ベーシックでエターナルという、唯一無二の存在感が魅力のトレンチコート。春のワードローブに欠かせない定番アイテムだからこそ、つねに着こなしをアップデートしたいものですよね。そこで、海外セレブたちのトレンチコーデを、エレガンス派とカジュアル派に分けてご紹介! それぞれの着こなしのポイントを、トレンチと相性ぴったりのアイテムとともにお届けします。
引き締め色&ひとクセ素材で女らしさを演出する「エレガンス派」
どちらかというと小柄でキュート。クールなトレンチよりも、甘いノーカラーコートが似合う「エレガンス派」の3人のセレブ。そんな彼女たちが選んだトレンチは、きれいめデニム、艶シルク…と、素材にひと工夫ある&シックカラーという共通項が! よりワンピース感覚で着こなせる華やかさときちんと感が、従来のトレンチとはひと味違う、好感度の高い優しい女性像を導きます。足元は、華奢なヒール靴でエレガントに仕上げることも、「エレガンス派」の着こなしの重要なポイントに。
■1:小さめバッグ×レースアップブーティーで女らしさを引き立てて
艶のあるデニムトレンチをチョイスしたのは、元エディターで実業家のミロスラヴァ・デュマ。カジュアルな素材なのに、凝ったディテールやマキシ丈で、モードな雰囲気を醸し出します。鮮やかなグリーンのパイソンバッグ、大きめのサングラスで、今どきのエレガンス感を実践!
■2:タキシードのような艶やかドレストレンチに、「大人の赤」をちら見せ!
おしゃれセレブの代表格、アレクサ・チャンは、全身を黒でまとめたドレスアップスタイルに。ビジュー付きワンピースとチェリー柄のストッキングで、黒トレンチからさりげなく赤をのぞかせて。タキードジャケットのような艶を湛えたトレンチコートが、大人の色香を感じさせてくれます。
■3:レーストレンチには、上品小物を合わせ「愛されキャラ」を演出
肩からふんわりはおったネイビートレンチは、エレガントなレース素材。優しいオフホワイトのセットアップを合わせた好感度の高さは、さすがオリヴィア・パレルモ。大ぶりのジュエリー使いが、おしゃれ上級者の証です。
定番のベージュトレンチで洗練を極めた「カジュアル派」
メンズライクなかっこよさを求めるならば、ベージュトレンチに勝るものはありません。ご紹介する「カジュアル派」は、ワザありの小物使いで、大人の貫録を見せるおしゃれ巧者。一見王道のトレンチでも、よく見ると丈感やシルエットなど、今の気分を備えたものを上手にチョイスしていることも見逃ないポイントです。ラグジュアリーというエッセンスを加えた余裕の着こなしを、ぜひお手本に!
■4:ロング丈トレンチには、きれい色の「バーキン」を合わせ華やかに
元祖スーパーモデルのケイト・モスは、オーバーサイズのトレンチコート×ワイドパンツの着くずしコーデで。ルーズになりがちなスタイルは、迫力のあるスカイブルーのエルメスの「バーキン」で、華やかさがグッとアップ! ハンドル部分につけた赤のスカーフも、着こなしのアクセントに。
■5:王道トレンチには、黒小物の合わせワザで辛口に仕上げて
モデルのクリッシー・テイゲンは、トリミングされたシルバービジューが個性的な、クラシカルなベージュトレンチをチョイス。クロスボディー+ボストンの2個持ちバッグ、さらに足元はニーハイブーツという、黒のレザー小物の合わせワザに注目です!
■6:マント風トレンチ×ボーダーのレイヤードで、フレンチシックなこなれカジュアルに
マントのようなフォルムのトレンチコートは、普通に見えて、実は巧みなレイヤードテクニックが必要。子供っぽく見えがちなボーダーを、程よい分量に抑えつつ、スカーフやブレスレットでこなれて見せる…という、ジェナ・ライオンズならではのワンランク上のカジュアルセンスに脱帽です。
海外のおしゃれセレブ6人によるトレンチコーデ、いかがでしたでしょうか。トレンチコートの出番が増えてくるこれからの季節に向けて、いつもとはひと味違う着こなしの参考にしてください。
- EDIT&WRITING :
- 廣田沙羅・竹市莉子(HATSU)、喜多容子(Precious)
- RECONSTRUCT :
- 難波寛彦