彼女が愛用しているデニムパンツは、ぱっと目を引くワイドシルエット。レッグラインが見えないオーバーなシルエットなら、迫力が生まれてカジュアルの中にモード感を共存させることができます。彼女のコーディネートが、シンプルながらも絵になっていた理由を紐解きます。

■1:デニムONデニムはずるっとしたシルエットでインパクトをもたらして

濃いめのブルーデニムで格好良さを引き立てて。
濃いめのブルーデニムで格好良さを引き立てて。

NYファッションウィークでは、デニム素材のセットアップを着用していました。カジュアルなデニム素材も、上下で大胆に取り入れつつ、いずれもオーバーシルエットを選ぶとインパクトが出てモダンな印象にまとまります。ジャケットのボタンを多めに外しておけば、動くたびにお腹周りが覗いてヘルシー。スタッズがあしらわれたサンダルや、メタリックシルバーバッグという辛口小物をプラスすることで、コーディネートを引き締めながらスタイリッシュさを宿しました。

■2:ワンショルダーのトップスと鮮やかカラーバッグでコーディネートに動きをつけて

上下に黒を配置して、全体をバランスよく引き締め。
上下に黒を配置して、全体をバランスよく引き締め。

パリ ファッションウィークでキャッチされた際には、カーヴィーなワイドシルエットが印象的な、アイスブルーデニムパンツを取り入れていました。サイドストライプのローテクスニーカーを合わせ、ボトムはカジュアルに。そこに黒のワンショルダートップスを取り入れて、シンプルワンツーコーディネートに動きをつけました。胸下にあしらわれたフラップや白のトリムカラーが視線を上に誘導してくれるので、スタイルアップ効果も期待できます。仕上げに鮮やかなピンクのショルダーバッグを投入し、生き生きとフレッシュに彩りました。

■3:シャカシャカブルゾンで格好良い大人スポーティスタイルをつくる

さっと羽織れるナイロンブルゾンは、来たる梅雨シーズンにも重宝。
さっと羽織れるナイロンブルゾンは、来たる梅雨シーズンにも重宝。

2024年4月下旬、LAの街中でキャッチされた際には、ワイドフレアのデニムパンツでコーディネート。白カットソーとジーンズという王道カジュアルに、シャカシャカとした黒のナイロンブルゾンを加えスポーティな趣をプラス。光沢感のあるバッグで奥行きをプラスしながら、黒の面積を増やして格好良さをアップさせました。ヘアはタイトにまとめつつ、ゴールドのイヤリングを添えて都会的にきめて。


ヴィットリア・チェレッティの「デニムパンツ」コーディネートを3つお届けしました。モードな気分をトッピングして、慣れ親しんだ素材にこなれ感を宿しましょう。

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PHOTO :
Getty Images
EDIT&WRITING :
阿部芙美香