ローマの街からインスピレーションを得た色香のあるデザインこそ、このブランドのアイデンティティと言っていいだろう。1884年に創業したブルガリが本格的に時計をつくり始めたのは、1970年代。『ブルガリ・ブルガリ』の個性的なデザインで注目を集め、時計ブランドとしての地位も確立。

ブルガリ

独創的デザインと本格機械式の技術が華麗に融合

左/『オクト フィニッシモ スケルトンウォッチ』●自動巻き ●チタンケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/40mm ¥2,400,000
『ディーヴァ ドリームパヴォーネ ウォッチ』●自動巻き ●ピンクゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/37mm ¥3,230,000(ブルガリ ジャパン)
左/『オクト フィニッシモ スケルトンウォッチ』●自動巻き ●チタンケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/40mm ¥2,400,000
『ディーヴァ ドリームパヴォーネ ウォッチ』●自動巻き ●ピンクゴールドケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/37mm ¥3,230,000(ブルガリ ジャパン)

左/厚さ5.37㎜の極薄ケースから自社製ムーブメント「フィニッシモ」が覗く。多面的なオクトのケースと複雑に組み合わされた美しいパーツが未来的な印象をかもしだす。

右/ハンドペイントで仕上げられたパヴォーネ(孔雀)を135石のダイヤモンドが彩る。大胆な色使いと繊細な仕上げは、ブルガリならではの美しさと言えるだろう。

2013年に、悲願だった自社製ムーブメント『ソロテンポ』を発表して以降、マニュファクチュールへの取り組みを加速。2014年に世界最薄手巻き式トゥールビヨン、2016年に世界最薄ミニッツリピーターを発表するなど、次々と高度な複雑機械式時計を送りだし、ウォッチメイキングの王道に躍り出た。

※価格は税抜です。

この記事の執筆者
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MEN'S Precious編集部 
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MEN'S Precious2017年冬号 本格機械式時計こそ、「ラグジュアリーブランド」という選択より
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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クレジット :
撮影/唐澤光也(パイルドライバー) 文/川上康介 構成/岡村佳代