雑誌『Precious』6月号では、特集【雨の日は「オーセンティック」に】と題して、大政 絢さんが着こなす、雨の日のオーセンティックな着こなしをご紹介しました。
憂鬱な雨も視点を変えると、日常のなかに非日常を映し出す風雅なもの。雨によって情緒豊かに彩られた街やオーセンティックな装いには深い趣があります。
今回は、「アレキサンダー・マックイーン」「メゾン マルジェラ」「プラダ」「ブラミンク」「ジルサンダー」の着こなし術をご紹介します。
しっとり優しい雨の表情が、タイムレスな装いを情緒豊かに彩っていく|雨の日は「オーセンティック」に
憂鬱な雨も視点を変えると、日常のなかに非日常を映し出す風雅なもの。雨によって情緒豊かに彩られた街やオーセンティックな装いには深い趣がある。
それは、どこか気品があって優雅で、どこか儚く幻想的な美しさ…。光、色、音。すべてが特別な演出となって、雨は私たちを幽玄の世界へ誘う。
■1:突然の雨が奏でる心地よい音色を楽しみながら颯爽と
コットンギャバジン製の美しいトレンチコートがあれば、急な雨も動じることなくやり過ごせる。ドロップショルダーやコクーンスリーブといった今どきの仕立てがセンスよく、高貴なペールベージュも自信を与えてくれる。足元は華奢なストラップのヒールサンダルで、雨の中でも軽やかに颯爽と。
■2:雨というヴェールが女性の強さと色香を引き立ててくれる
勢いよく降る雨のなかで、女性の凛とした強さや無垢の色香が際立って見えるから不思議。マニッシュなピンストライプのダブルブレストジャケットは、襟元やフラワーホールに施されたしつけ糸のディテールが印象的。静かに、確かな個性を演出してくれる。
■3:フローラル刺繍がいきいきとした表情を見せる
ふわりと舞い上がる、薄く透明感のあるオーガンザで仕立てたシャツ襟付きのワンピース。雨の絶え間、群雲の隙間から垣間見える日差しに照らされてフローラル刺繍がいきいきとした表情を見せる。1950年代に着想を得た履き口の深いカッティングとピンヒールが特徴のパンプスを合わせて。
■4:霞がかったような朦朧とした雰囲気になじむ曖昧な色柄
メンズのシルエットを採用したカバーオールは、むら染めしたリネンで趣ある風合いを演出。そしてハンドプリーツを施したスカートのゼブラ柄には、ぼかしのプリントを採用。いずれもしっとりと潤む雨天の朦朧とした雰囲気に溶け込むようになじんで。
■5:雨の風情を味わうポジティブな思考が私のお洒落を彩る
気まぐれな雨もある。雨粒をまとって木々が輝くように、お気に入りのドレスもまた雨の風情を楽しむためのものと前向きに。目の覚めるようなエレクトリックピンクや流麗なフレアカット、切りっぱなしにしたような手の込んだディテール。ドレスに集まる視線を独り占めにすればいい。
※掲載商品の価格は、すべて税込みです。
問い合わせ先
- アレキサンダー・マックイーン TEL:03-5778-0786
- ポメラート クライアントサービス TEL:0120-926-035
- マルジェラ ジャパン クライアントサービス TEL:0120-934-779
- ヴァルカナイズ・ロンドン TEL:03-5464-5255
- プラダ クライアントサービス TEL:0120-45-1913
- ブラミンク TEL:03-5774-9899
- ザ ショップ スローン 神戸 TEL:078-335-7599
- TASAKI TEL:0120-111-446
- ジルサンダージャパン TEL:0120-919-256
関連記事
- 大政 絢さんがまとう、雨の日の「ブルネロ クチネリ」の着こなし|サルトリアルなムードをフェミニンにアレンジ
- 【白のワントーンコーデ】9スタイリング「ラグジュアリーな白」を初夏ファッションの絶対的エースに!
- 大人の日常を彩る「ホワイト・ブレンド」スタイル4選|曖昧なニュアンスで魅せるワントーンが今季のBESTな着こなし
- PHOTO :
- 長山一樹(S-14)
- STYLIST :
- 髙橋リタ
- HAIR MAKE :
- ヘア/TETSUYA YAMAKATA(SIGNO)、 メイク/AKIKO SAKAMOTO(SIGNO)
- MODEL :
- 大政 絢(本誌専属)
- EDIT&WRITING :
- 安部 毅、喜多容子(Precious)