邪飛・右飛・張飛・犠飛…「飛」のつく言葉4つ、仲間はずれはどれ?
明日・6月24日は『UFOデー』です。これは1947(昭和22)年のこの日、アメリカ・ワシントン州で、自家用機で飛行中の実業家が9つの空飛ぶ円盤を発見し、これをアメリカ空軍が「UFO(未確認飛行物体)」と名付けたことに由来し、世界中のUFOマニアの間では記念碑的な日となっているそう。ということで、本日は「未確認飛行物体」にちなんで「未」「飛」という字の入った日本語クイズをお送りします。
【問題1】「未曾て」ってなんと読む?
「未曾て」という日本語の正しい読み方をお答えください。
ヒント:「未だ曽て」とも表記します。
<使用例>
「こんな不思議な物体の目撃報告は、未曾て聞いたことがありません」
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 未曾て(いまだかつて) です。
「未だ」だけですと、「まだ」という読み方もございますが、「未曾て/未だ曽て(いまだかつて)」は、複合語ですがひと続きの言い回しとして定着していますね。ちょっと難しい表記ですが、読めるようにしておくと無難です。さて、2問目にまいりましょう。
【問題2】仲間はずれの言葉はどれ?
以下の4つの「○飛」という言葉の中から、カテゴリの違う仲間はずれの言葉を選んでください。
1:邪飛
2:右飛
3:張飛
4:犠飛
…さて、正解は?
※「?」画像をスクロールすると、正解が出てまいります。
正解は… 3:張飛 です。
「邪飛(じゃひ)」は野球の記録などに用いられる用語で「ファールフライ」を意味します。同じように野球の記録用語が「右飛(うひ)=ライトフライ」「犠飛(ぎひ)=犠牲フライ」です。しかし、「張飛(ちょうひ)」だけは人名で『三国志演義』に登場する英傑の名です。蜀(しょく)の国の英傑として名高い劉備(りゅうび)と義兄弟の契りを結んだふたり、関羽(かんう)と「張飛(ちょうひ)」は、大人の教養としてそなえておきたいレベルの人名ですので、覚えておくと心強いでしょう。
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本日は、6月24日『UFOデー』にちなんで、「未」「飛」という字の入った日本語から、
・未曾て/未だ曽て(いまだかつて)
の読み方と、
・邪飛/右飛/犠飛…野球用語
・張飛(ちょうひ)…『三国志演義』に登場する英傑の人名
の知識をおさらいいたしました。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 参考資料:『精選版 日本国語大辞典』『デジタル大辞泉』(株式会社小学館)/一般社団法人日本記念日協会ウェブサイト/『漢字ペディア』(公益財団法人日本漢字能力検定協会)
- ILLUSTRATION :
- 小出 真朱