「カルティエ」、あるいは時計ファンなら、思わず歓声を上げることでしょう。「トーチュ」── 優美な曲線を描くトノー形ウォッチの名品が、メゾンの特別なウォッチコレクション “カルティエ プリヴェ”から再び登場しました!
「フォルムのウォッチメーカー」 カルティエを象徴するレジェンド
「フォルムのウォッチメーカー」 ── 2024年の新作発表にあたり、「カルティエ」は自らをそう再定義しました。
角形ウォッチの金字塔を打ち立てた“タンク”に代表される普遍的なフォルムから、“クラッシュ[アン]リミテッド”、“クッサン ドゥ カルティエ”といった独創的なジュエリーウォッチまで、デザインを起点にシルエットを形づくり、アイコニックかつ唯一無二のフォルムをつくり出してきた「カルティエ」。
今回発表された「トーチュ」は、「フォルムのウォッチメーカー」である「カルティエ」を象徴するクリエイションのひとつです。
オリジナルモデルが誕生したのは1912年。
時計に造詣が深いPrecious世代なら、「CPCP(コレクション プリヴェ カルティエ パリ)」から誕生したモデルを思い浮かべる人もきっと多いことでしょう。「CPCP」とは、1998年から2008年まで展開されていたハイクラスな機械式ウォッチのコレクションで、時計愛好家の憧憬を集めていました。
今回発表された新作の “カルティエ プリヴェ”はその後継的存在で、年に一度発表される特別なコレクション。“カルティエ プリヴェ”「トーチュ」はその8作目となります。
「クラッシュ」、「タンク サントレ」、「トノー」など、このコレクションから生まれた希少な作品の系譜をたどるように、メゾンの技術を駆使し、「デザインを叶える」という強い意思から今、この名品が進化を果たし誕生したのです!
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1912年、曲線と直線を呼応させようとする強いヴィジョンから誕生した「トーチュ」ウォッチ。新作はそのオリジナルのデザインを忠実に継承しながら微細な進化を遂げています。
亀の甲羅をモチーフにしたシルエットは、ストラップに沿ってわずかにスリム化。より軽やかに華やかに、フォルムの持ち味を増幅させました。
同時に、時計の顔であるダイヤルデザインに散りばめられているのは、初期モデルへのオマージュ。針は円形のモチーフをあしらった「アップルハンド」を採用し、「レイルウェイ ミニッツ トラック」と呼ばれる分目盛りをインデックスの外周に配することで、クラシカルなエレガンスと視認性を同時に高めました。
■1:「クラシカルモダン」を体現する普遍的デザインの時分表示モデル
時分表示モデルはプラチナ、イエローゴールドのシンプルなタイプに加えて、同コレクション初となるブリリアントカットダイヤモンドをセットしたモデルが登場! ケースサイズは、縦こそ41.4mmとグラマラスなものの、横は32.9mmで女性の手首にもフィットするバランスです。
プラチナ、イエローゴールドのケース素材によって異なる仕上げを施したダイヤルと優美に響き合い、極上のエレガンスと静謐な迫力を湛えます。
■2:ハンサムウーマンな手元を演出する「モノプッシャー クロノグラフ」
時分表示モデルよりひと回り大きい「モノプッシャー クロノグラフ」モデルは、まさにジェンダーニュートラルな機械式ウォッチ。
シンメトリーに配されたふたつ目のカウンターによってスポーティなエッセンスが加わり、手元をクールに彩ります。
今回はメゾンの特別なウォッチコレクションから誕生した“カルティエ プリヴェ”「トーチュ」をお届けしました。「カルティエ」は2024年も意欲的なウォッチメイキングを展開しており、魅力的な新作が目白押し! 今後も順次ご紹介していきますのでお楽しみに!
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
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- TEXT :
- 岡村佳代さん 時計&ジュエリージャーナリスト