雑誌『Precious』3月号では【光る風に衣ゆらめき。春を着る、春を舞う】と題し、俳人・小津夜景さんの句と軽やかに煌めくファッションで綴る「早春賦」を展開しています。

眠りから目覚めたばかりの素肌をおぼろに霞かすむ光と甘辛い潮風になぶらせて、新しいドレスを麗らかにまとう日。心揺さぶるモダンな句と共に、早春の煌めきをとらえます。

今回は、大政 絢さんがまとう「ザ・ロウ」の白ドレスをご紹介します。

かさぶたをかすめて砂や光る風

ザ・ロウのドレスを着用した大政絢さん
ドレス¥732,600・パンツ¥170,500・靴¥129,800(ザ・ロウ・ジャパン)、ブレスレット 左手/¥1,430,000・右手首側から/¥528,000・¥374,000・¥390,500・¥506,000(ミキモト)

構築的なシルエットを無垢な白で柔らかに、力強く。傷みを内包して美しくなるパールの神々しい輝きを携えて。

小津夜景さん
1973年、北海道生まれ。俳人。俳句の枠を超え、現代的でしなやかな感性と余韻をたたえるあらゆる短詩型の表現で注目される。2013年、『出アバラヤ記』で第2回攝津幸彦記念賞準賞、2017年、句集『フラワーズ・カンフー』で第8回田中裕明賞を受賞。句集に『花と夜盗』、エッセイ集に『いつかたこぶねになる日』『カモメの日の読書』他。近刊は『ロゴスと巻貝』(アノニマ・スタジオ)。フランス・ニース在住。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

問い合わせ先

関連記事

PHOTO :
藤森星児
STYLIST :
古田千晶
HAIR MAKE :
ヘア/hiro Tsukui(Perle)、メイク/YUMI ENDO(eight peace)
MODEL :
大政 絢(Precious専属)
EDIT&WRITING :
藤田由美、喜多容子(Precious)
俳句 :
小津夜景