軽やかに国内外を飛び回るプレシャスキャリアのこの冬のデスティネーションをイメージした旅支度には、知恵あるおしゃれが満載!
雑誌『Precious』1月号では【叡智あふれる!旅賢者の「私的旅スタイル」プラン】と題し、6人のプレシャスキャリアたちの「今」の旅ワードローブを特集。
今回は、「オープンドアー」エグゼクティブ ディレクター・菅原秀子さんの旅スタイルをご紹介します。
〈年末はお正月の準備もかねてパートナーと恒例の京都へ〉有意義な時間を過ごすためたどり着いた旅のテーマは、手ぶらで、エレガントに!
世界的なファッションブランドの広告営業やPRとして活躍してきた菅原秀子さんは、現在、企業のコミュニケーションをサポートする会社を同僚と共に設立。そんな多忙を極めるなかのプライベート旅行にも、経験豊かな旅賢者の工夫が見られます。
「以前、老舗の高級旅館を訪れたとき、キャスター付きのケースはその場にふさわしくないと感じて。以来、毎年訪れる京都の宿には、荷物をあらかじめ送ることに。冬は荷物もかさばりますし、これならチェックインもスマートです」
京都市内の移動もハイヤーを利用し、街歩きも携帯ポーチのみで身軽に行動するという。
「この時期の京都は観光客も少なく、一年無事に過ごせた御礼参りやお正月の買い出しもゆっくり楽しめます。荷物や移動の事を頭から切り離すことで、旅の質も上がりいいこと尽くしです」
●冬旅コートは…
●お寺巡りは…厳かな雰囲気にふさわしいシンプルカジュアルで潔く
「歴史ある建物が多い京都では、ベーシックな装いがいちばん」と語る菅原さんの定番は、シンプルな“グッチ”のハイゲージニット。
「カシミア×ウールのニットは想像以上に温かく、Aラインシルエットもノンストレス。パンツは“サンローラン”のほか、美シルエットのものを数本用意します。また冬のお寺巡りには、脱ぎ履きがラクな“クレジュリー”の厚底ブーツが大活躍! バッグはコートの中でクロスボディができる小ぶりサイズを選びます」
●ディナーは…高級料亭に上品に溶け込む控えめなラグジュアリー感
「“サンローラン”のニットジャケットは、堅苦しくなく華もあるので、京都で必ず訪れる料亭や割烹にはちょうどいいバランス感なのです」と、菅原さん。
一昨年に購入したという一枚は、夜の席にふさわしい、旅慣れた大人の風格さえも漂います。パンツは、 右の写真の “サンローラン” を着回して。お母様から譲り受けたという“グッチ”のクロコバッグや“エルメス”のローファーといった上質な小物使いにも、場への配慮がうかがえます。
【これもマスト!】
旅や出張には、“サンローラン”のロングスカーフや“アンダーカバー”のカフ、“グッチ”のコスチュームジュエリーなどで印象チェンジ。ファッション業界で鍛えられたセンスが光る。
※掲載アイテムはすべて私物になりますので、ブランドへのお問い合わせはご遠慮ください。
- PHOTO :
- 池田 敦・宇佐美政郁(CASK)
- EDIT&WRITING :
- 兼信実加子、佐藤友貴絵(Precious)