【目次】

「エスニックファッションとは?」


 

エスニックファッションとは「民族的なファッション」のことを指します。各地の民族衣装にインスパイアされたファッションで、自然染料を用いたり、刺繍や幾何学模様が特徴。存在感のあるアイテムだからこそハードルが高い… と感じがちですが、きれいめアイテムと組み合わせれば都会的にまとまり、デイリーで役立てることができます。さっそく「トップス」「パンツ」「スカート」「ワンピース」でエスニックアイテムを取り入れたコーディネート実例をご紹介します。

「トップス」で取り入れ顔周りを華やかに


エスニックな「トップス」なら、顔周りにポイントが生まれて表情がぱっと華やかに。デニムパンツなど、慣れ親しんだボトムスを合わせればコーディネートも簡単。

ダークカラーでまとめシックに導く

 

エスニックなカラフルペイズリー柄ブラウスも、全体をダークカラーでまとめることでシックに誘導。親近感のあるデニムパンツで外せば派手に傾く心配もなく、良バランスに整います。

Tシャツ×デニムパンツをエスニックに味付け

 

日頃からエスニック調のカジュアルコーディネートを愛用している、モデルのアレッサンドラ・アンブロジオ。Tシャツとブルーデニムパンツの定番カジュアルも、タイダイ模様のTシャツをセレクトし単調さを回避。フェミニンなフレアシルエットのパンツを選びつつ、ブラウンのレザーバッグを足してきちんと感をミックス。

黒×レモンイエローが新鮮

 

黒地に白の細かな刺繍が施されたエスニックトップスで、立体感を確保。そこに足取りが軽やかになるレモンイエローのパンツを合わせ、鮮度を宿して。バッグはまろやかなベージュのレザーを選び、品の良さをオン。

ブルーで繋いでクリーンな佇まいへ

 

くすみブルーのペイズリー柄チュニックに、ライトブルーデニムパンツを繋いでクリーンなエスニックスタイルを堪能。サンダルとネイルカラーを黒で統一することで、引き締めを実行すればスタイリッシュ。

さりげない刺繍トップスなら取り入れやすい

 

淡いラベンダーが透明感のあるブラウスは、さりげない刺繍入りでほんのりエスニック気分を漂わせて。カーキワイドパンツのアースカラーを添え、ナチュラルに。

スウェードパンツでエスニックムードを高める

 

カラフルな刺繍が気分を上げてくれるエスニックトップスを、幾何学模様のベルトでウエストマークし立体感を倍増。そこにスウェードパンツを合わせれば、エスニックムードが高まります。上品ブラウンなら、落ち着いた雰囲気に着地。

カジュアルアイテムをミックスしてみる

 

淡いトーンが柔らかな表情の刺繍カーディガンに、ダークブラウンのレザーロングブーツを加えモダンさを演出。そこにグレーのスウェットショートパンツを加え、カジュアルダウンを実行すればこなれたテイストミックススタイルにまとまります。

「パンツ」スタイルを無難にさせない


いつもの「パンツ」スタイルも、エスニック模様に置き換えれば無難を回避することができます。ゆったりとしたエスニックパンツを選べば、ちょうどいい抜け感が確保できて好バランス。

白黒でまとめれば挑戦しやすい

 

難しい… と感じがちなエスニックパンツは、無彩色である白黒を選びつつ、他のアイテムも同色で統一すれば身近な存在に。上下ともゆったりとしたシルエットをセレクトし、エフォートレスに着こなして。

白合わせで軽やかに誘導

 

ボタニカルモチーフのキャッチーなエスニックパンツに、白で統一したきれいめシャツとレザースニーカーを掛け合わせ、軽やかさをまとって。仕上げにかごバッグを携えれば、アジアンなエスニックコーディネートが出来上がり。

ブラウンでまとめ調和を取る

 

コーディネートの華やかさが高まる総柄のエスニックパンツは、微光沢感のある素材でリッチな佇まいへ。パンツの色を拾ってトップスや小物もブラウンで統一し、調和をとって。ベルトマークやフリンジネックレスなどの小物使いも秀逸。

ニット素材の上下で心地良さに包まれる

 

幾何学模様が目を引くパンツは、ニット素材で快適に。同じくニットのリブカーディガンを迎え心地よさをプラスしつつ、白を選ぶことで爽やかさをトッピング。

白×ミントグリーンなら軽やかさたっぷり

 

ゆったりとしたイージー仕様のエスニックパンツに、カットソーやカジュアル小物を掛け合わせリラックス。白とミントグリーンの爽やかな色合わせなら、軽やかさが倍増します。

くすみカラーで深みのある表情へ

 

キャメルのニットベストに、くすみトーンの幾何学模様パンツを合わせこっくりと深みのある表情へ。ベストのインには白シャツを仕込みつつ、サテンパンプスを取り入れることできれいめ要素をミックスすると都会的。

