昨年エクスペディアグループが行った「2023年の旅行トレンドに関する調査」によると、日本人旅行者の33%は健康を意識した“ウェルネストラベル”をしていることがわかっています。

東京・日比谷に位置する5つ星ラグジュアリーホテル「ザ・ペニンシュラ東京」では、「ペニンシュラ・ウェルネス」として“フィジカル”、“マインドフルネス”、“栄養を考慮した食事”の3つのアプローチからさまざまなプログラムを提供し、ゲストの心身のウェルビーイングをサポートする取り組みを行っています。

ホテル_1,東京_1,サステナブル_1,国内旅行_1
エントランスから入って真正面にある、日本人アーティスト濱恵泉氏によるオブジェ

そんな「ザ・ペニンシュラ東京」にて、Precious.jpライターがウェルネスかつサステナブルな滞在を体験。朝食とディナーに植物由来の原材料を使用したプラントベースのフードメニューをいただきましたので、ラグジュアリーな客室とともにご紹介します。

「ザ・ペニンシュラ東京」のウェルネス&サステナブルな取り組み

ゲストの心身のウェルビーイング(快適で、心身が満ち足りている状態)を最大限にサポートする「ペニンシュラ・ウェルネス」。スパトリートメントやヨガなどのフィジカルプログラム、メディテーションなどのマインドフルネスプログラムに加えて、健康的かつサステナブルな食事を提供することで、ゲストが“ウェルビーイング”な状態で過ごせるお手伝いをしてくれます。

もちろん、ホテルの上質で快適な空間やサービスもそのひとつ。まずは、ザ・ペニンシュラホテルズとして約150年にわたって培われてきたゲストの快適性と安らぎを追求した客室のひとつをご紹介します。

客室「デラックススイート」に宿泊

ホテル_2,東京_2,サステナブル_2,国内旅行_2
「デラックススイート」※景色の見え方は一例です

今回、宿泊したのはホテル正面のコーナーに位置する「デラックススイート」。116平方メートルという広さを誇る客室です。定員は大人3名までとなっています。

リビングルームをぐるりと囲うような2面の大きな窓からは、皇居外苑や日比谷公園の眺望が楽しめます。大きなソファとダイニングテーブルがしつらえられたリビングルームのほか、ベッドルーム、広いドレッシングルームがあり、快適性抜群のスイートルームです。

ホテル_3,東京_3,サステナブル_3,国内旅行_3
「デラックススイート」のリビングルーム

ワーケーション利用の方にはぴったりな、パソコンや資料を広げても手狭にならない大きなデスクも。

宿泊ゲストはインターネット接続が無料で、無線と有線接続に対応。机の上にはポータブルWi-Fi、引き出しの中にはケーブル一式が入っています。

さらに全室にプリンターとFAXが置かれているため、スキャンをとりたい、コピーがしたいという仕事中のニーズにも応えてくれます。

ホテル_4,サステナブル_4,東京_4,国内旅行_4
ドレッシングルームを通り抜けるとバスルームが

大きな鏡のドレッサーや、たくさんの洋服をかけておけるクローゼットを備えた広いドレッシングルーム。ドレッサーのところにある「ネイルドライヤー」という、ネイルを乾かすための風が出てくる機能など、客室同様ゲストの快適性を追求したしつらえになっています。

ホテル_5,東京_5,サステナブル_5,国内旅行_5
バスルーム

高級感あふれる大理石のビューバスには、ダブルシンクの洗面台が設置されています。女性2名で宿泊しても、バッティングせずにプライベート感を持って過ごすことができます。これは全ザ・ペニンシュラホテルズ共通の仕様なのだとか。

さらにペニンシュラらしいおもてなしのサービスが、バスタブの近くにある「スパモード」のボタン。こちらを押すと照明が落ちてヒーリングミュージックが流れ、癒やしの時間を演出してくれます。スパモードがオンになっているときは自動的に「今お部屋に入らないでください」ということを伝えるプライバシーボタンもオンになるので、誰にも邪魔されることなくバスタイムを楽しむことができます。

ホテル_6,東京_6,サステナブル_6,国内旅行_6
ベッドルーム

温かみのある灯りのベッドルーム。ベッドサイドにはワイヤレスの充電器や、テレビの音量や部屋中の照明など、すべてコントロール可能な「ベッドサイドコントロールパネル」が設置されています。

ベッドの上ですべてを操作できるのはうれしいですね。こういった客室テクノロジーはすべてザ・ペニンシュラホテルズの自社開発で、ゲストの細かいニーズに応えていきながら、常に快適さを追求して今もなおサービスをブラッシュアップし続けているそうです。

