東京・丸の内に位置する、総客室数57室のスモールラグジュアリーホテル「フォーシーズンズホテル丸の内 東京」。東京駅に隣接し、銀座や丸の内にも徒歩圏内と、ビジネスや観光の拠点としても便利なロケーションにあることから、幅広いゲストに親しまれているホテルです。
7Fにあるフレンチビストロ「メゾン マルノウチ(MAISON MARUNOUCHI)」は、2024年ミシュランガイド東京にも掲載され、洗練されたお食事と行き届いたサービスで、今注目のレストランのひとつ。
そんな「メゾン マルノウチ」では、2024年5月31日(金)までの期間、美しい花々をモチーフにした「フラワー アフタヌーンティー」が提供されます。
自然の美しさをインスピレーションに、花々が咲き誇る春を演出した「フラワー アフタヌーンティー」。エグゼクティブ ペストリーシェフのパトリック・ティボー氏がスイスでのキャリア時代に経験したさまざまな旅の思い出をもとに、「世界各国を巡る」ような内容で構成されています。
今回、Precious.jpライターがひと足先に「フラワー アフタヌーンティー」をいただきました。実食レポートを交えて、その魅力をお伝えします。
メゾン マルノウチの「フラワー アフタヌーンティー」実食レポート
やわらかな自然光が差し込むレストラン内。春らしい色合いのウェルカムドリンクから、本アフタヌーンティーは始まります。
カモミールとローズヒップの紅茶をベースに、ローズとランのシロップを加えた一杯。ふわりと香るフラワーの香りは、まるで花ざかりの花畑に来たかのようです。
ミシュラン2つ星シェフが手がけるセイボリーは全5品!
スイーツの前にコース式仕立てで提供されるセイボリーは、「メゾン マルノウチ」に隣接するミシュラン2つ星レストラン「セザン(SÉZANNE)」の総料理長であるダニエル・カルバート氏によるお料理が5品です。
パリッとした生地にたらこと三つ葉のクリームをサンドした「鱈子 からすみと三つ葉」。上にはからすみがトッピングされ、味わいと色合いのアクセントに。思いのほかしっかりとした味わいの一品は、小さくても満足度が◎。
セイボリーの中でも特に色合いが華やかなのが「桜鱒 クリームチーズ」。小ぶりに見えてしっかりとした食べごたえの桜鱒が、とても美味です。
季節に合わせてセイボリーも一新された今回のアフタヌーンティー。日本の旬の食材にフォーカスした、シンプルながらも洗練されたメニューとなっています。
カレー風味に味付けがされた豆やポテト、にんじんなどをワンタンの皮に包んで揚げた「野菜のサモサ」です。ソースにはヨーグルトとキュウリ、ミントを和えた「ライタ」という南インドのヨーグルトソースが使われています。爽やかでまろやかな酸味のあるソースは、スパイシーなサモサの味わいと相性抜群です。
「グジェール」とは、シュー生地にチーズを混ぜて焼く、フランス・ブルゴーニュ地方の郷土料理です。濃厚なチーズのおいしさと、きのこの風味が口いっぱいに広がります。
「エンパナーダ」とは南アメリカで幅広く食べられている半円形のパイのこと。メゾン マルノウチの「和牛のエンパナーダ」は、パイ生地の内側にスパイシーな味付けをした和牛のひき肉と、ゆで卵を詰めています。ラードを使って作られたパイ生地はサクサクでややしっとりとしており、食べごたえもあります。
ひとつひとつは少量ながらも、それぞれの食べごたえや味わいは、どれも満足できるものばかり。続くスイーツへの期待も膨らみます。
美しい花々をモチーフとしたスイーツが登場!
セイボリーをいただいたあとは、「フラワー アフタヌーンティー」のスイーツがついにお目見え。シンプルながら遊び心のある形のシルバーの3段スタンドで登場します。
セイボリーでもさまざまな国のお料理をベースとしたお食事を楽しんだ本アフタヌーンティー。スイーツでも各国を巡る旅が始まります。
旅は日本から始まります。日本の花と言えば桜。そんな桜と抹茶を使った美しいシュークリームが登場です。
ほんのりとグリーンに色づけされたシュー生地には、抹茶クリームと桜のディプロマットクリームという2種類のクリームと、桜のゼリーが入っています。シュークリームのトップには紫蘇の花が飾られており、紫蘇の香りと風味が全体のアクセントとなっていました。
シュー生地の質感や彩りが、まるで日本庭園の緑を思わせる美しさですね。日本の繊細で美しい春が、見事に演出されたひと品です。
ハワイをイメージした「ハイビスカス&ベリータルト」はトロピカルな見た目もかわいらしいひと品。サクッとしたワッフル生地に、ハイビスカスのクリームを添え、色とりどりのフレッシュなベリーが飾られたスイーツです。フルーティーでさわやかなハーモニーを楽しめます。
南フランスをイメージした「ラベンダーチーズケーキ」。上品なラベンダーの香りの中に、ブルーベリーの酸味やチーズの濃厚さが広がるひと品です。ラベンダーを思わせる淡い紫色に色付けされたホワイトチョコレートのコーティングも美しいです。
「ローズパウンドケーキ」は中東をイメージ。ローズのアロマが香るパウンドケーキはエキゾチックな中東らしいひと品です。美しくデコレーションされたケーキの内側には、ピスタチオのマジパンを忍ばせて。食感の違いもぜひ楽しんでみてください。
見た目のシンプルさに対して、華やかな香りが印象的だったのは「ジャスミン&ライチマカロン」。インドネシアをイメージしたスイーツです。ジャスミンのガナッシュの甘く濃厚な香りに、ライチジェリーの風味が加わって、まさに至福のマカロンでした。
下段には、プレーンとオレンジフラワーの2種類のスコーンが並びます。ふわっとした食感で、軽い口当たりのスコーンは、何個でも食べてしまいそうなおいしさ。焼きたてのマドレーヌも一緒に提供してもらえますよ。これも絶品!
アフタヌーンティーにはフリーフローのドリンクがついており、特に紅茶の種類が豊富なのも魅力のひとつ。シンプルなブラックティーのほか、フレーバーティーやハーブティーなどから選べます。
今回は、ローズとヴァニラのフレーバーティーや、カモミールのハーブティーをいただきました。アフタヌーンティーは2時間制で、30分前にドリンクラストオーダーとなります。
極上のセイボリーに、美麗なスイーツをいただける「メゾン マルノウチ」のアフタヌーンティー。見た目や味わい、華やかなフラワーの香りなど、五感で楽しめるスイーツの数々に、各国の風景がありありと目に浮かぶようでした。
春のあたたかな雰囲気に包まれた店内で、みなさんも“花の旅”へ出かけてみてはいかがでしょうか。
問い合わせ先
- フォーシーズンズホテル丸の内 東京
- 「フラワー アフタヌーンティー」
- 提供期間/~2024年5月31日(金)
- 提供場所/「メゾン マルノウチ(MAISON MARUNOUCHI)」
- 提供時間/11:30~16:30(L.O.)
- TEL:03-5222-5880
- 住所/東京都千代田区丸の内 1-11-1 パシフィックセンチュリープレイス丸の内 7F
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- TEXT :
- 伊東ししゃも 編集者・ライター
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- EDIT :
- 小林麻美