ザ・ロウ『ソフト マルゴー』これ以上ないほどシンプルなのに新鮮!羨望の “タイムレス” バッグ

バッグ_1
バッグ 左から/黒のマットグレインカーフの『ソフト マルゴー 12』[縦23.5×横31.5×マチ19cm]¥625,900・ダークトープのマットグレインカーフの『ソフト マルゴー 15』[縦28×横38×マチ23cm]¥658,900(ザ・ロウ・ジャパン)

端正なアイコンバッグは数あれど、時代の気分を絶妙にとらえて、カジュアルな表情をまとった本命の登場まで、随分と時間がかかった。上質なレザーが体になじむまで使いたいと思わせる名品は、機能美を備えた永遠のベーシック、トレンチコートにヒントを得たデザイン。

【Timeless】時代が求めるのは、時代を越えて長く愛せるもの。持続可能性はラグジュアリーの本質

形あるものに永遠はない…。そうわかっていても、私たちは名品と呼ばれるラグジュアリーアイテムを手に入れるとき、「きっとこれは長く愛せる『一生もの』だから」と自らを納得させるのではないでしょうか。それが永遠ではなくとも、「時代を越える価値がある」ものかどうか、すなわち「タイムレス」であるかどうかを見極めることが今、ラグジュアリーの判断基準になっています。

例えば、アイコンバッグ。今をときめく新鮮さと同時に、これから何年先までも色褪せない魅力を保ち続けると確信できること。それはブランドに対して、このバッグをずっと継続してつくり続ける意思があるか?というものづくりへの熱意や本気度の問いかけでもあり、ブランドへの信頼があってこそ、ラグジュアリーなアイコンとなり得るのです。

最旬でありながらも時代を越える。そんな矛盾を孕はらむのが、ファッションのおもしろさ。時代を越える名品は、誕生時こそ、受け入れ難いほど革新的でモダンであるもの。サステイナブルが求められる今、傑出したモダン・ラグジュアリーのなかに、次なる「タイムレス」が見つかりそうです。

掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

ザ・ロウ・ジャパン

TEL:03-4400-2656

PHOTO :
小池紀行(CASK)
STYLIST :
大西真理子
EDIT&WRITING :
藤田由美、安村 徹(Precious)