【目次】
「プロフィール」
名前:ヴィゴ・モーテンセン(Viggo Mortensen)
出生地:アメリカ合衆国ニューヨーク州ニューヨーク市
生年月日:1958年10月20日
デンマーク人の父、アメリカ人の母の元に生まれる。ニューヨークで誕生したが、2歳のときにベネズエラに移住。その1年後にアルゼンチンに移り住む。夏になるとデンマークに帰省していたため、英語だけでなくスペイン語、デンマーク語、フランス語、イタリア語、スウェーデン語などが話せる。大学卒業後に俳優を志すようになり、1982年に舞台俳優デビュー。1985年、映画『刑事ジョン・ブック 目撃者』でスクリーンデビューを果たす。1991年、映画『インディアン・ランナー』に出演し、注目を集める。転機となったのが2001年公開の映画『ロード・オブ・ザ・リング』の出演だった。シリーズ3部作が大ヒットし、世界的スターの仲間入りを果たす。そのほかの代表作に『イースタン・プロミス』『はじまりへの旅』『グリーンブック』など。
私生活では1987年から1998年の間、バンドXのヴォーカリスト、エクシーン・セルヴェンカと結婚しており、男児を授かる。離婚後、父子家庭として息子を育てる。
「若いころ」「昔」の写真20選
まず、ヴィゴ・モーテンセンの「若いころ」「昔」の写真をお届けします。
1983年(24歳ごろ)
1995年(36歳ごろ)
1996年(37歳ごろ)
1996年(37歳ごろ)
1997年4月(38歳)
1998年8月(39歳) 映画『リターン・トゥ・パラダイス』プレミア
1998年11月(40歳) 写真展にて
2001年12月(43歳) 映画『ロード・オブ・ザ・リング』ポートレート撮影
2002年12月(44歳) 映画『ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔』プレミア
2004年1月(45歳) 映画『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』来日記者会見
2004年2月(45歳) 映画『オーシャン・オブ・ファイヤー』プロモーション
2005年5月(46歳) 第58回カンヌ国際映画祭
2005年9月(46歳) トロント映画祭
2005年9月(46歳) 映画『僕の大事なコレクション』NYプレミア
2005年9月(46歳) 映画『ヒストリー・オブ・バイオレンス』LAプレミア
2006年8月(47歳) 映画『アラトリステ』プレミア
2007年9月(48歳) トロント映画祭
2007年9月 トーク番組『レイト・ショー・ウィズ・デイヴィッド・レターマン』出演前
2008年6月(49歳) シネヴェガス映画祭
2008年11月(50歳) 映画『善き人』記者会見
「映画」代表作9選
次に、チェックしておきたい代表「映画」をご紹介します。『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルン役を演じることになった舞台裏にも注目。
『ロード・オブ・ザ・リング』(2001年)
J・R・R・トルーキンの小説『指輪物語』を映画化した3部作の第1弾で、ヴィゴ・モーテンセンはアラゴルンを演じ、世界的に名を馳せるきっかけとなった。当初アラゴルン役はスチュアート・タウンゼントが演じる予定だったが、見た目の若さにより撮影直前に降板。ヴィゴ・モーテンセンは「明後日から撮影に参加できないか」と声をかけられるが、トレーニング不足や1年半にも及ぶ撮影が理由で断ろうとしていたところ、原作ファンの息子のあと押しもあり、出演を決意したそう。
あらすじ:ホビット族の青年フロド(イライジャ・ウッド)は、養父が持っていた指輪を手にする。その指輪は、数千年前に闇の冥王サウロンが世界を破滅させる力を封じ込めたものだった。フロドは9人の仲間とともに、指輪を葬るために滅びの山へと向かう旅を始める。
『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』(2003年)
シリーズ3部作の最終作。アカデミー賞では作品賞、監督賞など計11部門を受賞。この最多の受賞はファンタジー映画では初の快挙となり、映画史を塗り替えることに。
あらすじ:世界を破滅させる恐ろしい力を増していく指輪。指輪を託されたフロド(イライジャ・ウッド)は、遂に仲間のサム(ショーン・アスティン)と決別してしまう。一方、アラゴルン(ヴィゴ・モーテンセン)の祖国ゴンドールには、闇の冥王サウロンの軍勢が押し寄せていて…。
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005年)
ヴィゴ・モーテンセンはエンパイア賞男優賞、ニューヨーク映画批評家協会賞主演男優賞などにノミネート。
あらすじ:田舎町でダイナーを営みながら、妻と子供たちに囲まれ平穏な日々を過ごすトム(ヴィゴ・モーテンセン)。ある日、ダイナーに押し入った強盗をトムが撃退したことを機に、怪しげな一団が彼のもとにやってくる。
『イースタン・プロミス』(2007年)
