1997年、代官山・旧山手通りにオープンして以来、長きに渡り人気を誇るイタリア料理店「リストランテASO」とヨーロピアンスタイルのカフェ「カフェ・ミケランジェロ」が、2023年9月にリニューアルオープンしました。
リニューアルオープンに際し、代官山のランドマークとして永く愛される場所であり続けたい、という想いを込めて名付けられた、レストランとカフェの総称「Villa ASO」。
オープン直前に行われた「Villa ASO」の内覧会にPrecious.jpライターが参加。「リストランテASO」館内と、「カフェ・ミケランジェロ」夜の新メニューをご紹介いたします。
リニューアルテーマは「時代に即したアップデート」
昭和初期に建てられた洋館の持つ唯⼀無⼆の雰囲気を⼤切にしつつ、これから先、50年後100年後も変わらず継承していくため、今の時代に合うようリニューアルされました。
館内に入ってまず感じるのは、クラシカルとモダンが融合して作り出される、より洗練された雰囲気です。
リストランテASOの象徴ともいえるフレスコ画「碧空」は、螺旋階段の上の天井だけではなく、ショープレートになって各席に。真っ白なテーブルセンターにとても映え、運ばれてきたお料理にも自然と目がいきます。
一面の大きな窓からは光が差し込み、隣のガーデンチャペルの緑も望める、解放感あふれた1階のサロン。大きなシャンデリアは存在感たっぷりです。
シックな紺色の絨毯に張り替えられた螺旋階段を上った2階には、3つの個室があります。こちらの個室Aは、以前は白い壁だったものを螺旋階段同様、紺色に。窓も広くなり、明るい印象になりました。
環境に配慮した取り組み
時代に即したアップデートは、雰囲気のみならず、持続可能な社会の実現を目指した取り組みも含まれます。
ひとつは、レストランで毎日出るワインのコルクが、ブロックやシート状の製品として生まれ変わることができるよう、回収すること。
もうひとつは、破損後も肥料としてリサイクルできることを目指す食器を積極的に使用していくことだといいます。そのほか、館内照明のLED化、フードロスを最小限に抑えられるような仕入れや工夫も行われています。
ワイン片手に「夜カフェ」を楽しむ新メニュー
昼間はパスタやリゾット、デザートセットや「ミケランジェロ・プリン」が人気ですが、夜は、ワインと⼀緒に楽しめるアンティパスト(前菜)が充実し、大人時間を気軽の満喫できる夜カフェへと変身します。
今回、夜カフェの新メニューとして発表されたのは、ゼッポリーニ、田舎風パテ、キャロットラペ、小海老とブロッコリーのアリオリオマリネ、ピンサ・ロマーナなど。
イタリア・ナポリ料理として知られるゼッポリーニは、ほどよい塩味と磯の香り、そしてモチモチ食感がとまらないおいしさ、田舎風パテは食べやすいので、ワインが進みすぎてしまいそうです。
おなじく中はモチモチですが、外はカリっとしている、イタリア生まれの重くないピッツァ「ピンサ・ロマーナ」も絶品。小麦粉だけではなく、大豆粉や米粉を使用し、長時間発酵させた生地は、ピザよりも軽い食感の新しいスタイルです。
「⼈⽣を、 満たす場所。」という新たなコンセプトも発表した「Villa ASO」。慌ただしい日常の中でも、たまには豊かなひとときを求めて、友人や大切な人と訪れてみてはいかがでしょうか。リニューアルされた素敵な空間とおいしいお料理に、癒やされること間違いなしです。
問い合わせ先
- リストランテASO
- 営業時間/12:00〜15:30(L.O. 13:30)、18:00〜22:30(L.O. 20:00)
定休日/水曜日 - TEL:03-3770-3690(10:00~18:00)
- カフェ・ミケランジェロ
- 営業時間/平日 11:00〜22:00(L.O. 21:15)、土日祝日 10:30〜22:00(L.O. 21:15)
※15:00~17:30は、デザート・パン・ドリンクのみのカフェ営業
定休日/水曜日 - TEL:03-3770-9517
- 住所/東京都渋谷区猿楽町29-3
関連記事
- 「ウェスティンホテル東京」や「ホテル ザ ミツイ キョウト」など|ラグジュアリーホテルの「秋のアフタヌーンティー」5選
- メズム東京『オズの魔法使い』の世界観を表現したランチ&ディナーがリニューアル!実食レポート
- 「花」から広がるシャンパンとアートの世界|ペリエ ジュエのホップアップ「THE HOUSE OF WONDER」
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- WRITING :
- 篠原亜由美
- EDIT :
- 小林麻美