日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅と一体的に開発された、多用途複合の超高層タワー「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」。2023年に開業し、スターシェフ監修のレストラン&カフェバーを備える「ホテル虎ノ門ヒルズ」や、情報発信拠点「TOKYO NODE」など、多くの魅力的な新施設が誕生して話題となりました。

そして今年1月、いよいよ新エリアがオープン。美食好きを唸らせる27店舗が登場し、虎ノ門ヒルズの「食」が完成するに至りました。

それに先立ち、オープン前日にはメディア向けの内覧会が開催されました。Precious.jpライターが実際に見て味わった数々のお店の中から、和洋中さまざまなジャンルで楽しめるお店を6店、ピックアップしました。

「虎ノ門ヒルズ ステーションタワー」新エリアの注目店舗6選

■1:ミシュランスターシェフの澤田州平氏によるカジュアル店舗「中華バル サワダ」(4F)

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「中華バル サワダ」店舗外観

『ミシュランガイド大阪』にて6年連続一つ星を獲得した「中国菜 エスサワダ」の総料理長である澤田州平氏。彼が持つ“サワダイズム”を受け継いだのが、カジュアルに利用できる中華バル「中華バル サワダ」です。

ワインにも合うような食材を活かした中華は、一品一品こだわった本格的な味わい。仕事の接待から友人との食事、デートと幅広い用途に利用できるラインナップです。

店内は、シノワズリでまとめた香港風インテリアの上質な雰囲気。半個室もあり、席の間隔もしっかり取られているので、カジュアルでもゆったりと過ごすことができます。

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「クリスピーチキン」半羽 クレープ4枚 ¥5,980、1羽 クレープ8枚 ¥11,800 ※写真は試食サイズです

明るくラグジュアリーな雰囲気の客席から見ることができるオープンキッチン。看板メニューは、「クリスピーチキン」です。2種類の塩でいただくシンプルなメニューですが、パリッとした皮と柔らかい肉の食感がくせになります。「中国菜エスサワダ」でも人気のメニューで、澤田シェフにとっても思い入れのある料理なのだとか。訪れたらぜひいいただきたい一品です。

気軽に立ち寄りやすい雰囲気で、肩肘張らずに本格中華が楽しめる中華料理店です。

問い合わせ先

  • 中華バル サワダ 
  • 営業時間/平日・土 11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~23:00(フード L.O.22:00、ドリンク L.O.22:30)、日祝 11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~22:00(フード L.O.21:00、ドリンク L.O.21:30)
  • TEL:03-6206-6809

■2:青の空間でいただく寿司×ワイン「鮨 おにかい×2」(4F)

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一歩足を踏み入れると、紺青の空間が広がる

東京・目黒などに店を構える「鮨 おにかい」の6店舗めとなる「鮨 おにかい×2」。古来よりおもてなしの色として使用されてきた“紺青”をモチーフとした新店舗は、エントランスだけでなく、店内も美しいブルーで統一された空間が印象的です。店内に一歩足を踏み入れると、まるで海の底にいるような非日常感たっぷりの紺青に癒やされます。

腕利きの若手職人を集め、独創性に溢れたくずし鮨×ワインのマリアージュが楽しめるお店。メニューは完全予約制のコースのみで、15貫のお寿司と3品の小皿料理がついた「おまかせコース」(¥11,000)が用意されています。鮨の基本ともいえるマグロに力を入れ、目の前で炙る大トロ、赤身中トロ・大トロと3部位を一度に巻く贅沢なくずし鮨からスタートする特別コースです。

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器も青。ワイン×くずし鮨が楽しめる

『ミシュランガイド東京』にて4年連続ミシュラン一つ星を獲得した「天婦羅みやしろ」監修の天ぷらを手巻きした「海老天海苔巻き」にも注目。これまでの和食の経験を活かしつつ、型にはまらず、時代に合わせた最新の調理方法を追求した料理人の技が光ります。

料理にあわせて楽しめるこだわりの日本酒や、コンクールでの優勝経験を持つワインソムリエ・永瀬喜洋氏監修のワインとのペアリング(¥16,000)も楽しめますよ。アルコールが苦手な方には、ノンアルコールのペアリング(¥13,800)も。

