ジャケットとパンツのセットで着用すればおのずと上品に、ジャケットを脱げばこなれた印象に… 朝晩と日中の気温差がある日には、スーツが重宝します。ご紹介する3人のセレブ、インフルエンサーの着こなしを早速チェック。

■1:キャロライン・イッサは…レイヤード×モダン小物で定番モノトーンをブラッシュアップ

モノトーンだからこそ映える真っ赤なルージュでハツラツと。
モノトーンだからこそ映える真っ赤なルージュでハツラツと。

2024年2月下旬開催のミラノ ファッションウィーク中に撮影された、イギリス『TANK』マガジンのファウンダー兼ファッションディレクターのキャロライン・イッサのコーディネートをピックアップ。知的なグレーのスーツは、付かず離れずのシルエットのジャケットと、裾がすぼまったパンツのディテールでお洒落心を加味。黒のハーフジップトップスと白カットソーを仕込めば、奥行きが生まれてリズミカル。レイヤードコーデにしておけば、脱ぎ着して印象の違いを楽しめるのが魅力です。モノトーンの装いに馴染むパールとブラックストーンのネックレスをレイヤードし、顔周りを華やかに味付け。仕上げにぷっくりとしたゴールドの飾りがインパクトのあるパンプスを加え、モダンな着こなしを完成させました。

■2:ジェニファー・ローレンスは…ブライトカラーを散らして硬派な黒スーツをプレイフルに

ぱきっとした配色なので、ジュエリー類は潔く省くとモード感が引き立ちます。
ぱきっとした配色なので、ジュエリー類は潔く省くとモード感が引き立ちます。

2024年4月12日、NYの街中でキャッチされた俳優のジェニファー・ローレンス。組み合わせ方によってあらゆるスタイルに変貌する、万能な黒スーツを活用していました。端正な黒のスーツは、上下ともややゆとりのあるシルエットを選ぶことで、気張りすぎないこなれた印象を確保。ブライトトーンで統一した赤のニットプルオーバーとイエローバッグを加えれば、遠くからでも着映えること間違いなし。ジャケットを脱いで赤の分量を増やすと、さらなるインパクトをもたらすことに成功します。仕上げに黒で繋いだスニーカーでさらなる抜け感を目指しながら、白のソールで軽やかさまでクリアしました。

■3:マーリーズ・ピア・ファイフホファーは…アイボリー×ベージュのしなやか配色が春にマッチ

程よい脱力感のあるシルエットのスーツと小物選びがこなれ見えに貢献。
程よい脱力感のあるシルエットのスーツと小物選びがこなれ見えに貢献。

2024年3月下旬、インフルエンサー、モデルのマーリーズ・ピア・ファイフホファーをミュンヘンでスナップ。ジレ、ジャケット、パンツのスーツは、爽やかなアイボリーを選びつつ、ゆとりのあるシングルボタンのジャケットで上品さの中に抜け感を添えて。揃いのジレを着ているからこそ、暑くなってきたときはジャケットをさっと肩掛けしても素敵です。ボーホーシルエットがフォートレスなバッグは、ベージュでアイボリーのしなやかさをアシスト。シューズは黒を選んで引き締めながら、柔らかいレザー素材を選ぶと調和が生まれます。


最新「スーツ」スタイルをご紹介しました。ジャケットを着ても脱いでも様になる… そんなコーディネートにこだわることで、いつでもお洒落心を満たしてくださいね。

関連記事

この記事の執筆者
Precious.jp編集部は、使える実用的なラグジュアリー情報をお届けするデジタル&エディトリアル集団です。ファッション、美容、お出かけ、ライフスタイル、カルチャー、ブランドなどの厳選された情報を、ていねいな解説と上質で美しいビジュアルでお伝えします。
PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香