カラーブロックで華やかオーラを放つ

 

鮮やかなグリーンとピンクの組み合わせは、エスニック模様でキャッチーさを上乗せ。程よいゆとりで抜け感のあるパンツだからこそ、ポップな配色でもトゥーマッチになりません。足元にベーシックカラーである茶色サンダルを置き、まろやかさをプラス。

「スカート」エキゾチックな模様で新鮮に


フェミニンな「スカート」スタイルは、エスニック柄を選ぶことで新鮮さを獲得して。エキゾチックなムードを漂わせ、絵になる姿を実現しましょう。

白黒アイテム合わせでスカートを引き立てる

 

難易度が高そうな幾何学模様のスカートも、正統派な白シャツ合わせならすっきりとした印象に。スカートの美しい色と柄を引き立てるべく、トップスとシューズは無彩色を採用。

タイダイスカートでニュアンスを醸す

 

ともすると単調になりがちな白黒コーディネートも、こんなタイダイ模様のエスニックスカートを迎えれば、ニュアンスが生まれてリズミカル。白タンクトップと黒スポーツサンダルを掛け合わせ、ヘルシーに導いて。

淡いイエローでフレッシュさを堪能

 

エスニックなムード漂うタイダイ模様のスカートは、淡いイエローと黒のコントラストが美しい一枚。トップスもスカートのベースと同じイエローを選ぶことで、フレッシュさを上乗せ。黒小物で小気味よく引き締めればパーフェクト。

白トップス合わせでクリーンさをトッピング

 

存在感たっぷりのエスニック柄ロングスカートは、プレーンな白トップス合わせが安心。くすみトーンのスカートとダークブラウンバッグの組み合わせに白を合わせれば、クリーンに仕上がります。

タイダイスカートで穏やかブラウンを地味にさせない

 

ブラウンを基調とした着こなしも、表情を授けてくれるタイダイ模様のエスニックスカートを迎えれば、決して地味になりません。反対にモダンな小物を加えてもトゥーマッチにならないのは、穏やかなブラウンがあるからこそ。

白×ブラウンで品の良さを両立

 

エスニックな雰囲気の絞り染めスカートは、ブラウンを選び落ち着いた印象をキープ。そこに白のシャツときれいめ小物を組み合わせれば、品の良さが高まります。仕上げに大ぶりのネックレスを足し、華やぎアップに繋げて。

「ワンピース」コーデに程よいリラックス感が漂う


エスニックな「ワンピース」を採用すれば、どこかリゾートムード漂うリラックス感のある着こなしが楽しめます。さらっと1枚で絵になる頼もしさも魅力。

コンフォートワンピースで軽快な黒スタイルを楽しむ

 

モデルのハイディ・クルムが見せたエスニックワンピーススタイルは、オールブラックでも軽やか。コンフォートシルエットや白刺繍が黒を重く見えるのを回避してくれます。両手のあくショルダーバッグやフラットサンダルを指名し、リラックスムードを助長。

さりげないタイダイ模様がアクセント

 

Tシャツワンピースとフラットサンダルのカジュアルサマールックも、タイダイ模様のワンピースを選べば装いにアクセントが生まれ、物足りなさを感じる心配なし。シルバーのジュエリーやきれいめレザーバッグを加え、都会派ムードをオン。

ワイン色と黒で大人顔へ

 

チアフルなミニ丈ワンピースも、エスニックなペイズリー柄、そして深みのあるワイン色なら大人らしく整います。さらにロングブーツで肌見せ面積を調整しつつ、小物は黒レザーで統一することでシックに。

抜け感と着映えを約束してくれる小物を加える

 

リゾート地にマッチするようなエスニック模様のワンピースは、ゆったりシルエットで解放的に。ネットバッグとフラットサンダルで抜け感を上乗せしつつも、繊細なレースアップサンダルや爽やかブルーのバッグを選べば着映え力がアップします。

刺繍ワンピースでエスニック気分を高める

 

エスニック気分にマッチするワンピースも、刺繍が部分的に配されたいるからこそ挑戦しやすいです。淡いトーンのワンピースなので、オレンジのバッグを迎えメリハリを加えて。

タイダイワンピースで奥行きづくり

 

ワンピースにデニムジャケット、そしてスニーカーとショルダーバッグのカジュアルコーディネートは、エスニックなタイダイ模様ワンピースを指名することで奥行きを演出。淡いトーンのワンピースとモノトーンアイテムの組み合わせなら、メリハリ高く仕上がります。

黒ブルゾンを重ねぴりっと辛口に

 

白、黒、赤の配色がキャッチーなクロシェニットワンピースを、ブラウンのレザーベルトでマークしてエスニック気分を盛り上げて。そこに黒のブルゾンとブーツを掛け合わせれば、ぴりっと引き締まってシティな辛口コーディネートに着地します。

この記事の執筆者
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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香