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カウンターから職人が鮨を握る様子を眺められる

青で彩られた美しい空間の中、東京タワーを望む美しい夜景と、目の前で職人が握るライブ感が楽しめる極上のひとときを過ごせる「鮨 おにかい×2」。デートや会食など、相手を喜ばせたいときのサプライズ感あるお店として、ぜひチョイスしてみては。

問い合わせ先

  • 鮨 おにかい×2 
  • 営業時間/平日・土 17:00~23:00(L.O.22:00)、日祝 17:00~22:00(L.O.21:00)
    定休日/月曜 ※月曜が祝日の場合は水曜
  • TEL:03-6205-8038

■3:炭火焼き×醗酵技術のイタリア料理店「falò+(ピュウ ファロ)」(4F)

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「ポルケッタ」¥3,500

目の前で豪快に焼かれる肉を眺めながら、お酒や食事をカジュアルに楽しめる「falò+(ピュウ ファロ)」。『ミシュランガイド東京』でビブグルマンを獲得した東京・代官山の「falò(ファロ)」の新店舗です。

今回の店舗は、炭火焼きと醗酵技術がテーマ。自家製の発酵調味料を活用して調理された至極の食材は、どれも柔らかくて美味。もちろん、お酒との相性も抜群です。

店舗限定の新商品は「ポルケッタ」。「ファロ」で提供されているシグネチャーメニューを進化させた一品です。豚熟鮓(ぶたなれずし)という発酵食品を巻き込んだ豚肉を炭火でじっくりと焼いたもので、ジューシーで旨みあふれる味わいが楽しめます。

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「お魚の包み焼き(カルトッチョ)」¥3,800

イタリアワインなど、炭火焼き発酵のイタリアンにぴったりなワインも多数揃っているので、お料理に合うものを用意していただけます。

店内は中央のキッチンを囲むカウンター席。料理人たちが動き回る姿は、ライブ感たっぷりです。目の前で大きな肉塊が炭火で焼かれる様子も眺めることができます。肉を焼く姿や香りからも、おいしさが伝わってきます。

気張ることなくお酒やお料理を楽しむことができるイタリアンで、普段使いもにぴったりのお店です。

問い合わせ先

  • falò+ 
  • 営業時間/平日 16:00~23:00(フード L.O. 21:30、ドリンク L.O. 22:00)、土 13:00~23:00(フード L.O. 21:30、ドリンク L.O. 22:00)、日祝 13:00~22:00(フード L.O. 21:00、ドリンク L.O. 21:30)
  • 定休日/火曜

■4:非日常が楽しめる創作和食「虎の門 もう利」(4F)

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カウンター席

「虎の門 もう利」は、大阪の予約困難店「福島 もう利」が東京へ出店したお店。銀座や北新地の一流料亭で腕を磨いた店主による、“非日常"のサプライズ感あふれる創作日本料理が楽しめます。

近江の箪笥が置かれた和モダンなカウンター席や、夜景が楽しめる個室など、用途に合わせた席が用意されているため、さまざまなシーンで利用できそう。

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カウンター席のほか、個室も

メニューは、昼・夜ともに「料理長おまかせ」と「店主おまかせ」の2コース。いずれもトリュフやキャビア、フォアグラなど各地から仕入れた旬の高級食材の数々を使った贅沢な創作和食を、カジュアルに楽しめるコースです。

コースで提供している料理は、アラカルトでも注文可能。産地直送や豊洲市場から毎朝仕入れる旬の鮮魚、肉屋から仕入れた上質な肉を使ったメニューを味わえます。

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コース料理のつきだし(お通し)として提供される「ウニ、キャビア、いくら、白エビの寿司」

現代作家の和食器に盛り付けられた旬の食材は日々変わるので、いつ訪れても新鮮な驚きと出合うことができます。もちろんお料理に合うお酒も、ワインやシャンパン、全国各地の日本酒にビール、焼酎、ウイスキーなど、多彩に取り揃えられていますよ。

