艶やかで繊細な色彩、ひとつひとつのアイテムに確かな職人技を宿す美学…。「エルメス」の存在感と奥深さに、再び、胸躍るこの冬。雑誌『Precious』1月号では【京都で紡ぐ、「エルメス」冬の物語】と題し、雅やかな美しさをたたえる京都の仁和寺を舞台に、改めて魅了された、珠玉の逸品をお届けしています。
今回は「エルメス」の逸品をまとめてをご紹介します。
■1:弾む心を授けてくれる多彩な色の美しきハーモニー
白砂の庭に躍るのは、ブルーや緑、ピンクなど色とりどりの馬具のバックルがグラフィカルに配された、小ぶりのスカーフ。めくるめくような色彩が絶妙に調和していることも、「エルメス」の繊細な美意識の証。
■2:自然界の色を映し出す穏やかさを帯びたブラスイエロー
紅葉で色づく葉の色をイメージしたというコートは、空気の澄んだ冬にも美しく映える一着。
素材はキルティング加工を施したテクニカル・コットン・キャンバスで、胸元や袖に配されたディアスキンが奥行きを添える。
■3:日本庭園に流れる清浄な空気に呼応して落ち着きのある芳醇な装いで
樹皮の模様をイメージしたという編み地のニットや、ジャカード織でプリーツを表現したニットスカート…。
派手さはなくても存在感のある服は、まとうと想像以上に印象的。古都の名刹の庭にも映えて。
■4:小さなオブジェと呼びたい麗しきリップスティック
黒に浮かぶアメシスト色の艶めきとオレンジ色の閃光…。濃密な彩りが美しい今季の限定リップスティックケースも、ピエール・アルディのデザイン。ワインレッドのリップはドラマな時間まで運んで。全3色。
■5:優美さに満ちた空間で改めて気付く、陰影のある雅やかな彩りの美しさ
ガラスのような質感と、鮮やかな色のコントラスト…。艶めくセンターピースは、古代から受け継がれる高度な職人技を用い、綿密に計算しながら銅板にエナメルを1色ずつ彩色し、焼成を繰り返して制作されたもの。
■6:艶めく麗しい色をまとい時空を超える荘厳な文化を感じて
深い森に差し込んだ温かな陽光を描いたという、オール・ローズと呼ばれる色のドレス。たおやかな素材に光が戯れ、神秘的に。
■7:詩的な世界へと誘うようなみずみずしい彩り
清らかな風を感じ、軽やかに揺れる大ぶりピアスは、バッファローホーンに甘酸っぱい色のペイントを施したもの。幾何学的な柄が、モダンで軽快な気分を添えて。
■8:風雅な襖絵にも繋がる奥深いグリーンが心を解き放つようで・・・
大人の京都旅に似合うのは、カジュアルななかにも品格のあるバッグ。フォルムの美しいグリーンの小さめバッグは、しなやかなレザーとフェルト素材のコンビ。パイピングのポケットなど端正さを加える細部に、小粋な遊び心が宿る。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※文中の表記はPG=ピンクゴールドを表します。
※掲載中の情報は誌面掲載時のものです。商品は販売終了している場合がありますので、予めご了承ください。
【訪れたのは・・・】総本山 仁和寺
平安時代に宇多天皇により創建され、明治維新ごろまで皇族が住職を務めた格式の高い名刹。優美さを印象づけるのが、ふたつの書院と宸殿(しんでん)、名庭からなる「御所庭園」。広大な境内には由緒ある建物が点在し、四季を伝える自然が。「第58回 京の冬の旅」にて国宝の金堂で「五大明王壁画」を特別公開予定(詳細は仁和寺HP、京都市観光協会の公式サイト「京都観光Navi」を)。
- 総本山 仁和寺
- TEL:075-461-1155
- 住所/京都市右京区御室大内33
問い合わせ先
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- PHOTO :
- 浅井佳代子
- STYLIST :
- 小倉真希
- HAIR MAKE :
- 福沢京子
- MODEL :
- 大政 絢(Precious専属)
- COOPERATION :
- 総本山 仁和寺
- EDIT&WRITING :
- 川村有布子、遠藤智子(Precious)