定番のモノトーンを使ってマンネリしないきれいめスタイルを作るなら、ステートメントなアイテムを活用し無難に陥るのを脱却。ご紹介する3人のファッショニスタたちも、コーディネートのポイントになるアイテムをうまく取り入れていました。

■1:ケルシー・ライルは…クリーンな白を素材の異なる黒アイテムでリズミカルに引き締め

凛とした印象がアップする、小粒のイヤリングがエレガント。
凛とした印象がアップする、小粒のイヤリングがエレガント。

2023年5月15日、オーストラリア ファッションウィークのアフターパーティー会場でスナップされた、ファッションディレクターのケルシー・ライル。まだ暑すぎない、爽やかな気候の今にマッチする、白を基調とした着こなしを披露しました。ジャケットとフレアパンツは、ドライな質感のリネン素材をセレクトし涼感を上乗せ。大胆な袖スリットが施されたジャケットを取り入れれば、躍動感が生まれて絵になります。そんな白コーデを黒で統一したトップスとニットプルオーバーの肩巻きで挟み、奥行きを演出。手元には光沢感がリュクスなムードを醸すレザークラッチバッグを携え、同じ黒の中でも表情に違いをつけ、リズミカルに仕上げました。

■2:ポーラ・ナタは…ゼブラ柄スカート×レースアップサンダルで立体感を倍増させる

フラットサンダルならではの、ちょうどいい抜け感もこなれ見えに直結。
フラットサンダルならではの、ちょうどいい抜け感もこなれ見えに直結。

バルセロナの街中でスナップされた、コンサルティング会社経営者、インフルエンサーのポーラ・ナタ。定番黒ジャケットも、ボトムコーデにこだわればこなれ感たっぷり。付かず離れずなシルエットで程よい抜け感が両立できるジャケットは、袖ブラウジングで立体シルエットをメイク。そこにミモレ丈のゼブラ柄スカートを掛け合わせ、穏やかなインパクトを演出しました。さらに黒レザーのレースアップサンダルでさらなるメリハリを宿せば、定番白黒コーデをお洒落に制することに成功です。

■3:ジェニー・ウォルトンは…素材切り替えのモードなスカートを活用し着映えを実現

シアー素材が入ったことで、モノトーンでもぐっと軽やかな印象に。
シアー素材が入ったことで、モノトーンでもぐっと軽やかな印象に。

イラストレーターのジェニー・ウォルトンを、NYファッションウィーク開催中のストリートでキャッチ。スパイスとエレガンスが絶妙に融合した着こなしでした。色味の異なるグレーで繋いだトップスとスカートの組み合わせは、スカートのシアー切り替えがモダンさを演出してくれ、無難を回避することができます。そこに黒のレザー小物を掛け合わせることで、都会的ムードを後押し。大ぶりなバロックパールネックレスとシルバーイヤリングでツヤを宿せば、グレーと黒の着こなしが華やかにまとまります。


初夏に取り入れたい、モノトーンを使ったきれいめコーディネートをご紹介しました。慣れ親しんだカラーも、アイテム選びや着こなし方によって絵になる装いが叶います。ぜひ、ご紹介した3人の着こなしを参考にしてみてはいかがでしょうか。

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この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香