1996年の誕生以来、“タンク”の持ち味であるタイムレスな魅力と、瀟洒なフレンチスタイルが融合したデザインで、コレクションのなかでもひと際高い人気を誇り続けている“タンク フランセーズ”。まさに時計史に刻まれるこの名品ウォッチに、この春、よりモダンなダイヤルをまとった日本限定モデルが登場しました!
タイムレスに輝き続ける “タンク フランセーズ”という絶対的名品
「カルティエ」を代表するウォッチコレクション“タンク”のなかでも、世界の働く女性から圧倒的な人気を集め続けている“タンク フランセーズ”。2023年には誕生以来初めてリニューアルを遂げました。
しかし、ケース、ブレスレット、ダイヤル、そしてメタルの仕上げなど、随所に現代的なアップデートを施したその「進化」にひと目で気づいた人は、おそらく多くはなかったことでしょう。けれども、それこそが「名品」たるゆえん。オリジナルモデルの雰囲気を何ひとつ失うことなく、ひそやかにモダニズムを加味したしなやかな進化は、「カルティエ」のエレガンスと一流の美学を体現したものでした。
そして今回、「カルティエ」が日本に最初のブティックを開いてから 50年という節目の年に、また、“タンク フランセーズ”が新たな魅力を開花させたのです。
「日本の美意識」と「フレンチスタイル」の気高き融合
日本限定として登場した“タンク フランセーズ”は、現在展開されているサイズの中間の大きさであるミディアムモデル。印象的なダイヤルデザインは、日本芸術の伝統の中にある“簡素を尊ぶ”文化が着想源です。
その佇まいを「カルティエ」は「まるで1枚のエンボス紙のよう」と比喩していますが、光の加減や角度によって多彩にその表情を変えるミニマルでモノクロームなデザインのダイヤルはどこかモダンアートのような趣も湛え、手元で静かに個性を主張します。
リューズにはムーンストーンがあしらわれ、ロジウム加工されたシルバーカラーの針、オパラインカラーのダイヤル、そしてサテン仕上げが施されたブレスレットへと時計全体を柔和なグレートーンで統一。「カルティエ」による「日本の美意識」の新たな解釈が、“タンク フランセーズ”に比類なき個性をエレガンスを授けました。
この日本限定モデルは一期一会。もしも気になったら、早めにブティックに足を運ぶことをおすすめします。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト