雑誌『Precious』5月号では、別冊付録【毎日を豊かに彩る「暮らしの名鑑」57】にて、これまで連載「プレシャスアイ」で紹介してきたものを中心に、豊かな暮らしへと誘うインテリアの名品を特集しました。

今回はその中から、北欧家具の巨匠が、若き日にデザインを手掛けた「フレデリシア」のふたり掛けソファをご紹介します。

「フレデリシア」のふたり掛けソファ

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『1789 スポークバックソファ』[幅160~197×奥行き76.5×高さ86cm、シート高40cm]¥1,775,400~(張り地によって価格が異なります)(スカンジナビアン・リビング〈フレデリシア〉)

北欧家具の巨匠が、若き日にデザインを手掛けたソファは、洗練が際立つ名作

1945年、「デイベッドとラウンジチェアのハイブリッドを形にする」というコンセプトのもと発表されたのが『1789スポークバックソファ』です。 

若きボーエ・モーエンセンとハンス J.ウェグナーはこの実現のために「片側の背もたれフレームを可動式にする」というアイディアにたどり着きました。可動する背もたれは、革ひもによって6段階もの角度調整ができ、デイベッドとしての役割も担うことができます。

のちに「北欧家具の名作中の名作」と呼ばれるこのソファは、斬新なデザインゆえに製品化までに18年もの年月を要しました。ついに販売されたのは1963年。それから半世紀以上もの間、世界中の人から愛されています。

このソファにしか出せない軽やかさと気品。情熱と画期的なアイディアの詰まった名作に心惹かれます。

〈DATA〉

デンマークデザイン界を代表する、ボーエ・モーエンセンとハンス J.ウェグナーの共同デザインで完成。登場から半世紀以上経つ現代の生活空間にもなじみ、使うほどに美しさを増す。

※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
※掲載されている商品の価格は、2024年3月15日現在のものです。

問い合わせ先

スカンジナビアン・リビング〈フレデリシア〉

TEL:03-6421-0591

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PHOTO :
唐澤光也(RED POINT)
STYLIST :
中林友紀
COOPERATION :
大庭典子
EDIT&WRITING :
川村有布子、佐藤友貴絵(Precious)
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