ホテル_7,東京_7
デラックススイートからの眺め ※景色の見え方は部屋により異なります

こちらがデラックススイートからの眺め。皇居外苑や日比谷公園の緑、都会のビル群などが一望でき、見晴らしも最高です。デラックススイートには、「ペニンシュラ・ウェルネス」プログラムの一環でヨガマットとストレッチポールが常備されているので、この開放感あふれる空間でヨガをするのもおすすめです。

一風堂と共同開発!プラントベースの「マイラーメン」を実食

ホテル_8,東京_8,サステナブル_7,国内旅行_7
「ザ・ペニンシュラ東京プラントベース“マイラーメン” by 一風堂」¥5,500

夕食は、2023年6月よりルームサービスメニューに登場しているプラントベースのとんこつ風ラーメン。

ザ・ペニンシュラ東京と、世界15か国に展開する人気ラーメン店「一風堂」が共同開発した、麺もスープもトッピングもすべて植物由来の原料で作られているラーメンです。

宿泊者の多くが外国人観光客というザ・ペニンシュラ東京では、おいしいラーメンを食べたいという海外ゲストの要望が多く、2019年からルームサービスとして一風堂と共同開発したラーメンの提供がスタートしていました。

今回、新たに開発されたプラントベースのラーメンは、世界中から訪れるゲストの多様なライフスタイルに対応する選択肢を広げるだけでなく、作るのに地球環境にかかる負荷が高いと言われている肉や乳製品などの動物性食材に頼らない、サステナブルな観点を持つ料理。

一風堂といえばこってりした味わいの豚骨スープですが、こちらはプラントベースということで豆乳ベースで作られています。昆布やドライボルチーニで引いた出汁と混ぜたスープは、保温ポットに入れてアツアツの状態で提供されます。

ホテル_9,東京_9,サステナブル_8,国内旅行_8
プラントベースのラーメンについてくるトッピング

重箱にズラリと並ぶトッピングは、高菜、紅しょうが、きくらげ、海苔、揚げニンニク、ねぎの豆板醤和え、みじん切りの玉ねぎ、ごま、万能ねぎ。

さらに、上段には中国料理「ヘイフンテラス」特製野菜点心、湯葉真薯、国産野菜のスティックも。ひよこ豆、きのこ、トマト、カシューナッツなどが入ったヘイフンテラスの豆板醤ベースのスパイシーベジタブルソースもあわせて13種類が登場しました。

好きなトッピングを自分好みの分量で入れることで、自分だけの“マイラーメン”に仕上げることができるという粋な趣向です。

ホテル_10,東京_10,サステナブル_9,国内旅行_9
プラントベースのラーメン

麺は卵不使用の細麺。ホテルスタッフが、麺が入った丼にスープを注ぎ、最後にトリュフオイルを垂らして仕上げてくれます。豚骨よりもさっぱりしていますが、豚骨のような深いコクと風味があり、あとを引くお味。麺と絡めながらじっくりと味わいました。

トッピングで味を変化させながらいただけるので、最後まで飽きずに楽しめます。トッピングの種類が多いので、むしろ麺もスープももっといただきたくなるほどさまざまな味わい、食感が楽しめました。

ホテル_11,スイーツ_1,東京_11,国内旅行_10
「マンゴープリン」¥650

食後には、ミニバーに入っている「マンゴープリン」をチョイス。ダイレクトにマンゴーの濃厚な甘みや香りが楽しめる、ザ・ペニンシュラ東京を代表するスイーツ。とろける舌触りがたまりません。

トリートメントやマインドフルネスプログラムなども!スパで最高のウェルネス体験を

ホテル_12,スパ_1,サステナブル_10,東京_12,国内旅行_11
「ザ・ペニンシュラ スパ  & ウェルネスセンター」

6階の「ザ・ペニンシュラ スパ  & ウェルネスセンター」も、ペニンシュラ・ウェルネスを体験する上で欠かせない場所です。

ホテルのインストラクターによるヨガやポールストレッチなどのグループレッスンといった身体からアプローチするフィジカルプログラムをはじめ、ホテルのインストラクターによるパーソナルメディテーションなど心からアプローチするマインドフルネスプログラム、スパのセラピストによるスパトリートメントなど、心身ともに整えていくプログラムが満載です。

ホテル_13,サステナブル_11,スパ_2,トリートメント_1,東京_13,国内旅行_12
スパで使用している

温かな木を基調に雪見障子を配したお部屋で行われるトリートメントは、オーストラリア生まれのスキンケアブランド「サトル エナジーズ」をはじめとしたプロダクトを使用しています。

