【目次】

気温12度を快適に過ごす、6つのコツ


 

春と秋、冬に観測される気温12度は、最高気温、最低気温ごとに選ぶべき服装のポイントが変わってきます。一日を通して快適に過ごすために、6つのコツをチェック。

「最低気温12度」の日に押さえる3つのコツ

 

最低気温12度は、東京の場合、3月下旬から5月中旬ごろ、10月下旬から11月中旬ごろに観測されます。日中は20度前後になるためアウター要らずで過ごせますが、気温が下がってきたときのために軽アウターを準備しておきましょう。

【1】「ニット」を取り入れて

日中は「ニット」一枚で過ごすことができる最低気温12度。春と秋に観測される気温なので、春なら淡い色、秋ならこっくりとした色のように、季節に合ったカラーを選ぶと着映えが叶います。

【2】「パーカ」が活躍

気温が20度前後のときは「パーカ」が活躍します。一枚でも立体感を演出でき、アウターを重ねたときもフードが好アクセントに。

【3】「軽アウター」で気温の低下に備えて

日中はトップス一枚で過ごせますが、朝晩にはアウターがないと肌寒さを感じる最低気温12度の日。外出する時間帯に合わせ、トレンチコートやブルゾンなどの「軽アウター」を取り入れて。

「最高気温12度」の日に押さえる3つのコツ

 

東京の場合、12月から3月に観測されることが多い最高気温12度。日中でも肌寒さを感じ、さらに最低気温が5度以下になることがほとんどなので、防寒対策が必須です。

【1】「厚手ニット」であたたかく

風を通しにくく、保温性もある「厚手ニット」を相棒にしておけば安心です。

【2】「冬コート」が欠かせない

最高気温12度のときでも、風が吹いたり日陰に入ると体感温度が低く感じるため、一日を通して「冬アウター」を活用したいです。

【3】「ダウン」で防寒力、保温性をアップ

最低気温が5度以下になることも多いので「ダウン」活躍させましょう。

最低気温12度は「パーカ」「ニット」「軽アウター」を活用


日中は20度前後まで気温が上昇し「パーカ」や「ニット」で快適に過ごせる最低気温12度。気温の低下に備えて「軽アウター」を準備しておけばパーフェクト!

【1】「ニット」を取り入れて

薄すぎず厚すぎないニットがちょうどいい

 

最低気温12度の日にニットを取り入れるなら、気温の上昇に備えて薄すぎず厚すぎないものを選ぶと快適に過ごすことができます。日中だけの外出なら、ニット一枚でもOK。鮮やかなカラーニットを指名すると、ワンツーでも楽々着映えが実現。

春は軽やかさを意識して

 

3月下旬から5月中旬ごろに観測されることが多い最低気温12度。春らしい軽やかなニットを選ぶと季節感にマッチして絵になります。白地のボーダーニットに、色味を変えた真っ白スカートを合わせエアリーに仕上げて。

秋ならぬくもりを表現

 

秋の最低気温12度の日は、こっくり深みのあるカラーや、見本のようなアーガイル柄のニットを選ぶと深まる季節を表現することに成功。ツヤ素材がエレガントな黒スカートと、マチュアなバーガンディのパンプスを合わせオータムスタイルをコンプリート。

【1】「パーカ」が活躍

モノトーンならラフに傾かない

 

最低気温12度の日は、日中はパーカ一枚で快適に過ごすことができます。ややゆとりのあるグレーパーカに、黒のパンツと小物を合わせモノトーン配色にすると、スタイリッシュさが醸されラフに傾きません。レザー素材の小物を添えればクラスアップが叶って。

トップスにも羽織りにもなるジップアップパーカが使える

 

プルオーバーもよいですが、トップスにも羽織りにもあるジップアップパーカが最低気温12度の日に活躍します。甘いパステルピンクのジップアップパーカに、知的なチャコールグレーのピンストライプスタイルを合わせ、テイストミックスを堪能。

外出する時間帯に合わせて軽アウターをプラス

 

朝や夕方以降は気温が低下し、パーカ一枚では肌寒く感じることも。出かける時間帯に合わせて、軽アウターをプラスしておくと安心です。サンドベージュが上品さを両立してくれるパーカとプリーツスカートのセットアップに、ベージュのブルゾンを重ねニュアンスを漂わせるとこなれ見え。

【2】「軽アウター」で気温の低下に備えて

ショート丈のブルゾンが扱いやすい

 

最低気温12度のときは、長袖トップス一枚では寒く感じるため軽アウターを準備して。ロージー・ハンティントン=ホワイトリーは、光沢のあるカーキのブルゾンを取り入れ程よく防寒。ショート丈なので、着ないときには荷物としてかさばりません。

ジャケットをさらっと重ねて

 

重くならず、軽い羽織りとして役立つのがジャケット。エイザ・ゴンザレスはシャツとワイドパンツのきれいめルックに、あか抜けて見えるゆったりシルエットのジャケットをプラス。ネイビーなら春には爽やかさを、秋にはノーブルなムードを醸すことができます。

やっぱりトレンチコートが役立ちます

 

春や秋に活躍する軽アウターといえば、やっぱりクラシカルなトレンチコートですよね。オリヴィア・パレルモは深みのあるグリーンのトレンチコートを採用することで、ぴりっと格好良く。袖をブラウジングしつつ、共布ベルトでウエストマークすると立体感がアップします。

