エッジー過ぎずどこかクラシカル、タイムレスで気品をたたえた着こなしが大人気のキャサリン皇太子妃。年の瀬を迎えた今回は、新しい年をセレブレートするのにぴったりな「紅白の装い」にフォーカス。2023年に皇太子妃が魅せた赤や白のフェスティブな着こなしをご覧ください。

スタート、始まりを意味する「白」

■1:凛とした美しさに視線集中!純白のワントーン

ファッションニュース_1,キャサリン妃_1,大人コーデ_1
バッグ&シューズも白を選びパーフェクトに統一。

2023年9月9日、フランス・マルセイユのスタッド・ヴェロドロームで行われたラグビーワールドカップ2023フランス大会のイングランド対アルゼンチン戦を観戦。セットアップは最愛デザイナーのアレキサンダー・マックイーンのもの。マッピン&ウェブのネックレスとイヤリングのセットでダイヤモンドの白い輝きをトッピングし、アナ雪のエルサのような透明感ある美しさと強さを感じる装いを完成。

■2:高感度抜群!エレガンス際立つワンピースでチャールズ3世をサポート

ファッションニュース_2,キャサリン妃_2,大人コーデ_2
黒のアクセントでウエストがさらに細見え。

2023年5月5日、バッキンガム宮殿で行われたチャールズ3世の戴冠式に先立ち、昼食会に出席。ミディ丈の白ワンピースはペンシルシルエットでスッキリ見えを叶えます。ネックラインとウエストにあしらわれた黒のトリムがキリッと切れ味をプラス。このディテールとリンクさせた黒のスリングバックはフェミニンなノットのデザインで装いにさりげない遊び心をプラスし、スタイリッシュさを高めています。

喜びを意味するトレンドカラーの「赤」

■3:新時代を祝う、気概感じるスタイリッシュな紅白

ファッションニュース_3,キャサリン妃_3,大人コーデ_3
どのアイテムもリピートで愛用しているもの。

2023年5月4日、ロンドンで行われたチャールズ3世の戴冠式に先立ち、白いワンピースと白小物を合わせ、膝下丈の赤のコートをスッキリと着こなしています。日本では縁起のいいカラーリングである紅白ですが、皇太子妃がこの日に赤と白の配色を選んだのはイギリスのナショナルカラーから2色をとったよう。

■4:フェティッシュなグローブを合わせて意外な一面を発揮

ファッションニュース_4,キャサリン妃_4,大人コーデ_4
黒スエードのブーツは色違いで揃えているお気に入り。

2023年3月1日、ウィンザーのセント・デイヴィッド・デー・パレードのため、コンバーミア兵舎でウィリアム王子とともにウェールズ親衛隊第1大隊を訪問。ウェールズを連想させる鮮やかな赤のコートに黒小物を合わせたメリハリの効いた着こなしです。コートはアレキサンダー・マックイーンのもの。ジャンヴィト・ロッシのスエードブーツと型押しのトップハンドルバッグ、ボウと弓の装飾があしらわれたハットで赤をドラマティックに演出。この日の着こなしの最大のポイントといえるのが、複雑な刺繍とカットアウトデザインが特徴のレザーグローブ。大人の色香漂う手元に、小物が装い全体に及ぼすパワーを最大限に感じるスタイリングですね!

■5:華と迫力を両立!公務への自信みなぎるオールレッド

ファッションニュース_5,キャサリン妃_5,大人コーデ_5
ウィリアム皇太子とともに凛々しいパンツスーツで登場。

2023年1月30日、ロンドンで、王立財団幼児教育センター主催のキャンペーンのローンチイベントに出席。やはりこちらのセットアップもアレキサンダー・マックイーンのもの。ブーツカットのパンツが美脚を際立てています。クラッチバッグとパンプスまで赤ですが、ともにスエードをセレクト。異なる素材をミックスさせることで、ワントーンでも奥行きある着こなしに仕上げています。


キャサリン皇太子妃が今年魅せた「紅白の装い」を振り返りました。やはりハレの日といったら赤に白! ぜひ思いっきり晴れやかな装いで、明るい新年をお迎えください。

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
WRITING :
神田朝子