アウターの中に着ても存在感十分なボーダートップス。単なる普段着というわけでなく、今っぽく着映えさせるアレンジは必見です。
■1:クリステン・ラムは…スポーティさが光る技ありアレンジでどこまでも軽快に
2023年2月、N.Y.で見かけられていたのは、インフルエンサーのクリステン・ラム。この日は、ボーダートップスに細身のロングスカートを合わせ、レザーブルゾンを羽織っていました。カットソータイプの細身ボーダーは定番アイテムですが、Iラインをつくる流行のロングタイトと合わせることで、こなれたムードが盛り上がっています。さらにジップ使いがクールなレザーブルゾンとの組み合わせで、軽快なスポーティを表現。レザーの風合いがリッチさを加味して、大人っぽさも抜群です。ウエストから垂らしたベルトやサイドゴアで黒をさりげなくトッピングしているところも、ベストバランスをつくり出しています。
■2:レオ・エバーリンは…グレージュとデニムの力を借りて流行のリラックス感が漂って
ジュエリーブランドのファウンダー兼デザイナーを務めるレオ・エバーリンがベルリンでキャッチされたときの着こなしです。グレージュのロングコートに、グレーのボーダートップスとウォッシュがかかったデニムを合わせていました。全身、グレージュとブルーの落ち着いた優しいトーンをメインにすると、ややネボケて見えがち。でもボーダーの白が加わることと、ボーダーの柄でメリハリがついて切れよく仕上がります。コートの袖をたくし上げて、ボーダーをより際立たせているアレンジも見逃せません。大人っぽさ、リッチ感、スマート見え、すべてがそろったリッチカジュアルが完成しています。
■3:ソニア・ライソンは…印象的な太めのボーダーを切れよく見せるブーツインスタイル
インフルエンサー、ソニア・ライソンはイタリア、ローマでキャッチされていました。ボーダータートルにスエットパンツを合わせ、ボアブルゾンを重ねて颯爽と。黒の分量を多くベースカラーにしているのでトータルで見るとシャープにまとまりますが、太めのボーダーがやや浮いてしまいます。そこでアイボリーのラバーブーツにパンツをインして、足元でボーダーの白をリピート。これで一気に統一感が出ています。仕上げにアウターのボアブルゾンのふわもこ素材でウォーム感を出し、あえてかっちりしたハンドバッグで大人っぽさをテイストミックスさせると、ワンランク上の今っぽいスポーティスタイルに。
ボーダートップスを冬に着こなした3人のスナップにクローズアップしました。単なる子どもっぽいコーディネートでなく、スポーティさやアクティブ感を表現し、リッチニュアンスも十分です。ぜひ爽やかで軽快な冬のスタイルを楽しんでください。
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- TEXT :
- Precious.jp編集部
- PHOTO :
- Getty Images
- EDIT&WRITING :
- 佐野有紀