「ボッテガ・ヴェネタ」が建築家ル・コルビュジエのスツールを再解釈!
建築家ル・コルビュジエの手がけたスツール「LC14 Tabouret(LC14 タブレ)」を、ボッテガ・ヴェネタのクリエイティブ・ディレクター、マチュー・ブレイジーが再解釈。ル・コルビュジエ財団、そしてイタリアの高級家具ブランド・カッシーナの協力のもと、現代的でユニークな2つのモデルが誕生しました。
スツールは、4月16日から開催中のミラノデザインウィークにおいて、インスタレーション“On The Rocks”の中心として展開されています。
「LC14 タブレ」は元々、ル・コルビュジエ自身の小屋(Cabanon)のために設計されたスツール。究極のミニマリズムを表現した小屋にマッチする、汎用性が高いシンプルな箱型のデザインです。小屋のすぐそばの岩場に打ち上げられていたウイスキーの木箱からインスピレーションを得て制作されました。
両サイドには開口部が設けられ、持ち運びやすく使いやすいデザインになっており、見事な木組みの技法によって際立つ天然木のつなぎ目がアクセントを添えています。
インスタレーションのタイトル“On The Rocks”は、コルビュジエの小屋がある海岸を舞台とするタブレ誕生のストーリーを反映して名付けられました。
「LC14 タブレ カバノン)」は、2種のデザインで展開。ショーのセットのために製作が依頼された木製モデル(カスタムエディション)と、ボッテガ・ヴェネタを象徴するレザーワーク「イントレチャート」をまとった「リミテッドエディション」が登場します。
木製のモデルは、日本の伝統的な手法をもとに焼き目がつけられており、木材に天然の防腐・防虫効果が付与されると共に木目の美しさが際立ちます。
レザーを用いたモデルは、レッド、イエロー、ブルー、レインツリーグリーンの4色展開。アトリエにて職人の手によって編み上げられた「イントレチャート」で覆われており、ユニークで質感のある仕上がりとなっています。
スツールは現在、レザーのモデルは60脚、木製モデルは100脚限定で発売中です。
インスタレーション”On the Rocks”はミラノのパラッツォ・サン・フェデレにて、4月16日から20日まで一般公開中。木箱のオリジナルサンプルも展示されています。
「ボッテガ・ヴェネタ」と「カッシーナ」のクラフツマンシップが遺憾なく発揮された、ミニマムでありながらモダンで個性的なスツールと併せて、ぜひチェックしてみてください。
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- Precious.jp編集部