着なれたシンプルなシャツに合わせるだけで個性を与えてくれる「コスチューム・ジュエリー」。雑誌『Precious』3月号では【大人こそ、「コスチューム・ジュエリー」の嗜みと愉しみ】と題して、シンプルシャツ×大胆なデザインのジュエリーが生み出すパワフルなコーディネートを特集。

今回は、「メゾン マルジェラ」「エトロ」「ジバンシィ」の「コスチューム・ジュエリー」8点をご紹介します。

大人こそ、「コスチューム・ジュエリー」の嗜みと愉しみ

胆なデザインや素材の組み合わせが生み出すパワーが、シンプルなシャツに洒脱な個性を与えてくれる。

宝飾とは異なる世界を確立した、奥深き「コスチューム・ジュエリー」。その魅力は、制約のない自由さと楽しげなプレイフルネスです。着慣れたシンプルシャツに合わせるだけで、洒落たウィットが香ります。

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1.ブローチ¥103,400・2.ブローチ¥95,700・3.左耳用ピアス¥78,650・4.片耳用ピアス¥78,650(マルジェラ ジャパン〈メゾン マルジェラ〉)、5.ピアス¥155,100(エトロ ジャパン)、6.リング¥96,800・7.ピアス¥103,400/共に参考価格・8.ピアス¥91,300(ジバンシィ ジャパン)

カラフルな色彩やユニークなマテリアル、遊び心溢れる造形、たっぷりとしたボリューム感…コスチューム・ジュエリーだからこそ叶う華やかさを、シャツスタイルに自分らしく取り入れたい。

「コスチューム・ジュエリーを楽しんで取り入れることで、スタイルに幅と深みが出ます」(ジュエリー&ウォッチ ジャーナリスト 本間恵子さん)

「コスチューム・ジュエリーとは、20世紀初頭にポール・ポワレやガブリエル・シャネル、エルザ・スキャパレッリといった先駆的なドレスメーカーたちが先鋭的な試みから始めたもので、流行や個性を表現するための装飾品という位置づけ。なので、色や素材使いに制約がなく、デザインの限界もありません。対して宝飾品のファインジュエリーは、受け継がれるものなので硬度のある金や宝石が使われますし、デザインもタイムレスであることが基本。コスチューム・ジュエリーというと、チープなまがいものといったイメージをもつ人がいるかもしれませんが、そもそもこのふたつは、成り立ちと目的がまったく異なるのです」と本間さん。

精巧なつくりに圧倒的な高級感が漂う、ハイブランドのコスチューム・ジュエリー。宝飾とはまた違った遊び心やファンタジーがあって、見ているだけでも楽しめます。

「宝飾の王道の輝きと魅力を知ったうえでコスチューム・ジュエリーを取り入れると、凝ったつけ方ができるようになります。例えば、ダイヤモンドリングにコスチュームのネックレスを思いきりよく組み合わせたり。そんなミックスコーディネートも、上級者ならではの楽しみ方ではないでしょうか」(本間さん)

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。

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PHOTO :
土屋文護(tron)
STYLIST :
古田千晶
EDIT&WRITING :
下村葉月、木村 晶・池永裕子(Precious)