今季はデニムがメガトレンドとして人気沸騰中。あらゆるアイテムにデニム素材が使われていますが、これまで「穿かない派」だった女性までも心変わりする理由は、その穿きやすくて美しいシルエットにありました。

雑誌『Precious』7月号では【もう「穿かない派」ではいられない!最旬「デニム流儀」】と題し、信頼ブランドの最旬デニムスタイルにフォーカス。

今回はその中から、デニムスタイルのトレンドや旬顔に仕上げるコツをはじめ、ふたりの注目のセレブリティ、アン・ハサウェイとオリヴィア・パレルモのデニムスタイルを併せてご紹介します。

すっきりウエストにきれいな落ち感でデニムが旬顔に!

デニムはワークウエアをベースに誕生し、丈夫で荒削りなイメージがあるだけに、どんなに流行の波を経験しても、世代を問わず穿く人と穿かない人に分かれるようです。でも今年はワンピースやセットアップなど、きれいに着られる服が増えて、「穿かない派」や「エレガンス派」もいよいよ見ないふりができないほどのトレンドに。

カジュアルさや着心地のよさを追求する時代の気分から生まれたオーバーサイズの流行が熟して、シルエットが洗練されてきただけでなく、素材が軽やかに進化したことが、これまでの流行との違いでしょうか。快適さと美しさが両立したのが今季のデニム。だから大人の女性の心を掴むのです。

主流のパンツシルエットはワイドレッグ。ミドル〜ハイライズなのでウエスト周りはすっきり、ヒップトップからゆとりのあるワイドなストレートで、丈も長めなので、優雅な落ち感やドレープが生まれるのが今の気分。なによりヒップラインから足の付け根、太ももなどが目立たないので、体型を選びません。小柄な人もトップをコンパクトにすればバランスよく見えます。丈も裾を弛たるませるくらいの長めが多いので、ヒールを合わせれば脚長効果も。できるだけスニーカーは避け、きれいめの小物を添えます。細部の端正さがデニムをさらに旬顔に仕上げるのです。

きれいめセットアップでデニムスタイルはここまでエレガントに

デニムスタイルのアン・ハサウェイ
(C)Getty Images

注目のセレブリティもデニムを優雅に着こなして。アン・ハサウェイはパンツスーツをラメトップでドレスアップ。エレガントなオリヴィア・パレルモは薄手のデニム素材でふんわりドレープを。

デニムスタイルのオリヴィア・パレルモ
(C)Getty Images

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Getty Images
EDIT&WRITING :
藤田由美、池永裕子(Precious)