「あいきり」ではありませんよ！「合切」ってなんと読む？

「おおぜい」を漢字で書くと？…意外と誤表記が多いのです！

明日・5月22日は、国連の定めた国際デーのひとつ『国際生物多様性の日』。「生物多様性」とは、人間などの動植物から、菌類などの微生物まで、地球上に生息するすべての「いきもの」たちが支えあい、バランスを保っている状態のことです。これに関する国際条約の上で、「生態系の多様性」「種（しゅ）の多様性」「遺伝子の多様性」の３つのレベルで多様性があるとされています。そして、『国際生物多様性の日』は、生物多様性問題に関する普及と啓発を目的としています。ということで、本日はまず「多」という字に関係する日本語クイズからお送りします。

【問題１】「おおぜい」ってどう書く？

「人数の多いこと」を意味する「おおぜい」という日本語の漢字表記として正しいものを、以下の選択肢から選んでください。

1：多勢

2：大勢

「おおぜい」の漢字表記として正しいのはどちら？

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 2：大勢 です。

「多勢」の読み方は「たぜい」です。

それぞれの選択肢の反対語は、

・大勢（おおぜい）⇔小勢（こぜい）

・多勢（たぜい）⇔無勢（ぶぜい）

です。

「大勢（おおぜい）」と「多勢（たぜい）」、類語で、かつ、読み方の正解はどちらも一種類のみで、まぎらわしい言葉です。しっかりインプットしましょう。

…さて、2問目は、

『国際生物多様性の日』の今年のテーマ「『合意』を『実行』に。生物多様性を取り戻そう」にちなんで、「合」という字の入ったクイズをお送りします。

【問題２】「合切」ってなんと読む？

「合切」という日本語の正しい読み方をお答えください。

ヒント：「何もかも。全部このらず」という意味の言葉です。

＜使用例＞

「この倉庫には何も残さないよう、一切合切を運び出してください」

かな4文字です。

…さて、正解は？

※「？」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。

正解は↓に‼

正解は… 合切（がっさい） です。

正解できたでしょうか？

例文のように「一切合切（いっさいがっさい）」などの四字熟語でも使われますが、和装のときに持つきんちゃくを「合切袋（がっさいぶくろ）」と呼ぶなど、現代でも使用される言葉ですので、読めるようにしておきましょう。ちなみに「合切袋」は、財布や手ぬぐい、化粧道具や紙類など、日常に必要な小間物をすべて（合切）まとめる袋なので、この名で呼ばれるようです。昔は女性用の袋を言いましたが、昨今では男性用もこう呼びます。

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本日は、5月22日、『国際生物多様性の日』にちなんで、

間違いやすい

・大勢（おおぜい）と多勢（たぜい）

の区別や、

・合切（がっさい）

という言葉の読み方をおさらいいたしました。