レザーの裏側を起毛加工したスエードは、上質なものほど見た目や肌触りがいい。最高気温が20度を超えるようになっても、朝晩は肌寒さが残るこれからの季節、気軽にはおれるスエード素材のアウターは、とても便利。しかも、2018年は例年にないほどの大豊作で、さまざまなブランドから長く着られそうなアイテムが多数登場している。大人の装いを格上げする、オススメのジャケットを7つ紹介しよう。

カジュアルコーデに最適なスエードアウター

【1】ポール・スチュアート

スウェードジャケット ¥180,000(ポール・スチュアート 青山店)
スウェードジャケット ¥180,000(ポール・スチュアート 青山店)

 鮮やかなオレンジ色に目を奪われる、Gジャンタイプのスエードジャケット。ゴート(やぎ)スエードの上質な風合いに加え、裏地に麻を使用し、清涼感も漂う。そして立体的な襟。風の強い日に立ち気味にすると、なんとも様になってみえる。まさに大人の「粋」を引き立てる1着!

【2】デニム レザー

ジャケット¥155,000(トゥモローランド〈デニム レザー〉)
ジャケット¥155,000(トゥモローランド〈デニム レザー〉)

 数々のメゾンのレザーを手掛けるファクトリーとの取り組みから生まれた、トゥモローランドエクスクルーシブのブランド「デニム レザー」。こちらはテーラードの雰囲気漂うシングルジャケットだ。滑らかな生地のタッチに、テラコッタの深い色の組み合わせが、落ち着いた大人の色気を演出する。

【3】エンメティ

ダブルジャケット¥125,000(ビームス ハウス 丸の内〈エンメティ〉)
ダブルジャケット¥125,000(ビームス ハウス 丸の内〈エンメティ〉)

 ビームスが別注した、ダブル仕様のスエードジャケット。やぎ革ヌバック素材を使いながらも、ほどよい厚みがあり、着心地は極上。カットソーやスニーカーでドレスダウンすれば、大人のカジュアルスタイルが完成する。

【4】ボリオリ/【5】チンクワンタ

写真左/フィールドジャケット¥168,000(ボリオリ 東京店)
写真右/サファリジャケット¥148,000(エディットアンドコー〈チンクワンタ〉)
写真左/フィールドジャケット¥168,000(ボリオリ 東京店)
写真右/サファリジャケット¥148,000(エディットアンドコー〈チンクワンタ〉)

 写真左/MA-1と同様に人気の高いM-65タイプのレザージャケット。男らしく力強いデザインを、しなやかなラムスエードを使用することで、上品に仕立てた。ボリオリが得意とするストレスの無い着心地は、週末の行動範囲を広げてくれる。

 写真右/フィレンツェ郊外にあるレザーウエアのファクトリーブランド「チンクワンタ」。ゴートスエードジャケットは、快適に過ごせるよう裏地にリネンを使用。またウエストベルトが付き、無造作に縛れば洒脱で色気のある着こなしが簡単につくれる。今注目のコロニアルスタイルを楽しむのに最適な1着だ。

【6】ソブリン/【7】キーレッド

写真左/スエードブルゾン¥170,000(ザ ソブリンハウス〈ソブリン〉)
写真右/キーレッド スエードシングルブルゾン¥201,000(ストラスブルゴ〈キーレッド〉)※ストラスブルゴ別注、写真のネイビーの他にベージュも展開。
写真左/スエードブルゾン¥170,000(ザ ソブリンハウス〈ソブリン〉)
写真右/キーレッド スエードシングルブルゾン¥201,000(ストラスブルゴ〈キーレッド〉)※ストラスブルゴ別注、写真のネイビーの他にベージュも展開。

 写真左/シープ(羊)レザーに撥水加工を施した、パッカブルタイプのスエードブルゾン。身幅やアームホールは細すぎず太すぎずのちょうど良いサイズ感で、両サイドには絞り(ウエスト紐)が付く。シンプルでミディアムグレーの落ち着いたデザインゆえ、末長く愛用できる。

 写真右/「キートン」グループのアウター専門ブランド「キーレッド」がつくる、一枚仕立てのスエードブルゾン。ラム(子羊)スキンを贅沢に使用したブルゾンはしっとりと柔らかく、極上の肌触り。夜の冷え込みに備えて、愛車の後席に無造作に置いておく。そんな使い方こそ、真のラグジュアリー!

※価格はすべて税抜です。

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PHOTO :
西山輝彦
STYLIST :
河又雅俊
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