『ヒストリー・オブ・バイオレンス』のデヴィッド・クローネンバーグと再びタッグを組んだ作品で、ヴィゴ・モーテンセンは英国インディペンデント映画賞男優賞、トロント映画批評家協会主演男優賞受賞などを受賞。アカデミー主演男優賞、放送映画批評家協会賞主演男優賞などにノミネート。
あらすじ:ある日、助産婦のアンナ(ナオミ・ワッツ)が働く病院に運び込まれた10代の幼い妊婦は、赤ちゃんを産んだ直後に息を引き取ってしまった。少女のバッグからロシア語で書かれた日記を見つけたアンナは、孤児となった赤ちゃんのために少女の身元を調べ始める。すると、マフィアの一員ニコライ(ヴィゴ・モーテンセン)に出会い…。
『ザ・ロード』(2009年)
コーマック・マッカーシー著の同名ベストセラー小説を原作とした作品で、ヴィゴ・モーテンセンはユタ映画批評家協会賞主演男優賞受賞。
あらすじ:大災厄により、荒廃した世界。男(ヴィゴ・モーテンセン)とその息子(コディ・スミット=マクフィー)は、飢えや寒さ、暴徒たちの襲撃から逃れながら旅を続けるが…。
『危険なメソッド』(2011年)
ヴィゴ・モーテンセンは精神分析学の創設者フロイトを演じ、バンクーバー映画批評家協会カナダ・助演男優賞受賞、ゴールデングローブ賞助演男優賞などにノミネート。
あらすじ:精神科医ユング(マイケル・ファスベンダー)は、精神分析医フロイト(ヴィゴ・モーテンセン)が提唱する治療法を、美しき患者ザビーナ(キーラ・ナイトレイ)に実践することになる。ユングはザビーナが抱えるトラウマの原因を突き止めるが、ふたりは医師と患者の一線を越え…。
『はじまりへの旅』(2016年)
ヴィゴ・モーテンセンは主人公で一家の父、ベンを演じる。
あらすじ:現代社会には触れず、森の中で暮らしているキャッシュ一家。しかし、入院していた母が亡くなり、葬儀のために2400kmもの旅に出ることになる。
『グリーンブック』(2018年)
ジャマイカ系アメリカ人の天才ピアニストとそのボディガードの、1962年に行われたアメリカ最南部を回るコンサートツアーでの実話をベースとした作品。アカデミー賞作品賞受賞作品で、ヴィゴ・モーテンセンはボストン映画祭主演男優賞、ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞主演男優賞などを受賞。
あらすじ:1962年のアメリカ。用心棒のトニー(ヴィゴ・モーテンセン)は、天才ピアニストドクター・シャーリー(マハーシャラ・アリ)の南部でのツアーにボディガードとして同行することになった。南部ではまだ人種差別が色濃く残っており…。
『フォーリング 50年間の想い出』(2020年)
ヴィゴ・モーテンセンの監督デビュー作。半自伝的な脚本となっている。
あらすじ:ジョン(ヴィゴ・モーテンセン)のもとに、引退後の住まいを探すために父ウィルス(ランス・ヘンリクセン)がやってくる。保守的だった父との間に溝を感じていたジョンだったが、認知症のため過去と現在が混濁する父と向き合ううちにその秘めた思いに気付き…。
「妻」の写真2選
ヴィゴ・モーテンセンは1987年から1998年の間、映画『T.V.サルベーション』で共演したバンドXのヴォーカリスト、エクシーン・セルヴェンカと結婚していました。ここからは「妻」の写真をお届けします。
結婚していた時期のエクシーン
「息子」の写真3選
1988年、ヴィゴ・モーテンセンはエクシーン・セルヴェンカとの間に男児ヘンリーを授かりました。離婚ののち、父子家庭として息子を育てていましたが、現在も元妻と3人で良好な関係を続けている様子。
1997年8月 映画『G.I.ジェーン』プレミア
2017年2月 第89回アカデミー賞授賞式
2019年1月 第76回ゴールデングローブ賞授賞式
「かっこいい」魅力溢れる写真12選
ここからは、ヴィゴ・モーテンセンの「かっこいい」「渋い」魅力溢れる写真をご紹介します。
2009年10月 映画『ザ・ロード』フォトコール
2011年9月 トロント映画祭
2014年8月 映画『涙するまで、生きる』プレミア
2014年9月 ヴェネツィアにて
2016年1月 映画『はじまりへの旅』プレミア
2016年10月 映画『はじまりへの旅』フォトコール
2017年2月 インディペンデント・スピリット賞授賞式
2018年9月 映画『グリーンブック』プレミア
2019年1月 第76回ゴールデングローブ賞授賞式
2020年9月 第68回サン・セバスティアン国際映画祭
2020年10月 第47回ヘント映画祭
2022年6月 映画『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』NYプレミア
「現在」の写真2選
最後に、公の場で撮影された最新の「現在」の写真をお届けします。最近では『ヒストリー・オブ・バイオレンス』『イースタン・プロミス』でタッグを組んだデヴィッド・クローネンバーグ監督作品の『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』出演が話題となっています。これからの俳優業、監督業からも目が離せません。
2022年7月 映画『13人の命』プレミア
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香