自分らしさを引き立て、おしゃれをクラスアップしてくれるフレグランス。「季節やシーンによって香りを変える」という方も多いでしょう。美容ジャーナリストの安倍佐和子さんもそのおひとり。“夏には夏の香り”を選んで楽しんでいらっしゃるそう。今回は「大人の女性が夏に選びたい香り」について、こだわりと選び方のポイントを伺いました。
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日本の気候と合わさったときに爽やかさを演出してくれる香りを
「フレグランスは、その人がもつ匂いや体温で香りの広がり方が変わってきます。それに加えて、日本の夏は気温も湿度も高く、香りが篭（こも）りやすい傾向にあります。そんな夏には、「あとを引かないようなさっぱりとした香り」を選ぶようにしています。さっぱりとした香りの中でも、大人の女性に選んでいただきたいのは、汗と香気成分が混ざっても、“ずっと爽やかな人”を演出してくれる上質さのあるもの。香り選びで迷ったときは、美容賢者の方々からも人気の名香をヒントにしたり、夏の限定で発売されている香りをチェックしたりするのもいいでしょう」と、安倍さん。そこで、安倍さんがいまの時期におすすめのフレグランスを3品、ご紹介いただきました。
「夏のオンスタイルにも似合う凛とした香り」（安倍さん）
パルファン クリスチャン ディオール 『ディオリビエラ』：柔らかいローズとフレッシュなイチジクの葉のコントラストが奏でるフローラルフルーティー調。開放的なリゾートを連想させ、太陽の輝きのようにポジティブに人生を謳歌する香りを表現。
「南フランスに気持ちよく降り注ぐ日差しを連想させる夏らしい香りながら、仕事をするときに気持ちをシャキッとしてくれるという面もあり、スーツなどのオンスタイルにも似合うマニッシュさを持ち合わせています。美容関係者にも人気の香りのひとつ」（安倍さん）。
「スコットランドの風のような気持ちが引き締まる爽やかさ」（安倍さん）
ジョー マローン ロンドン 『ワイルド アキレア コロン』：黄金色に咲く野生のアキレアを軸とし、輝くベルガモットにネトルのピリッとした刺激が絡み合って明るい印象に。やわらかなホワイトムスクのベースがグリーン系の香りとの調和を奏でる。
「生命力溢れるアキレアとベルガモットのハーモニーは、まるで力強いスコットランドの風をイメージさせ、まとうたびに爽やかに香り、気持ちを引き締めてくれます。アルコールも香料も必要最低限という点でもシーンを選ばず使いやすいです」（安倍さん）
「甘いのに爽やかに香るクオリティの高さと環境に配慮された物作りに脱帽」（安倍さん）
ゲラン 『アクア アレゴリア ネロリア ベチバー ハーベスト』：ゲランがイタリアのカラブリアに設置したミツバチの巣箱から採取されるオレンジブロッサムハニーの甘美な香りを、明るいネロリの輝きとウッディなベチバーが包み込んだ柔らかなフローラルノート。原料は、エシカルな方法で収穫した素材を厳選した天然由来成分を95%使用。
「南国気分に浸れるフレッシュな香りが上品に広がり、甘さがあっても爽やかにまとえます。原料やパッケージ（写真後方に映るボトルにフィットする100%リサイクル可能なカバー）に至るまで、老舗パフューマリーがSDGsにも積極的に取り組んでいる姿勢は、価値観が変わるようなメッセージ性があります」（安倍さん）。
ひとくちに“爽やかな香り”と言っても、さまざまな表情を見せてくれるのがフレグランスの魅力。安倍さんのように老舗メゾンの限定品や夏の人気から選んで、暑い夏の印象をチェンジしてみませんか。
※掲載している商品の価格は、すべて税込みです。また商品はすべて本人の私物です。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- WRITING ：
- 越後有希子
