N.Y.在住ファッション・エディター、ケティ・ヨークがグローバルな視点で提言!【変化の時代の「通勤スタイル」3つの新流儀】

着こなしがカジュアル化し、働き方も自由に変わりゆく今、大人の通勤スタイルの正解とは? 雑誌『Precious』でおなじみ辛口おしゃれ番長、ケティ・ヨークが、日本女性のファッションを観察して、グローバルな視点から検討。信頼感を保ちながら今季らしく着映える3つの新流儀を導き出しました。

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【WHO’s Ketty York?】ケティ・ヨーク
N.Y.在住のファッション・エディター。プレシャス初代編集長との縁で、連載を執筆して以来、さまざまな企画で本誌に辛口ご意見番として登場。センスとトレンドチョイスの確かさで、絶大な信頼を寄せられている。

【新流儀1】脱・無難なスタイルはここがカギ!“今” のシルエットに更新すべし

ビッグジャケットスタイルの女性
 

「おしゃれの第一印象を決めるのは、最新のバランスかどうか。そこが以前のままでは、ほかを変えても効果は半減! 今ならシルエットをビッグにしたり、腰位置を高めにしたりが最旬。装いパターンが決まっているビジネススタイルこそ、更新すれば見違えるわ」(ケティ・ヨークさん)

【新流儀2】永遠の定番色こそ、大人は攻めて着こなして!オール黒は素材でメリハリを

オールブラックスタイルの女性
 

「きちんとした印象を演出できる黒は、働く女性の定番色。着ている人は多いけれど、使い方しだいで最高に華やかにも地味にもなるから、心して。特にオール黒は、素材感でメリハリをつけることが大切。今シーズンは、艶や煌めき、透け感のあるものが役立つはずよ」(ケティ・ヨークさん)

【新流儀3】通勤といえども個性を出さないと埋もれるわ!どこかに “毒” を加えてセンスアップ

レオパード柄ブーツを履いた女性
 

「シンプルでベーシックなのはいいけれど、ただの無難に陥っていない? もっと自分の個性を楽しまなきゃ。特に大人は、うっかりすると、ただの地味な人にしか見えないわ。上手に色や柄、小物でもっと “毒” を加えてこそ、おしゃれはコクや迫力が出るのよ」(ケティ・ヨークさん)

ILLUSTRATION :
齊藤木綿子
EDIT&WRITING :
長瀬裕起子、福本絵里香(Precious)