進化することで未来が拓ける【Precious流「幸福予想図」】
2023年――私たち一人ひとりの生き方や価値観が大きく問われる「風の時代」へ本格的に移行しつつあります。地球環境の変化や不安定な世界情勢など、不穏な日々が続いたこの一年。『Precious』は今、「明るい未来」へと目を向けたいと思います。
ひとつひとつに心弾む物語を宿した「モチーフ」を配したジュエリーは、手にするだけで軽やかな気分を盛り上げ、お守りとして、明るく未来を照らしてくれそう。
さらに、各分野の識者たちの発言は、さまざまな「進化」を予測して、私たちの進むべき未来を示してくれます。さあ、変化の時代を前向きにとらえて、輝く未来を予測しませんか?
今回は、キャスター・安藤優子さんによる【幸せな未来への提言】をお届けします。
【Society】幸せな未来への提言「なりたい自分になれる、ありたい自分でいられる、限界のない社会へ」安藤優子さん(キャスター)
誰もが自分のなりたい自分になれる」もしくは「誰もが自分のありたい自分でいられる」、そんな「あたり前だけど、そうではなかった」ことが現実になっていること。それが、私が思い描く、とびきり明るい未来のニッポンの社会です。
多様性を認めることとか、ジェンダーにとらわれないことは、今や流行語のように飛び交っています。「その流れに乗らないと!」と、政府も企業も学校も、そしてもちろんメディアも「ジェンダーレス」「ジェンダー平等」の大合唱です。こうしたキャンペーンはたくさんのそれなりの「気づき」を得る機会になるので、もちろん私も大歓迎です。でも未だに、とりわけ女性が、いわゆる「ガラスの天井」にガツンとぶつかることがしょっちゅうなのはなぜなのでしょう。それは「ジェンダーレス」などと言ったときに、おおむねそれは「女性が解決するべき問題」だと思われてしまっているからだと思います。
先日地方で行った講演会で、こんな質問がありました。質問者は企業の経営者で、「会社の幹部を3割女性にといわれても、そんな教育も実践もしていないので、すぐには無理です。アンドーさんはどう思いますか?」という質問でした。つまり、これまで男性のみが経営に関わる幹部として築いてきた会社では、女性幹部を育成するようなことはしてこなかったというわけです。「オトコたちだけでつくってきた社会」の一端を象徴するような質問でした。たしかに「すぐには無理」かもしれませんが、「少なくても女性社員たちの自己肯定感を上げる」ような研修を始めることをお勧めしました。が、この質問のいちばんの問題は、彼らがつくり上げてきたルールそのものが、女性たちのまさに「ガラスの天井」になっているという現実です。そうなのです。それに気づくかどうかは主に男性側の問題なのです。「ガラスの天井」に気づいて、それを取り払う作業は、これまでのボーイズルールで社会をつくってきた側にこそ責任があると、私は思っています。
男性も女性も誰もが「なりたい自分になれる」「ありたい自分でいられる」社会の実現は、実はそんなに難しいことではないんです。他者を認めること。それだけです。他者は自分とは「違い」ます。「違う他者」を認めることは、ひいては「自分を認める」ことになります。選択的夫婦別性も、「他者」の生き方を認めることにほかなりません。それが本来私たちが生まれながらに与えられているはずの「自分として生きる権利」だからです。
もっともっとおおらかで自由な日々へ。明るい未来は「気づき」から始まります。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記は、YG=イエローゴールド、DIA=ダイヤモンド、WG=ホワイトゴールドを表します。
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- PHOTO :
- ヤノ コージ(STIJL)
- STYLIST :
- 小倉真希
- EDIT&WRITING :
- 岡本治子(ジュエリー)、本庄真穂(取材)、喜多容子(Precious)