毎年、「意外性」をエレガントに、そしてラグジュアリーに表現した独創的なジュエリーウォッチを生み出している「カルティエ」。
2022年の“クッサン ドゥ カルティエ”、2023年の“クラッシュ[アン]リミテッド”に続いて、今年もこの上なくセンシュアルでグラマラスなジュエリーウォッチが誕生しました!
「時の神秘」を表現する新作、“リフレクション ドゥ カルティエ”
今回の新作ウォッチの発表にあたり、自らを「フォルムのウォッチメーカー」と定義した「カルティエ」。大胆なオープンブレスレットが強いインパクトを放つこの“リフレクション ドゥ カルティエ”も、フォルムへの強いこだわりから生まれました。
カルティエ ジュエリー&ウォッチ クリエイティブディレクターのマリー=ロール・セレードはこう語っています。
「“リフレクション ドゥ カルティエ”は、ジュエリーとウォッチの見えない境界線を曖昧にするタイムピースです」
もちろん、「ジュエリー」であり「ウォッチ」であることを謳うタイムピースは数多存在しますが、ここまでそのふたつのエレメントのボーダーを「曖昧」にすることができたジュエリーウォッチはこれまでなかったのではないでしょうか。
「ジュエリー」と「ウォッチ」の境界線を極限まで曖昧にした一方、“リフレクション ドゥ カルティエ”は、そのふたつのサヴォアフェールの結晶でもあります。
オープンブレスレットという斬新な構造、美しく輝く鏡面仕上げのゴールド、伸びやかなラインと正確なアングルを融合させたゆったりとしたデザインから生まれる非凡なテンション。その緊張感は、ブレスレットの先端の側面に宿すダイヤルが鏡と対峙することでクライマックスに達します。
ゴールドとジュエリーの輝きが、官能的なフォルムをより美しく際立たせて
グラマラスかつエレガントなフォルムに息づく、「密」と「粗」、「鋭さ」と「丸み」といった相補的な二面性によって、圧倒的なオーラを放つ“リフレクション ドゥ カルティエ”。その流麗な姿は「フォルムのウォッチメーカー」を体現し、メゾンの美学を映し出します。
シンプルなピンクゴールドとイエローゴールドのモデルはそのフォルムの美しさをストレートに印象づける一方で、ふたつのホワイトゴールドモデルはまばゆいジュエリーの輝きに彩られ、荘厳な美を湛えるハイジュエリーウォッチに。
ひとつめは、スノーセッティングとリバースセッティングという異なる構造のパヴェセッティングを通じて、素材の効果を追求。その組み合わせは、手触りと輝きの両方を際立たせます。
そしてもうひとつはメゾンの創設者であるルイ・カルティエのクジャクのデザインにオマージュを捧げる作品。
透徹のダイヤモンドに加え、クリソプレーズ、オブシディアン、エメラルド、パライバ トルマリン、そして虹色に輝くブルーグリーンのラッカーが、魔法のように美しい色彩のコントラスト奏で、魅惑の世界へと誘います。
今回は大胆なクリエイションによって時の神秘性を表現したジュエリーウォッチ“リフレクション ドゥ カルティエ”をお届けしました。「カルティエ」からは今年も魅力的な新作が多数発表されています。今後も順次ご紹介していきますので、どうぞお楽しみに!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト