日韓仏、注目のアーティストによる3人展『Courbe〈曲線〉』が開催

日韓仏のアーティスト3名の作品を紹介する展覧会『Courbe〈曲線〉』が、京都の「Gallery SUGATA」にて2024年4月13日(土)より開催されます。

フォトグラファー松原博子の作品
松原博子さんの作品

本展は「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」と同時開催されるサテライトイベント「KG+」への参加イベントのひとつ。主にファッションの分野で活躍するフォトグラファーの松原博子の作品と共に、ふたりの海外アーティスト、キム・ジュンスとラティティア・ジャケトンの作品を迎えて開催されます。

韓国人アーティストのキム・ジュンスの作品
キム・ジュンスさんの作品
フランス人アーティストのラティティア・ジャケトンの作品
ラティティア・ジャケトンさんの作品

流れるような“曲線”がテーマとなったこの展覧会。松原氏がヌードに見出したやわらかな曲線を捉えたフォト作品をはじめ、キム氏による、革を巻き上げて作り上げた流れるような造形作品、ラティティア氏が、岩石に垂れるガラスを手吹きで表現した作品たちが展示されます。

■松原博子(Hiroko Matsubara)

京都生まれ。主にファッションのフィールドで活躍するフォトグファー。戎康友氏に師事し、2009年から独立。2022年に自身の作品集『mono』『mono ii』を発行。アーティスト、SOFIA FANEGOの身体が表すさまざまなかたち、肌の表面に浮かび上がる情景を切り取った。

■キム・ジュンス(Kim Junsu)

韓国を拠点に活動するアーティスト。革を細い弦状にして巻き上げ、壺やオブジェなどさまざまな造形に表現する。やがては土に還る自然の美学を大切にし、ベジタブルタンニンレザーを用いて手で積み上げていく独自のレザークラフトは、韓国のみならず世界各地で評価を集めている。2017年以降、韓国内のフェアで賞を受け、2022年にはLOEWE財団クラフトプライズのファイナリストに選出された。

■ラティティア・ジャケトン(Lætitia Jacquetton)

マルタン・マルジェラなどファッションの世界でキャリアを積み、パリのギャラリー・ファイエットでアートディレクターを務めたのち、沖縄の吹きガラスと出会いアーティストに転向。世界各地で採取した石に、ガラスを手吹きで重ねる。生のエネルギーや原始的な感情を込めた作品には、静止していながら生き生きとした流れが表れる。


3人のアーティストが紡ぐ、流れるように、そしてこだまするように連鎖する曲線は、静寂ながらも躍動感を感じさせます。それぞれが素材とする、自然や生命とのダイアローグを、ぜひお楽しみください!

【展覧会詳細】

『Courbe〈曲線〉』
日程:2024年4月13日(土)〜4月27日(土)
場所:Gallery SUGATA /ギャラリー素形
時間:11:00〜18:00 
休館日:4月22日(月)
TEL:075-253-0112
URL:www.su-ga-ta.jp
住所:京都市中京区室町通二条下ル蛸薬師町 271-1 然花抄院室町本店内

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
WRITING :
池尾園子
TAGS: