2023年 Precious 10月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、重たいアウターが必要ない秋だからこそ主役として楽しめる、ジャケットやジレの着こなしが多数ラインクイン。ぐっと落ち着きを感じさせる色調が多かったのも、季節の移り変わりを感じさせます。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】ブラウンのニット×キャメルのパンツ×レオパード柄のパンプス
今シーズンは、レオパード柄のシューズが洗練された佇まいでカムバック! プリント技術の進化で、柄がモダンで軽快になっていることも大人の挑戦心を後押ししてくれますが、個性が悪目立ちしないよう、品のよさを備えたクラシカルなデザインから選ぶのがおすすめです。
シャイニーカーフスキンのレオパード柄がラグジュアリーに映えるバックストラップデザインのパンプスは、まさにそんな一足。こっくりと濃厚なブラウンのクロップド丈ニットとキャメルカラーパンツのウォーミーな茶系スタイルがキレよく仕上がり、「秋らしい素材と色使いが素敵」「ポイント使いだからレオパード柄が品よく見える」などのコメントが寄せられました。
【9位】黒のタキシードジャケット×プリントブラウス×デニムパンツ
正統派タキシードをボクシーなシルエットに落とし込みモダンに昇華したジャケットに、「トワル イコノグラフ」柄のシルクブラウスとルーズフィットのブルーデニムを合わせたコーディネートには、「カジュアルすぎないデニムスタイルのお手本」という声が。
オーバーサイズでかっちりとした旬のハンサムジャケットを自由な発想で着こなすことで、鮮度の高いこなれた着こなしが完成します。
【8位】ハウンドトゥース柄のショートジャケット×白のフリルブラウス×黒パンツ
ショルダーパッドにクロップド丈。立体的ですっきりとしたシルエットを描くジャケットは、「クラシック」がキーワードの今年らしさを映し出すだけでなく、大人の女性の体を美しく演出してくれる一着。ハウンドトゥース柄と金ボタンでクラシックムードが高まっているのもポイントです。
そんなショートジャケットにリボンタイ付きのフリルブラウスで華やかさを盛ると共に、ボトムはシャープな黒のパンツを合わせた着こなしは、「クラシカルだけど新しさを感じる」「シルエットがきれいでスタイルがよく見える」などと注目されました。
【7位】トレンチコート×黒のブラウス×黒のロングブーツ
「定番のトレンチだけど新鮮に感じられる」と支持されたのは、オーバーサイズシルエットのトレンチコートが主役の着こなし。ガンフラップを大きめにしてメリハリをつくったぶん、エポレットのないラグランスリーブにすることで、すっきりとしなやかなシルエットが生まれているのがポイントです。
首元から覗くブラウスとロングブーツ、そしてバッグの黒がきりりと引き締め、タイムレスな魅力を放つ洗練されたスタイルには「かっこいい!」というコメントも多く寄せられました。
【6位】ネイビーブラックのウールジャケット×白のフリルシャツ×黒のプリーツスカート
コンパクトなV開き、ショート丈、フラップポケット…。レディライクなディテールが光るウールジャケットに、フリルシャツやアシメトリーなプリーツスカートでひねりを加えたコーディネートは、「程よいフェミニンさがあって好き」と票を集めました。
ジャケットはネイビーブラック、スカートはブラック、シャツや小物は白というストイックな配色でまとめることで、大人に似合う甘さを実現。「個性的なスカートでもこの色合わせなら取り入れやすい」という意見もいただきました。
【5位】キャメルのジャケット×同素材のビスチェ&ロングスカート
「『マックスマーラ』ならではの魅力が詰まったワントーンコーデ」など、「マックスマーラ」ファンからのメッセージも多く見受けられたのは、上質なキャメル素材を用いたアイテムでまとめた着こなし。
ボタンのデザインやカッティングなど、さりげなく遊び心を散りばめたスリムフィットなジャケットに、構築的なロングスカートとデコルテの抜け感もあるビスチェと合わせて、ワンピーススーツのようなセットアップに仕上げています。
【4位】黒のジャケット×白シャツ×黒のスカート×黒のコンバットブーツ
4位にランクインしたコーディネートの主役は、足元のコンバットブーツ。着こなしを引き締めるボリューム感や本格志向の迫力が人気のトレンドアイテムです。特に、足首へのフィット感をもたらすレースアップタイプは、トラディショナルなムードも併せもち、装いがオーセンティックに仕上がる奥深さも。ブラックレザーなら、無敵の活躍を見込めます!
