落ち着いた、マチュアなムードを醸すことができるアースカラーは、大人の強い味方です。主張が控えめなカラーでも絵になる装いを叶えるべく、3人のセレブたちはどんな着こなしをしていたのか、さっそくチェックしてみましょう。
■1:パオラ・トゥラニは…肌なじみのいいブラウンにパキっとした白をトッピングして洗練を獲得
2023年5月27日、第76回カンヌ国際映画祭開催中、カンヌの高級ホテルのひとつ、マルティネス・ホテルでキャッチされたモデルのパオラ・トゥラニ。チョイスしたベアトップのワイドでロングなオールインワンは足長効果も抜群。肌なじみのいいブラウンに、初夏らしい爽やかな気候に映える真っ白な時計とバッグをトッピングして、上品かつ軽快さな抜け感をプラスさせています。さらに、ヘアをスッキリとまとめることで、全体に切れのよさを与えています。ベルトは控えめな存在感を醸すカーキ。黒には出せないまろやかさを添え、エレガントさを獲得。洒落感が高まり、きちんと感のあるリゾートスタイルが完成します。
■2:ユマ・サーマンは…ドライな質感を選び、爽やかな夏のベージュルックを完成させる
同じく、第76回カンヌ国際映画祭に出席するため、カンヌに現れた俳優のユマ・サーマン。まとう人に品の良さを授けてくれるベージュのスーツは、涼しげなドライな質感をセレクトすることで季節感を演出。アンクル丈のパンツや袖のロールアップ、さらに白Tシャツを合わせ、クリーンさを上乗せしている点も参考になります。さらにスーツのカラーがほんのりとグレイッシュなので、スタイリッシュなムードを獲得することにも成功。同じベージュのフラットサンダル、そして麦わら帽を加えることで程よい脱力感をプラスし、こなれた印象へ。ハットのロゴとバッグの黒で引き締めればパーフェクトです。
■3:ケンダル・ジェンナーは…キャッチーな花柄と異素材ミックスでアースカラーを表情豊かに
NYの街中でキャッチされた、モデルのケンダル・ジェンナー。さらっと一枚で着こなすワンピースが絵になる季節には、大きめの花柄をセレクトすることでキャッチーさを実現。エレガントな花柄も、カーキというカラー、そしてアメリカンスリーブのディテールを選べばほんのり辛口な表情を楽しむことができます。ワンピースの柄の色を拾ったカーキバッグはコーデュロイと思しき素材、さらにブラウンのスクエアトゥブーツのように、異なる素材をミックスすることでアースカラーを表情豊かに仕上げました。
大人ならではの余裕を引き出してくれる「アースカラー」の着こなしをご紹介しました。夏だからこそ、あえて落ち着いたカラーを選ぶことで洗練の佇まいを叶えてみてはいかがでしょうか。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香