2024年2月29日より2日間英国を訪問したウクライナのオレナ・ゼレンスカ大統領夫人。カミラ王妃と面会し、戦争中の自国に対する王室の支援は「本当に力強い」と語りました。
「私たちは王室のサポートと、彼らを通じての英国国民からのサポートを本当に感じています。イギリス国民に感謝しなければなりません。私たちは皆さんのサポートを感じています」また、故エリザベス２世の指導力に敬意を表し、彼女は模範を示し「ウクライナへの支持の基準」を示したと述べました。ロシアによるウクライナ侵攻開始から2年。公の場に立つ姿も板についてきたオレナ夫人。その役目を全うする覚悟を感じる46歳の、堂々とした佇まいを引き立てる、辛口パンツスタイルを紐解いていきましょう。
■１：ツイードのショートジャケットでクラシカル×モダンを両立したドレスアップ
2024年2月29日、イギリス・ロンドンのクラレンスハウスにカミラ王妃と面会するため到着。ツイードのジャケットにダークカラーのワイドパンツを合わせています。白黒のオーソドックスなドレスアップ配色ですが、ジャケットの清潔な白に、凛とした黒パンツのメリハリある組み合わせはやはり最強に着映える、王道の着こなしです。ジャケットは異なる生地感がミックスされたデザインと、ウエストまでのショート丈でクラシックなツイードながらモダンな雰囲気です。
■２：ブラウンのパンツスーツで今っぽくスタイリッシュに
同日、ロンドンで英国首相リシ・スナクの妻アクシャタ・マーティとの会談のためダウニング街10番地に到着。今シーズン人気のブラウンのパンツスーツで登場しました。ボクシーなジャケットは襟が幾重かに重なった、ツイストの効いたデザイン。ストレートのパンツはフロントスリットのディテールがあしらわれ、モダンな印象を高めます。インナーは艶感のあるシャツを選び、甘さ控えめ、クールなスタイルを披露しました。
■３：控えめななかにも洗練漂うグレーのセットアップ
2024年2月2日、ドイツ・ベルリンの国会議事堂で、バーベル・バス連邦議会議長に挨拶。オレナ夫人はベルリンで、精神保健、心理社会的支援、リハビリテーションに関するウクライナ・ドイツ会議を主催しています。シリアスな内容に合わせて選んだのはライトグレーのパンツスーツ。センタープリーツのワイドパンツに、テイラードなジャケットの組み合わせです。ウエストにアシンメトリーなデザインが施され、フロントにボタンがないジャケットや、ストライプのアクセントがさりげなく効いた白シャツ。そんな細部へのこだわりが、控えめななかにもピリッと効いて、洗練された装いへ昇華しています。
ウクライナ大統領夫人、オレナ・ゼレンスカの最新外交スタイルをお届けしました。侵攻が続く2年の間でその装いも、より辛口でシリアスなものへと変化しているような彼女の着こなし。1日も早く戦況が落ち着き、本来の華やかなオーラを放つ姿を見たいものですね。
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- TEXT ：
- Precious.jp編集部
- PHOTO ：
- Getty Images
- WRITING ：
- 神田朝子
