【目次】
「プロフィール」
名前:ジュリエット・ビノシュ(Juliette Binoche)
出生地:フランス パリ
生年月日:1964年3月9日
彫刻家、俳優、演出家の父、俳優の母の元に生まれ、フランス国立高等演劇学校で演技を学ぶ。1983年にスクリーンデビューを果たし、映画『ランデヴー』などの出演で注目を集める。1993年公開『トリコロール/青の愛』ではヴェネツィア国際映画祭女優賞を、1996年公開『イングリッシュ・ペイシェント』ではアカデミー賞助演女優賞とベルリン国際映画祭銀熊賞を、そして2010年公開『トスカーナの贋作』でカンヌ国際映画祭女優賞を受賞し、アカデミー賞、そして世界三大映画祭の女優賞を制覇した。
私生活では1993年にプロ潜水士の男性と交際し、男児を授かる。1999年には、映画『年下のひと』で共演したブノワ・マジメルと交際し、女児を授かった。
「若いころ」「昔」の写真20選
まず、ジュリエット・ビノシュの「若いころ」「昔」の写真を振り返ります。変わらない透明感のある佇まいにうっとり。
1982年1月(17歳)
1984年7月(20歳)
1985年1月(20歳)
1985年4月(21歳)
1985年6月(21歳)
1991年8月(27歳)
1994年1月(29歳)
1996年11月(32歳) 映画『イングリッシュ・ペイシェント』より
1997年2月(32歳) ナショナル・ボード・オブ・レビュー賞授賞式
1997年3月(33歳) 第69回アカデミー賞授賞式
2000年5月(36歳)第53回カンヌ国際映画祭
2001年3月(37歳) 第7回全米映画俳優組合賞授賞式
2002年5月(38歳) 第55回カンヌ国際映画祭
2003年6月(39歳) 映画『シェフと素顔と、おいしい時間』NYプレミア
2004年4月(40歳) 映画『イン・マイ・カントリー』フォトコール
2005年5月(41歳) 第58回カンヌ国際映画祭
2006年9月(42歳) 第63回ヴェネツィア国際映画祭
2007年1月(42歳) 映画『こわれゆく世界で』NYプレミア
2009年3月(45歳) フランス映画祭のため来日
「映画」代表作10選
ここからは、チェックしておきたい代表出演「映画」をお届けします。三大映画祭やアカデミー賞で賞を受賞した作品もピックアップ。
『ランデヴー』(1985年)
ジュリエット・ビノシュがセザール賞主演女優賞にノミネートされた作品。
あらすじ:俳優志望のニーナ(ジュリエット・ビノシュ)は、不動産屋のポーロ(ヴァデック・スタンザック)の部屋に居候することに。そこで出会ったカンタン(ランベール・ウィルソン)に惹かれるニーナ。三角関係が生まれた彼らだったが…。
『汚れた血』(1986年)
ジュリエット・ビノシュが再びセザール賞主演女優賞にノミネートされた作品。
あらすじ:奇病が蔓延するパリ。青年アレックス(ドニ・ラヴァン)は、ある日行方知らずだった父親が亡くなったことを知らされる。父は多額の借金を抱えており、仕事仲間は金を工面するための計画にアレックスを参加させようとする。そんな中、アレックスは美女アンナ(ジュリエット・ビノシュ)に出会い…。
『存在の耐えられない軽さ』(1988年)
ミラン・クンデラの同名小説を映画化した作品で、ジュリエット・ビノシュのアメリカ映画初出演作。
あらすじ:1968年、チェコ。脳外科医のトマシュ(ダニエル・デイ=ルイス)は優秀であったが、プレイボーイだった。ある日トマシュは写真家を志すテレーザに出会う。情熱的なテレーザ(ジュリエット・ビノシュ)に惹かれ、トマシュは結婚を決意するが、やがて再び女遊びをするように。間も無くして、チェコスロヴァキア侵攻が始まり…。
『ポンヌフの恋人』(1991年)
レオス・カラックス監督作品で、『ボーイ・ミーツ・ガール』、『汚れた血』に続く3作目。ジュリエット・ビノシュはセザール賞主演女優賞にノミネートされ、ヨーロッパ映画賞女優賞を受賞。
あらすじ:パリのポンヌフ橋に暮らすアレックス(ドニ・ラヴァン)は、ある日失明の危機と失恋によって失意にある女学生ミシェル(ジュリエット・ビノシュ)に出会う。恋に落ち、生活をともにするようになった中、ミシェルに目を治す機会が訪れる。
『トリコロール/青の愛』(1993年)
ジュリエット・ビノシュがヴェネツィア国際映画祭、セザール賞で主演女優賞を受賞した作品。
あらすじ:夫と娘を事故で亡くしたジュリー(ジュリエット・ビノシュ)は、過去と決別するために屋敷や財産を処分することを決意する。しかし、生前の夫のある秘密を知ることになる。
『イングリッシュ・ペイシェント』(1996年)
マイケル・オンダーチェ著の小説『イギリス人の患者』を原作とした作品。ジュリエット・ビノシュはアカデミー賞、英国アカデミー賞で助演女優賞を、ベルリン国際映画祭では女優賞にあたる銀熊賞などを受賞。
