(パテック フィリップ ジャパン・インフォメーションセンター)

胸元にヴォリューム感が備わる、大きくラウンドしたビッグラペルをデザインした、鮮やかなサマーウールのダブルスーツ。丸襟のタブカラーシャツとスーツの色になじむブルーのペイズリープリントのタイを合わせて、軽快かつエレガントな着こなしを楽しみたい。白蝶貝のボタンが、爽やかなダブルスーツを後押し、実に粋だ。

※価格はすべて税抜です。※2017年春号掲載時の情報です。

この記事の執筆者
TEXT :
矢部克已 エグゼクティブファッションエディター
BY :
MEN'S Precious2017年春号 華美に走らず、奇をてらわず、大人の 誠実スーツの流儀
ヴィットリオ矢部こと本誌エグゼクティブファッションエディター矢部克已。ファション、グルメ、アートなどすべてに精通する当代きってのイタリア快楽主義者。イタリア在住の経験を生かし、現地の工房やテーラー取材をはじめ、大学でイタリアファッションの講師を勤めるなど活躍は多岐にわたる。 “ヴィスコンティ”のペンを愛用。Twitterでは毎年開催されるピッティ・ウォモのレポートを配信。合わせてチェックされたし!
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クレジット :
撮影/小池紀行(パイルドライバー/静物) スタイリスト/村上忠正 構成・文/矢部克已(UFFIZI MEDIA)