2023年 Precious 11月号の「好きなコーディネート」1位~10位を発表します
今回10位~1位に選ばれたコーディネートは、Precious読者の最愛カラーでもある「グレー」と「ベージュ」を軸としたスタイルが多数ランクイン! 共に王道のベーシックカラーではあるけれど、今年はモードなトレンド色としても注目されているだけに、どのように着こなしたらいいのか気になっている人が多いようです。
それではさっそく、10位から順を追って1位まで見ていきましょう。このなかに、あなたがこれからの着こなしに取り入れてみたいコーディネートはありますか?
【10位】ベージュのショートコート×白ブラウス×チャコールグレーのワイドパンツ
ベージュのショートコートとチャコールグレーのワイドパンツに格上の個性を授けるのが、パールのネックレス。あえてホワイトではなくゴールデンパールをチョイスすることで、ベージュとグレーのあいまいな配色に華麗な艶がなじんで、こなれたラグジュアリー感を醸し出します。
また、「コートとサングラスとネックレスの色バランスが抜群」や「艶のある素材を組み合わせることで洗練感がアップしている」という声があったように、サングラスもベージュ系でまとめていたり、光沢のあるブラウスを投入しているのもポイントです。
【9位】ベージュのバイカラーコート×オフベージュのタートルニット×ライトベージュのパンツ
「ニュアンスが異なるワントーンの重ね方が素敵」「温かみと優しさを感じる色合わせが今っぽい」と評価されたのは、濃度が微妙に異なるベージュを丁寧に重ねたグラデーション配色の着こなし。
オフベージュのニットとライトベージュ系のパンツ、濃淡ベージュのバイカラーコート…。それぞれのアイテムの上質さが際立ち、格上のラグジュアリー感を演出します。さらに、ミルクホワイトのバッグで全体をトーンアップすれば、ビジネスシーンにもふさわしい上品な躍動感が生まれます。
【8位】ベージュのニット×ストライプのシャツ×チャコールグレーのワイドパンツ
秋冬ワードローブの定番、グレーパンツ。今シーズンは、旬のワイドシルエットにひとわざ効かせたタイプが新鮮です。装いに洒落感と迫力をもたらし、着回し力も最強のアイテムから8位にランクインしたのは、スラリとしたシルエットが際立つ「フェラガモ」のウールパンツ。
レギュラー丈のカシミアニットと合わせてシャープなパンツシルエットを際立たせた着こなしには、「かっこいい!」「パンツとニットのバランスが絶妙」などのコメントが寄せられました。また、「シャツのストライプが効いている」と着目した方も。首元と袖口にちらりとのぞかせることで、こなれ感がぐっと高まるテクニックをぜひ参考に!
【7位】白シャツ×グレーのビスチェ×グレーのワイドパンツ
続く7位もグレーのワイドパンツがランクイン! こちらは「マックスマーラ」のラップフロント風パンツに、同じ生地のビスチェを合わせたモード感が漂うコーディネート。こんな遊び心のある着こなしが、どこか知的に見えるのもグレーワイドパンツの実力です。
「トレンドのビスチェを大人っぽく着こなしている」「すっきりまとまっていて仕事に着て行きたい」「スタイルがよく見えそう」など、旬エッセンスが光る着こなしが好評でした。
【6位】チャコールグレーのショートコート&ニット×キャメルベージュのスカート
パンツコーデが数多くランクインしているなか、「シンプルだけどスタイリッシュ」「まさに洗練されたベーシックスタイル」と、レディライクなスカートコーデとして票を集めたのがこちらの着こなし。
プレーンな表情のキャメルベージュの台形スカートを、チャコールグレーのコートとニットがスタイリッシュに引き締め、辛口のモード感をプラス。大ぶりのジュエリーや時計、ベルトでアクセントを効かせているのもポイントで、「小物の効かせ方を参考にしたらすぐに真似できそう」という声もいただきました。
【5位】オフホワイトのニット×黒のスティックパンツ×黒ローファー
間もなく12月とは思えない程に日中の気温が高い日が多い今年は、重たいアウターなしでも暖かく過ごせるゆったりとしたローゲージのニットが長く活躍しそう。きちんと感を演出できる黒のスティックパンツの足元に、ボリュームニットとバランスがとりやすいローファーを合わせれば、フレンチシックな着こなしに。
仕上げにエレガントな黒のチェーンバッグを軽快なクロスボディにしたコーディネートは、「品のいいカジュアルのお手本」「頑張りすぎていないのにおしゃれ」「全体のバランスが計算されていて無駄のないスタイリング」など、シンプルだからこそ光るセンスの高さが注目されました。
【4位】キャメルベージュのカーディガン×白のボウタイブラウス×グレーのパンツ