あらすじ:第二次世界大戦下の北アフリカ。全身に火傷を負った男が救助されるが、記憶がなかったため英国人の患者と呼ばれていた。看護婦ハナ(ジュリエット・ビノシュ)の看病を受け、次第に男は記憶を回想し始める。それは、とある人妻との恋の物語だった。
『ショコラ』(2000年)
ジョアン・ハリス著の同名小説を原作とした作品で、ジュリエット・ビノシュはアカデミー賞、英国アカデミー賞、ゴールデングローブ賞などで主演女優賞にノミネート。
あらすじ:フランスの小さな村にやってきたヴィアンヌ(ジュリエット・ビノシュ)母娘は、チョコレートショップをオープンする。不思議な美味しさのチョコレートで村人たちの情熱を目覚めさせていくが、厳格な村長は村人たちにヴィアンヌに関わらないよう注意する。そんな中、ジプシーの青年ルー(ジョニー・デップ)たちが村に流れ着く。
『トスカーナの贋作』(2010年)
ジュリエット・ビノシュがカンヌ国際映画祭女優賞を受賞した作品。この時点で、世界三大映画祭全ての女優賞を制覇。
あらすじ:イタリアのトスカーナ地方に訪れた作家のジェームズ(ウィリアム・シメル)は、そこでギャラリーを経営するフランス人女性(ジョリエット・ビノシュ)に出会う。カフェの女主人に夫婦と間違われた2人は、偽りの夫婦を演じるようになり…。
『アクトレス〜女たちの舞台〜』(2014年)
ジュリエット・ビノシュがセザール賞主演女優賞にノミネートされた作品。
あらすじ:新人時代の自分を発掘してくれた劇作家に代わり、彼の功績を称える授賞式に出席することになった女優のマリア(ジュリエット・ビノシュ)。出世作は舞台『マローヤのヘビ』だった。すると式のレセプションで、新進気鋭の演出家からリメイク版『マローヤのヘビ』の出演依頼を受けるが…。
『Vision』(2018年)
河瀬直美監督作品。
あらすじ:紀行文を執筆しているジャンヌ(ジュリエット・ビノシュ)は、あらゆる精神的な苦痛を取り去ると言われている薬草を求め、日本の奈良にやってくる。そこで山守の智(永瀬正敏)や謎めいた女性アキ(夏木マリ)に出会う。
「結婚相手」は? 写真5選
ジュリエット・ビノシュに結婚歴はありません。ここからは恋愛遍歴を年代順に振り返ります。
レオス・カラックス(1980年代)
出演した『汚れた血』『ポンヌフの恋人』の映画監督であるレオス・カラックスと、1980年代に交際していたジュリエット・ビノシュ。
1986年11月 パリにて
アンドレ・ハル(1993年)
1993年にはスキューバダイバーのアンドレ・ハルと交際し、男児ラファエルを授かりました。
オリヴィエ・マルティネス(1995年)
映画『プロヴァンスの恋』で交際した俳優のオリヴィエ・マルティネスと1995年に交際の報道が。
1995年11月 映画『プロヴァンスの恋』プレミア
ブノワ・マジメル(1999〜2000年代初頭)
映画『年下のひと』にて共演した俳優のブノワ・マジメルとは1999年に交際し、女児ハナを授かりました。ふたりは破局しますが、2023年公開の『La passion de Dodin Bouffant(原題)』で再び共演したことが話題となりました。
2002年3月 第27回セザール賞授賞式
2023年5月 第76回カンヌ国際映画祭
サンティアゴ・アミゴレーナ(2005〜2008年)
出演した映画『カウントダウン 9.11』の映画監督であるサンティアゴ・アミゴレーナと、2005年から2008年の間に交際したそう。
2006年9月 第63回ヴェネツィア国際映画祭
「ファッション」12選
マチュアなオーラ溢れる着こなしで、人々を魅了するジュリエット・ビノシュ。ここからは、各イベントで撮影された「ファッション」を振り返ります。
重厚感のある小物で黒に奥行きを
異素材ミックスのモノトーンにワインレッドを差して
きりっとスーツスタイルでマスキュリンな趣を
ボウタイブラウスでデニムパンツをドレッシーに
ゆったりシルエットでエフォートレスに
レザーグローブでぴりっとスパイスを
知的なネイビーはサテン素材で色香をミックス
パワフルオレンジでフレッシュに
カラーブロックでモードな遊び心を演出
煌びやかなフィッシュネットドレスでオーラ抜群
貫禄たっぷりのゴールドドレスでMETガラへ
ピンストライプのセットアップで大人カジュアルを満喫
「現在」の写真3選
最後に「現在」の写真を3選お届けします。間もなく60代へと突入し、その美貌をアップデートしていくジュリエット・ビノシュ。変わらず第一線で俳優活動を続ける彼女に、今後も注目です。
2023年5月 第76回カンヌ国際映画祭
2023年5月 第76回カンヌ国際映画祭
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 阿部芙美香