最高気温12度は「厚手ニット」「冬コート」「ダウン」を活用


冬に観測される最高気温12度は、日中でも寒さを感じ、最低気温も5度以下になることが多く防寒対策が欠かせません。「厚手ニット」と「冬コート」「ダウン」を取り入れ、お洒落しながらしっかり防寒しましょう。

【1】「厚手ニット」であたたかく

日中の外出もアウターがあると安心

 

最高気温12度の日は、保温性や防寒力の高い厚手ニットを選ぶと安心です。さらに日中も風が吹いたり日陰に入ると寒さが増すため、アウターを重ねておきましょう。厚手ニットのインにカットソーを、アウトにはウールミドルコートを重ね、風が入り込むのを阻止。グレーをベースにした着こなしに真っ赤なニットがよく映えて。

汎用性の高い黒ニットが重宝する

 

コーディネートしやすく、厚手でもすっきりした印象を叶えられる黒ニットが重宝します。モデルのジャスミン・トゥークスは、リブタートルニットとレザーパンツを合わせることで、オールブラックコーディネートに奥行きを宿しました。辛口カーキ小物を添えるとハンサムムードが引き上がります。

首をすっぽり覆うタートルニットで防寒力をアップ

 

首元もしっかり防寒したい最高気温12度の日。首をすっぽりと覆うタートルネックの厚手ニットで防寒力を高めて。たぷっとしたオフタートルには、カジュアルなブルーデニムパンツとスニーカーがお似合いです。セージグリーンのコートとキャメルバッグで大人らしさを両立。

【2】「冬コート」が欠かせない

着回しやしくぬくもり感じるベージュコートを採用

 

最低気温12度の日は、冬コートが欠かせません。色合わせに悩まず着回しやすいベージュの冬コートは、ぬくもりを感じさせるのにもうってつけ。白のタートルニットとシャツとパンツのセットアップに、コートよりも薄い色味のキャップを合わせニュアンス配色に。ヴィヴィッドな赤のスニーカーとイエローバッグが好アクセント。

落ち感のある黒コートがスタイリッシュさに貢献

 

ベージュと並んで人気の黒コート。落ち感のある形と重たさなら、スタイリッシュなムードを倍増させることができます。そんなコートがあるからこそ、ニット×デニムパンツのカジュアルスタイルもシックな面持ちに。グローブやヘッドフォンといったアクセサリーでコーディネートの完成度と防寒力をアップ。

暖かなムートンコートならリッチ感も宿る

 

ぬくもりで包み込んでくれるムートンコートを着用していた、エミリー・ラタコウスキー。特有の素材感がリッチな見た目にも直結。チャコールグレーと黒の落ち着いた配色に、真っ赤なパイソン柄ブーツを効かせモダンさをアピール。

【3】「ダウン」で防寒力、保温性をアップ

ショート丈のダウンでボトムとのコーディネートを楽しむ

 

最低気温が5度以下になることが多い最高気温12度は、ダウンを活躍させ保温性の高さを手に入れて。エミリー・ラタコウスキーのようなショート丈のダウンなら、下半身をカバーしないぶん、ボトムスとの組み合わせを楽しむことができます。さらにアクティブさが備わるのも高ポイント。

下半身までカバーしながら軽やかさをクリア

 

下半身もカバーするロングダウンコートは、白をセレクトすると軽快さをクリアできます。さらに白が冬の冷たい空気と共鳴し、華やかなオーラを放つことに成功。ほかのアイテムは黒で繋ぎ、ミニマルに徹するとこなれ見え。

黒のロングダウンでモードな迫力を宿す

 

ふっくらとしたダウン素材とシックな黒のロングコートなら、モードな迫力が宿って着映えが実現。きゅっとウエストを絞ると構築的なシルエットが浮かび上がります。黒のブーツとビターブラウンのバッグを添え、とことん格好良く。

【番外編】特に寒い「夜」「雨の日」に最適な服装は?


実際の気温よりも体感温度が低く感じられる「夜」や「雨の日」。最低・最高気温別に、ちょうどいい服装の選び方をご紹介します。

最低気温12度の「夜」:軽アウターが欠かせない!

 

日中は暖かく過ごしやすいですが、夕方以降は肌寒く感じる最低気温12度の日。長袖トップスだけでは心許ないので、軽アウターを重ねて。ケンダル・ジェンナーはハイネックで首元も防寒できるレザーブルゾンをプラス。白パンツを合わせると、キレのよさが加わって好バランスです。

最低気温12度の「雨の日」:日中でも軽アウターは必要

 

最低気温12度の雨の日は、気温がそこまで上がらず日中でも肌寒く感じるため、軽アウターを準備しておきましょう。裾が地面につかない丈感のトレンチコートに、レインシューズ代わりになるロングブーツを合わせて雨対策。

最高気温12度の「夜」:モコモココートですっぽりカバー

 

夕方以降ぐっと冷え込む最高気温12度の日は、モコモコとしたボアコートで見た目にも暖かな印象に。ナオミ・ワッツは温度を感じるダークベージュのロングボアコートを迎え、防寒力と大人可愛い印象を両立。コートのボリューム感にマッチするワイドパンツを合わせたら、すっきり見えるブーツを添えてメリハリを意識。

最高気温12度の「雨の日」:体感温度が低くなるからしっかり防寒

 

最高気温12度の雨の日は、日中でも体感温度が低く感じられるためしっかり防寒すると安心です。エルザ・ホスクはタートルネックニットに、ファーがアクセントのダウンジャケットをプラス。さらにダークカラーで構成すると、雨による汚れも目立ちにくいです。

PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香