「上品でエレガント、そしてかっこいい!」「ボウタイブラウスのアレンジを参考にしたい」といった声が寄せられたのは、品よく調和するキャメルベージュとミディアムグレーの配色に白で清々しい抜け感を加えたコーディネート。
柔らかな起毛感のあるキャメルベージュのローゲージカーディガンは、クラシカルな華やぎを醸す金ボタンがポイント。白のボウタイブラウスを襟元と袖口からのぞかせて、こなれた女性らしさを演出したら、メランジグレーのパンツで品よくクールダウン。責任ある立場で仕事に臨む人にもふさわしい知的なエレガンスが香る着こなしです。
【3位】フューシャピンクのジレ×黒のボトルネックニット&スティックパンツ
ニュートラルなカラーが席巻した今回のランキングで、唯一ビビッドな色合いだったのはフューシャピンクのジレが目を引くこちらのコーディネート。「大人でも着こなしやすいピンクの使い方」「黒×ピンクのコントラストが映えている」などのコメントが届きました。
シルバートーンの“H”と、全面に散りばめられたスタッズがきらりと光る「エルメス」のバッグを引き立たせるように、フューシャピンクを効かせながらもあくまでシンプルにまとめて。足元はすっと伸びたラインが美しいロングブーツで今年らしさも加えています。
【2位】黒のケープ&タートルニット&パンツ×ベージュのバッグ&ブーツ
「アクティブだけど品がある」と支持されたのは、まとうだけで絵になる、存在感漂うケープが主役の黒スタイル。ボトムに「艶とろみ」素材を加えることで、しなやかなシルエットと上品な光沢が生まれ、気負いのない優雅さを印象づけます。
フリンジの色とつなげた小物も、「ベージュの配色バランスがいい」と高評価。さらに「重めのブーツで新鮮さが増している」と着目した方もいらっしゃいました。
【1位】グレーのショートコート×グレージュのニット×グレーのニットレーススカート
『Precious』11月号の好きなコーディネート1位を獲得したのは、周囲の空気が和らぐような優しさを宿したグレーワントーンの仕事スタイル。親しみやすいエレガンスの決め手は、温かな華やぎを醸すニットレースのスカート。ショートコート&クルーネックニットというベーシックアイテムに投入したひとさじの甘さが、洗練された大人のバランス感覚を実現しています。
「質感や濃淡が異なるグレーの合わせ方」をお気に入りの理由に挙げた人が多く、また「シックな華やかさが大人っぽくていい」「ジュエリーのボリューム感が着こなしを引き締めている」などの回答も見受けられました。
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以上、ファッション誌『Precious(プレシャス)』11月号の読者アンケート調査で、好きなコーディネートに選ばれたスタイリングを10スタイル、お見せしました。
このなかに、あなたが真似してみたいスタイリングは、ありましたか?
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現在発売中の『Precious』12月号の<ファッション大特集>は、【12月のドレスコードは「華やぎインパクト」主義でいく】。人々が集う日がまた訪れて、人とつながる喜びを噛みしめる今。共に過ごす時間をハッピーにするためのおしゃれを、プレシャスの人気スタイリスト3人がそれぞれのアプローチで提案。大西真理子さんは素材とシルエットの絶妙バランスで魅せる「モダン・ドレッシング」、高橋リタさんはホテルのような品格のある場にふさわしい「モノトーン」のドレスアップ、古田千晶さんは注目の肌見せアイテムにジュエリーを合わせた「煌めきスタイル」。自分らしく装って出かけましょう!。そのほか、「井川 遙さんが魅せる『大人のときめきはトワイライトタイムから』」、「大胆に咲き誇る、CHANEL『カメリア』の物語」、「シンプル&エレガンスのその先へ 『クワイエット・ラグジュアリー』考」、「黒田啓蔵さんに教わる『華やぐ日のメイク』大人の最適解」、「ヤマザキマリさんと、心整う『奥能登』癒やしの湯宿へ」など、充実のラインナップです。
ぜひお手に取っていただき、ご活用いただけたら幸いです。
※高橋リタさんの【高】は「はしごだか」が正式表記です。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
お近くの書店やオンライン書店などで、『Precious』12月号をぜひ、お買い求めください。
- TEXT :
- Precious.jp編集部
- BY :
- 『Precious11月号』小学館、2023年