デトックス、睡眠改善、活力を取り戻すなど、目的にあわせてトリートメントメニューを選べます。

ぜひ、さまざまなプロフェッショナルが提供する「ペニンシュラ・ウェルネス」をご体験ください。

朝食もプラントベースの「ナチュラリーペニンシュラ ブレックファスト」をセレクト

ホテル_14,サステナブル_12,東京_14,国内旅行_13
「ザ・ロビー」※現在は壁のアートの展示は終了しています

朝食は、ホテルエントランスから入ってすぐのところにある、明るく開放的なコンチネンタルダイニング「ザ・ロビー」にて。“マイラーメン”と同じく植物由来で健康的な「ナチュラリーペニンシュラブレックファスト inspired by SHOJIN」をいただきました。

「ナチュラリーペニンシュラ」は、植物由来の材料を使用し、人工甘味料などの添加物や精糖を使用しないなどの定義を設け、食事面でゲストのウェルビーイングを最大限にサポートするとともに、多種多様かつサステナブルな日本の食材を使用することで、地域社会への貢献と環境負荷の軽減を実現することを目指したメニュー。

ザ・ペニンシュラホテルズの全12ホテルすべてで展開するレシピのほか、その国や都市独自のメニュー展開も。東京ならではの要素として、日本で独自発展を遂げた精進料理とコラボレーションしています。

ホテル_15,サステナブル_13,東京_15,国内旅行_14
ナチュラリーペニンシュラブレックファスト inspired by SHOJINより「五穀米 葉隠れ味噌リゾット」

いただいたのは、「五穀米 葉隠れ味噌リゾット」。もち麦、赤米、黒米、お米、稗の五穀米の上に長野県産の葉隠れ味噌を塗って軽くあぶり、焼きおにぎりのように仕上げた一品です。

上にのっているのは、磯の香り豊かな岩海苔、歯ごたえのあるインゲン、酸味と甘味のある大きなフルーツトマト、低温でじっくり乾燥させた蓮根チップ。

しいたけ、玉ねぎ、セロリ、にんじんなどでとった野菜の出汁に、石川県発祥の香ばしい加賀棒茶を加えたアツアツのスープをかけて、トッピングと一緒に崩しながらお茶漬け感覚でいただきます。

ホテル_16,サステナブル_14,国内旅行_15,東京_16
「ナチュラリーペニンシュラブレックファスト inspired by SHOJIN」¥7,000

優しくて香ばしい出汁スープが、朝の胃腸をゆっくりと目覚めさせてくれます。味噌の甘みとほどよい塩味がきいて食欲をそそり、するすると食べられます。

マンゴーと海苔のソースでいただく「お漬物サラダ」と、十穀米シリアルと独活シロップ クレームドバルサミコとともにいただく「季節のフルーツと豆腐クリーム」も並びます。

にんじんジュースもいただき、朝から野菜たっぷりの食事で心も身体も大満足。まさに“ウェルビーイング”のお手伝いをしてもらいました。

※11月より、フルーツトマトが栗に、インゲンがなめこに変更しています。

「ホテルズドットコム」アプリでの会員登録&予約でお得に

今回、宿泊の予約を行ったのは「Hotels.com(ホテルズドットコム)」のアプリから。会員登録するだけで、数千軒ものホテルの宿泊が平均15%割引になります。会員登録といってもメールアドレスとパスワードでアカウントを作るだけなのでとても簡単。

さらに、ホテルズドットコムやエクスペディアといったブランドを通じて、旅行者と世界中の旅行先を繋げているエクスペディアグループは、信頼できるサステナビリティ情報を組み込むべく取り組んでいます。エクスペディアグループは、Travalyst(トラバリスト※) の認定基準を満たす第三者機関の認証を得たかどうかに基づき、エコラベルなどによってそれぞれの施設を分類、判断しています。

サステナブルという観点でホテル選びをしたいという方は、ぜひホテルズドットコムのアプリをチェックしてみてくださいね。

※英国サセックス公爵殿下(ヘンリー王子)、Booking.com、Skyscanner、Tripadvisor、Trip.com、Visaが共同で発足した、独立的かつ客観的な視点を保つために活動を評価し指導する独立諮問委員会。

ホテルズドットコムで「ザ・ペニンシュラ東京」を予約


食事やフィジカルプログラムなどでゲストのウェルビーイングを最大限にサポートする「ザ・ペニンシュラ東京」。快適性が追求された客室に宿泊し、栄養について考慮されているだけでなく、サステナブルにもつながる食事を楽しんでみませんか。

問い合わせ先

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
小林麻美