ハイブランドの路面店が建ち並ぶ銀座の並木通りに位置する「ハイアット セントリック 銀座 東京」。3F「NAMIKI667」では、初夏の雨上がりをイメージしたスイーツやセイボリーをいただける「Botanical Green Afternoon Tea」を2023年6月30日(金)まで実施しています。

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「Botanical Green Afternoon Tea」¥5,280、「Botanical Green Sweet Afternoon Tea」スイーツ7種のみ、平日限定 ¥3,630(いずれも税込み・サービス料別)

2023年3月に開催された「食材で町と町を繋ぐ」ことをテーマにしたコンクール「トロフェ・ドゥ・キュルノンスキー2023」で最優秀技術賞を受賞したペストリーシェフ・大澤隆一氏が手がけるアフタヌーンティーは、サラダを主役にしたヘルシーなもの。

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「ハイアット セントリック 銀座 東京」の3Fにある「NAMIKI667」のテラス席。晴れた日は、並木通りを眺めながらテラス席でいただくのも◎

本アフタヌーンティーを体験したPrecious.jpライターが、詳細をお伝えします。

ハイアット セントリック 銀座 東京の「Botanical Green Afternoon Tea」実食レポ

■1:主役はスーパーフードとアボガドのサラダ

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カッテージチーズのような粉末はアボガドオイルをパウダー状にしたもの

セイボリーはスーパーフードを使用した「キヌア、大麦、アボガドのグリーンサラダ ビーツのドレッシング」、本アフタヌーンティーはサラダからいただくスタイルです。

キヌアや大麦はみじん切りにした野菜と和えて醤油ベースのドレッシングで味付けされているので、まずは何にもかけずに味わうのがおすすめ。キヌアや大麦のムチッとした食感とシャキシャキとした野菜の歯ごたえを楽しめ、サラダといえども満足度が高めなのがうれしいですね。

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ビーツの鮮やかな赤とグリーンとの組み合わせがとてもきれい!

鮮やかなビーツのドレッシングは”味変”に。程よく酸味のあるさっぱりとした味わいです。

■2:ピスタチオ率高め!ヴィーガンを織り交ぜたスイーツ

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手前左/「ズッキーニケーキ」、中央/「ヴィーガンピスタチオロール」、手前右/「ピスタチオチーズケーキ」、左奥/「青りんごのムース」、左奥2番目/「ヴィーガンパンナコッタメロン」、右奥2番目/「抹茶シュークリーム」、右奥/「ピスタチオタルト」

グリーンを基調とした美しいスイーツは、全7種類のうち3種類がヴィーガンです。

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「ヴィーガンピスタチオロール」

個人的な注目ポイントのひとつが、ピスタチオを使ったスイーツが3種類あること。ひとつめの「ヴィーガンピスタチオロール」は、ピスタチオパウダーを使用した生地に豆乳クリームとピスタチオペースト混ぜたクリームを挟んだもの。「ホロホロ感」を出すために、生地にはローストしたピスタチオを細かく砕いたものをつけています。

しっとりもっちりとした食感の生地と、口の中でじんわり広がるピスタチオの風味がたまりません。

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「ピスタチオチーズケーキ」

ふたつめの「ピスタチオチーズケーキ」は、北海道産クリームチーズ、オーガニックシュガーのピスタチオペーストを加えた濃厚なケーキ。生クリームにはピスタチオペーストが。ほのかな辛味のあるクレソンの葉がピスタチオとクリームチーズのコクをピリッと引き締めてくれます。

3つ目は、ピスタチオのコクとチェリーの甘酸っぱさを堪能できる「ピスタチオタルト」。タルトの中にピスタチオとアーモンドを使った生地にピスタチオと相性のいいチェリーを入れて焼き、チェリーのジュレとピスタチオクリームをのせています。

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「ヴィーガンパンナコッタメロン」

見た目もさわやかな「ヴィーガンパンナコッタメロン」。ココナッツをベースにしたオーツミルクのパンナコッタにフレッシュなメロンとライムジュースを合わせています。

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「ズッキーニのケーキ」

「ズッキーニのケーキ」は、たっぷりのズッキーニとマンゴー、カルダモンを使用したパウンドケーキです。粒状のカルダモンを砕いて使用しているので、スパイスをしっかり感じたい人にとくにおすすめしたい一品です。

パウンドケーキの上には、味噌とレモン果汁、レモンの皮を混ぜた豆乳クリームを乗せ、仕上げにセロリの葉をあしらっています。

スパイスの効いた生地と発酵食品の味噌で旨味を引き出したクリーム、それらを引き立てるセロリの葉のさわやかな風味。それぞれの素材が口の中で一体となる様子を堪能してくださいね。

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「青りんごのムース」

見た目もかわいい「青りんごのムース」は、甘酸っぱいムースを食べ進めていくと、中央にミント入りのりんごゼリーがお目見え。土台には、シナモンを効かせたピスタチオ風味のダックワースを使用するなど何段階も楽しめるスイーツです。

「抹茶シュークリーム」は、生地、カスタードクリーム、生クリームのすべてに抹茶を使用。サクサクとしたシュー生地とほろ苦い抹茶が絶妙に合います。

ドリンクは、コーヒーや紅茶、ハーブティー、緑茶などから好きなものを好きなだけいただけます。シャンパンやクリームソーダ付きのプランもあるので、詳しくは公式サイトをご確認ください。

■3:「誰でも食べられるスイーツを」ヴィーガンスイーツを作り続けるシェフの思い

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ペストリーシェフの大澤隆一氏

「NAMIKI667」では、本アフタヌーンティーに限らず、通常メニューにも必ずヴィーガンスイーツを加えているそうです。そのきっかけのひとつが、シェフの知人のお子さんが卵が食べられないと聞いたことでした。「たとえアレルギーがあっても食べられるスイーツを作りたい」という思いがあったと言います。

5日前までに相談すれば、アフタヌーンティーのメニューをすべてヴィーガン対応に変更できるとのこと。卵や乳製品を使用したスイーツとヴィーガンスイーツの両方を提供することで、食の主義が違う人同士も一緒にスイーツを楽しむことができますね。


一部にヴィーガンスイーツを使っているので、程よい軽さがあるのもうれしいところ。「アフタヌーンティーは好きだけど、スイーツをたくさん食べられない」という人にもおすすめです。

問い合わせ先

  • ハイアット セントリック 銀座 東京
  • 提供期間/〜2023年6月30日(金)
  • 提供場所/3F「NAMIKI667」
  • 提供時間/12:00〜15:30 ※LOは受付開始後から2時間半後、3時間制
  • TEL:03-6837-1300(受付時間10:00〜22:00)
  • 住所/東京都中央区銀座6-6-7

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この記事の執筆者
フリーランスのライター。企業の採用サイトやパンフレット、女性向けの転職サイト、親向けの性教育サイトなどで取材記事を執筆。好きなもの:中村一義、津村記久子、小川洋子、マンガ、古いもの、靴下など
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EDIT :
小林麻美