エルメスのウォッチメイキングの歴史は意外に思えるほど古く、1912年には初めての時計を製作。1978年にはスイス・ビエンヌに自社工房を構えている。2000年以降は、機械式時計の製作に注力。2012年に自社製ムーブメントを発表して以降、ボタンを押すと時刻表示を隠す『アルソー タンシュスポンデュ』、ボタンを押している間だけ時刻を表示する『ドレサージュ ルゥール・マスケ』、指定した時間の1時間前からカウントダウンを開始する『スリム ドゥ エルメス ルゥール・アンパシアント』など、物語性があるコンプリケーションを次々と発表している。他ブランドとはひと味違うそのクリエーションは、時計好事家たちも唸らせる存在となった。

エルメスでペアウォッチを組めば、世界のどこにいても素晴らしい存在感を放つだろう。

エルメス

物語を紡ぐエルメスの腕時計

左/ 『スリム ドゥ エルメス』●自動巻き ●ステンレススチールケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/39.5mm ¥790,000 右/『スリム ドゥ エルメス』●クオーツ ●ステンレススチールケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/25mm ¥741,000(エルメスジャポン)
左/ 『スリム ドゥ エルメス』●自動巻き ●ステンレススチールケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/39.5mm ¥790,000 右/『スリム ドゥ エルメス』●クオーツ ●ステンレススチールケース×アリゲーターストラップ ●ケース径/25mm ¥741,000(エルメスジャポン)

左/超薄型自動巻きキャリバー「H1950」を搭載。モダンなフォントを使ったインデックスが濃紺のダイヤルに映え、インディゴカラーのストラップと絶妙なハーモニーを奏でる。

右/ベゼルに60石ものダイヤモンドをあしらいながらも、華美な印象はまったくない。淡いピンクの文字盤とホワイトのストラップが、女性の手首を上品に彩る。

※価格は税抜です。

この記事の執筆者
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MEN'S Precious編集部 
BY :
MEN'S Precious2017年冬号 本格機械式時計こそ、「ラグジュアリーブランド」という選択より
名品の魅力を伝える「モノ語りマガジン」を手がける編集者集団です。メンズ・ラグジュアリーのモノ・コト・知識情報、服装のHow toや選ぶべきクルマ、味わうべき美食などの情報を提供します。
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クレジット :
撮影/唐澤光也(パイルドライバー) 文/川上康介 構成/岡村佳代