レクサスが日本に登場して今年で19年。今や高感度な女性の間でも人気のプレミアムカーブランドとして、揺るぎない存在感を示しています。近年はさまざまなタイプのSUVを発売しており、今回ご紹介する「LBX」はもっともコンパクトな最新のSUV。ビジネスからプライベートまで活動的な女性に、ぜひハンドルを握ってほしい1台です。
都市生活者にぴったりのサイズ感
自宅の駐車場の制約がなくても、あまり大きなクルマには乗りたくないと考える人は多いはず。室内が広いに越したことはないけれど、うっかり細い道に迷い込んでしまったときや外出先の駐車場の枠が狭いときなど、取り回しに気を使うことが少なくありません。近頃は大きいサイズのクルマでもカメラ画像のアシストや駐車サポート機能が付いているので、慣れてしまえば問題ないのですが、後席に人を乗せる機会が少なく、なによりもジャストサイズの軽快感を味わいたいという人は、コンパクトカーが一番しっくりくるはず。そんな自由を楽しむ都市生活者の心に響くレクサスの新型車が、「LBX」です。
ボディサイズは全長約4.2m、車幅は約1.8m。高さも約1.5mにとどまり、都市部の機械式駐車場(高さ制限1.6mが多い)にも停めやすいです。当然小回りも利き、空いた駐車マスへの一発駐車も簡単! もたつくことのないスマートな運転は気持ちがいいし、安全にもつながります。
カラバリ豊富で自分色に染められる
ただし、「LBX」の美徳は小さいことだけではありません。写真でおわかりのように、曲面でデザインされた車体はとてもグラマラス。レクサスのアイコンでもある、メッシュをあしらったグリルもほどよい大きさで、街を行く人たちの多くがプロポーションの美しさに惹かれるのではないでしょうか。細部の作り込みも素晴らしく、それもプロポーションを美しく見せる要素になっています。
それだけに、ボディカラーの選択にも気を使いたいところ。後述する”Bespoke Build”であれば、モノトーン9色+2トーン8色の全17色から選べます。精悍に見えるメタリック系から鮮やかな色まで多彩ですが、おすすめは「ソニックカッパー」(記事中で紹介した車両のカラー)。銅をイメージしたブラウン系で、光の加減しだいでは時計やジュエリーで人気のローズゴールドと印象が重なる、リッチなカラーです。
質感へのこだわりこそレクサスの魅力
インテリアも上質。「LBX」にはスポーティな“Cool”とエレガントな“Relax”とふたつのグレードがあり、写真の車両は後者。サドルタンカラーのインテリアは、肌触りのよさと美しいステッチを際立たせています。シート表皮はセミアニリン仕上げ。これは表面に薄くコーティング加工を施したレザーのことで、風合いに優れた、レクサスが従来から積極的に採用してきた仕様です。外観同様の華やかさで、気持ちよく運転が楽しめること間違いなし。
さらに「LBX」には表皮、シートベルト、ステッチ色、刺繍、トリム加飾、アルミホイールと内外装のさまざまな部分を好みに応じてコーディネートする楽しみもあります。それが100台限定の“Bespoke Build”。欧州ブランドのプレミアムカーの場合、細かなオーダーに対応するメニューは少なくありませんが、コンパクトクラスの「LBX」にも導入するところは、さすがレクサス!
成熟した大人の心に響く仕掛けが満載
ここまでデザインやカラーリングの話ばかりでしたが、クルマとしての出来栄えもレクサスらしいクラス感にあふれています。ドアを閉めたときの手ごたえにもこだわったというだけあり、コンパクトカー=廉価な大衆車というヒエラルキーを覆す品質です。
上質な乗り味も魅力。コンパクトカーにありがちな落ち着きのない足元やエンジンの音ばかり聞こえる騒々しさは抑えられ、路面の凸凹を上手にいなす感じが、実に心地いいのです。
心地いいドライブに彩りを添えるサウンドシステムは、アメリカのハイエンドオーディオブランド、マークレビンソンのプレミアムサラインドを採用。車内に13個のスピーカーを配置し、卓越した技術によってオリジナルに近い音を再現します。
ジャストサイズで華やかで、運転も楽しい「LBX」は、成熟した大人の心に響く仕掛けが満載。ショールームに行って少し試乗をするだけで、“マイ・フェイバリット・レクサス”と感じてしまう、魅力的な一台です。
【LEXUS LBX “Relax”】
ボディサイズ:全長×全幅×全高:4,190×1,825×1,545mm
乗車定員:5名
車両本体価格:¥4,600,000(2輪駆動車)~¥4,860,000(4輪駆動車)
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- TEXT :
- 櫻井 香さん ライフスタイルエディター