そんなコンバットブーツでスカートが優雅に広がるレディスタイルを小気味よく引き締めた装いには、「この外し具合を真似したい」というコメントが多数。また、「ジャケットとスカートのバランスが完璧」「白シャツの魅力を再確認できる」などウエアのスタイリングに注目した方もいらっしゃいました。
【3位】リバーシブルのジレコート×黒のニット×黒のパンツ
大判ストールを肩掛けして袖下のボタンを留める進化系デザインのジレコートは、キャメルカラーと「トワル イコノグラフ」柄のリバーシブルスタイル。「キャメルカラーの品のよさが発揮されている」「タイムレスな美しさが感じられる」と高評価でした。
また、ふわりと羽織るデザインに着目した「さりげなく体型カバーできそう」という感想も。動きのあるシルエットなので裏側とのコントラストにいきいきとした表情があり、着こなしに小粋な個性を演出できるのが大きな魅力です。
【2位】グレンチェックのツイードジャケット×同素材のパンツ
「マニッシュなスーツが女性らしく変わる」と、ベルトマークのテクニックが注目されたのは、最旬ボックスシルエットスーツの着こなし。パッチポケットがカジュアルな仕様のツイードジャケットながら、ラペルの黒い切り替えに光沢をもたせて、少しフォーマルな雰囲気も感じさせる一着です。
キュッとベルトマークすることで女性らしいフォルムを演出し、ボトムはスティックパンツですっきりとしたバランスを実現。さらに、「黒&ゴールドでまとめた小物使いのバランスが絶妙」という声をいただいたように、ベルトと同じテイストで脇を固めることで、隙のないコーディネートが完成します。
【1位】シアリングファーのジレ×白Tシャツ×黒のチュールスカート
『Precious』10月号の好きなコーディネート1位を獲得したのは、繊細な毛足が美しいファーのジレとチュールスカートでつくるリラクシーな装い。「リッチなカジュアルスタイルが素敵!」「気になっていたふわふわジレを着こなす参考にしたい」などの反響を呼びました。
最高品質のカシミアとして知られるヒルカス山羊の超軽量シアリングファーで仕立てたジレは、毛並みのボリューム感をコンパクトなシルエットで軽快に。薄く軽やかに仕上げたエアリーなチュールスカートは、フラットブーツやスニーカーと合わせれば、より今年らしくアクティブに動きたいシーンにもマッチします。
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以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』10月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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現在発売中の『Precious』11月号の<ファッション大特集>は、【穏やかなのに雄弁に語る——「グレー」と「ベージュ」の新・洗練ラグジュアリー】。ようやく秋らしくなってきたこの頃、加速するおしゃれ心にPreciousがおすすめするのはこの2色。穏やかさとモダンさを兼ね備えたグレーとベージュなら、個性のあるアイテムも違和感なく取り入れられます。特集では2色の魅力を4つのパートでお届け。注目の「キャメルベージュ」配色、ボトムの核となりそうな「グレーワイドパンツ」、知的な華やぎを添えられる「煌めきアイテム」、素材感を楽しむ「アイキャッチ・ベージュ」…ベーシックスタイルを豊かに彩るニュートラルカラーをぜひご覧下さい。また、「小物で極める、秋の『RITA LUXE』」、「〈別冊付録〉大人を満たす『最旬コート』BOOK」、「〈表紙登場〉冨永 愛さんインタビュー」、「2023年『進化する美容』総論」、「『器』こそ日常のアートです」など、充実のラインナップです。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』11月号を是非、お買い求めください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious10月号』小学館、2023年