問い合わせ先

  • 虎の門 もう利 
  • 営業時間/平日・土 11:00~14:30(L.O. 14:00)、17:00~23:00(フード L.O. 22:00、ドリンク L.O. 22:30)、日祝 11:00~14:30(L.O. 14:00)、17:00~22:00(フード L.O. 21:00、ドリンク L.O. 21:30)
  • TEL:03-3528-8825

■5:西恭平氏による新しい形の居酒屋「Uké」(B2F)

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「Uké」のシックなエントランス

B2Fの「T-MARKET」内にオープンした「Uké」は、『ミシュランガイド東京』のビブグルマン掲載店であるイノベーティブフレンチ「Neki」や薪火レストラン「songbook」などを手掛ける、西恭平氏による新しい形の居酒屋です。

“これまでにない「ジャンルレス」で「居心地のいい」居酒屋”というコンセプト通り、酒の肴はジャンルレス。京風おばんざいから、親しみやすいさまざまなお料理が登場しています。

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「玄米チップ/馬肉」

ドリンクは、日本酒や焼酎のほか、ナチュラルワインもラインナップ。そのほかトップバーテンダーの野村空人氏により、蒸留酒と組み合わせて楽しむビアテイスト飲料や、ビアタップを使って注ぐタップカクテルなど、“バー×居酒屋”の要素をかけ合わせた新しい形の居酒屋にふさわしい居酒屋ドリンクが用意されています。

ランチタイムも営業しており、定食などが楽しめます。2月に登場した、いくつものおばんざいが盛り込まれたプレートランチ(¥2,800)は、見た目にも華やかです。

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親しみやすい料理を揃えた新しい形の居酒屋

料理を彩る器はもちろん、店内の照明・家具・装飾品・アートも「作り手の手仕事を感じるものを使いたい」という西氏によるセレクト。インテリアにはヴィンテージ家具が使われており、雰囲気も抜群です。ひとりでも利用しやすいカウンター席もありますよ。

問い合わせ先

  • Uké 
  • 営業時間/11:00~14:30(L.O.14:00)、17:00~22:00(フード L.O.21:00、ドリンク L.O.21:30)
  • 定休日/水曜
  • TEL:03-6205-8899

■6:テラスも魅力的なオールデイダイニング「THE GRILL TORANOMON」(2F)

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店内にはいるとまず目に入るのが、壁が印象的なカウンター

欧風料理を中心に幅広い料理が楽しめるオールデイダイニング「THE GRILL TORANOMON」。店内に入ると印象的な壁とカウンターに目が奪われます。

メニューのベースは洋食。アップスケールな空間で、食材や調味料にもこだわった料理の数々を提供しています。

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Raw Bar

メインダイニングに至る前にある「Raw Bar」では、フレッシュオイスターや選りすぐった魚介のアペタイザー、切りたての極薄生ハムなど、食事を盛り上げるスターターが楽しめます。メイン料理に行く前に、ぜひこちらで食前酒と新鮮な海鮮をお楽しみください。

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欧風料理やシーフードが楽しめる

そこから更に奥へ進むと、活気あふれるオープンキッチンを望む広々とした客席。さらにはテラスもついています。一番奥には、ペット可の個室も用意されており、周りを気にすることなくプライベートな食事を楽しめる工夫も。

いつでも、どんなシーンでもマッチする、幅広い用途に使うことができる利便性の高いダイニングです。

問い合わせ先

  • THE GRILL TORANOMON 
  • 営業時間/平日 11:00~23:00(フード L.O. 22:00、ドリンク L.O. 22:30)、土 11:30~23:00(L.O. 22:00)、日祝 11:30~22:00(L.O. 21:00)
  • TEL:03-6630-5220

ご紹介できなかったお店も魅力的な店舗ばかり。ぜひ、虎ノ門ヒルズの新しくオープンした新エリアへ足を運んで、東京の最新グルメを堪能してみてくださいね。

問い合わせ先

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WRITING :
ミノシマタカコ
EDIT :
小林麻美